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“エス・テー・デュポン”からバッグコレクション「デフィエクスプローラー」が登場

素材の巧みな組み合わせが導く、現代的な存在感

アイコニックなライターや筆記具、またはレザーアイテムで知られるフランスの“S.T. Dupont（エス・テー・デュポン）”。このたび登場したバッグコレクション「DÉFI EXPLORER（デフィエクスプローラー）」は、アクティブな現代のライフスタイルに活躍する、ラグジュアリーなアイテムといえる。

FASHION Oct 9,2025

1872年に、パリにて革製品を扱う店としてシモン・ティソ・デュポン氏が創業した“S.T. Dupont（エス・テー・デュポン）”。20世紀にはアンドレ氏とルシアン氏のデュポン兄弟がメゾンを継承し、高級旅行鞄などで人気となった。そして、まだ大戦中だった1941年に初めてライターを手がけ、それは戦後同メゾンを象徴するアイテムに発展している。またオードリー・ヘプバーンやジャクリーン・ケネディ・オナシスといった往年のセレブリティも顧客に名を連ね、彼らが愛用したバッグや筆記具もよく知られている。

都会的でアクティブな印象のバッグ

そんな伝統と格式を備えた“エス・テー・デュポン”から、主にメンズに向けたバッグコレクション「DÉFI EXPLORER（デフィエクスプローラー）」が先ごろ登場した。

ロゴと「ファイアーヘッド」モチーフが目を惹くメッセンジャーバッグの画像 — ロゴと「ファイアーヘッド」モチーフが目を惹くメッセンジャーバッグ。旅先でも活躍しそうだ。¥184,800（エス・テー・デュポン）

耐久性の高い、撥水性テクニカルナイロンに、レザーをマッシュアップしたような斬新なスタイルは、同ブランドのレガシーとクラフツマンシップを反映したものともいえるだろう。さらにメタリックなトライアングルディテールが、独特な存在感を生み出している。このソリッドなムードの意匠は、メゾンを象徴する「ファイアーヘッド」モチーフを再解釈したものという。

十分な収納スペースを備えたドキュメントホルダーの画像 — 十分な収納スペースを備えたドキュメントホルダー。よりカジュアルになっている昨今のビジネススタイルにも相性が良い質感。￥235,000（エス・テー・デュポン）

展開モデルは、メッセンジャーバッグ、ドキュメントホルダー、バックパックの3アイテム。いずれもオンビジネスからプライベートまで、幅広く使えるような雰囲気を備えている。さらにメゾンの初期から追求されてきた価値でもある、トラベルシーンなどで活躍するラグジュアリーかつ活動的なバッグという性格も、実現されている。「挑戦する探検者」というコレクション名はそのことを雄弁に物語っているようだ。

オンタイムとオフタイム、双方で使えそうなバックパックの画像 — オンタイムとオフタイム、双方で使えそうなバックパック。巧みに使われたレザーが、落ち着いた印象を生み出している。¥255,200（エス・テー・デュポン）

この「デフィエクスプローラー」コレクションは“エス・テー・デュポン”直営店と公式オンラインストアで販売されている。暑さがひと段落し、より活動的になる季節を、新たなバッグとともに迎えるのはいかがだろうか。

お問い合わせ先

エス・テー・デュポン: https://jp.st-dupont.com/

AUTHOR

エディター

菅原幸裕

『エスクァイア日本版』（エスクァイアマガジンジャパン）編集部を経て、『メンズプレシャス』（小学館）などでメンズファッションやデザインプロダクト、カルチャー等の企画を担当。それらの傍ら、紳士靴の雑誌『LAST（ラスト）』を創刊し編集長を務める。現在は『Advanced Time』本紙とオンラインのほか、さまざまなメディアにて、ファッションやライフスタイル分野でエディターまたはライターとして活動している。

STAFF

Writer: Yukihiro Sugawara
Editor: Atsuyuki Kamiyama