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関東の奥座敷とも呼ばれる温泉地、湯河原。その風情ある街並みには伝統のエンブレムを戴く新世代SUVがよく似合う。
東西に長く広がる静岡県と、関東の玄関口として名高い神奈川県を分ける伊豆半島。そこは大陸プレートのせめぎ合いによる火山帯の活動によって生まれる温泉の宝庫だ。なかでも通好みの地として知られるのが、湯河原である。ここは周囲の温泉地とは異なる静かな佇まいと奥ゆかしさで、多くの文人墨客に愛された場所。作家たちが自身と向き合い、物語を紡ぐには理想的な環境で、今もなお関東の奥座敷として、酸いも甘いも嚙み分けた大人たちに愛されている。成熟した旅人のディスティネーションである。

その湯河原に、2019年に誕生した温泉旅館が「三輪 湯河原」である。温泉旅館と聞くとまずは旧き佳き日本家屋を想像しがちだが、ここはひと味違う。墨色の壁にゴールドのファサードがあしらわれたその外観は、シンプルながらも洗練された美術館のよう。温泉街のなかにあってひときわ目を引く存在ではあるが、その設えのおかげで街の雰囲気に見事に調和している。

館内もモダンでありつつ、温かみのある照明と天然木が醸し出すテクスチャーが温泉旅館らしい落ち着いた趣をもたらし、凜とした空気のなかに安らぎが同居する。スイートを含む全17の客室は、居心地の良さを追求して作られており、その端端から、ゲストには時を忘れて寛いでほしいという想いが伝わってくる。
実際、身を置いてみると、外の喧騒が遠のき、自分だけ、あるいは旅のパートナーだけがそこにいるかのような特別な空気感に包まれる。しんとした静けさが、かつての文人たちが味わったであろう内省の時間を思わせる。そんな湯河原の魅力を現代の感性で丁寧に落とし込んだ三輪 湯河原は、通好みの旅人に愛される特別な一軒と言えるだろう。

STAFF
Photos: Koichi Shinohara
Words: Tsuneharu Kirihata
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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