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東京、京都、大阪などに続き、新しいホテルの開業が話題となっているのが札幌。そんななか、2025年10月、札幌・中島公園の近くに「インターコンチネンタル札幌」が開業しました。都心にあるのに北海道の自然を感じる滞在ができると聞いて、訪れてみました。
札幌駅からクルマで10分。札幌の中心部にありながらも自然豊かな「中島公園」と、豊平川の中間という場所に、2025年10月1日、「インターコンチネンタル札幌」がオープンしました。
札幌初の外資系ラグジュアリーホテルであり、世界70ヶ国以上で展開するインターコンチネンタルブランドとしては北海道初進出として話題となっています。

エントランスでアートに迎えられ、エレベーターで9階へ。足を踏み入れた途端に非日常の世界に誘われ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
北海道の自然からインスパイアされたという「水・火・森」という3つの空間=水盤を配したフロントロビー、暖炉のあるファイアーラウンジ、そしてラウンジエリアがシームレスにつながっています。



その一角にある、ラウンジ&バー「Norva(ノーヴァ)」へ。予約しておいたアフタヌーンティー「Seasonal Afternoon Tea」を楽しみました。

ペストリーシェフが手がけるスイーツとシェフが担当するセイボリーがオリジナルのトレイに乗り、まるでジュエリーのよう。
この日、スイーツにはハスカップやインゲン豆、リコッタチーズ、そして、セイボリーには旬の野菜やボタンエビなど、北海道産の恵みがたっぷりと盛り込まれ、お茶とともにゆっくりと堪能しました。
紅茶のセレクションは18種類。カリフォルニア・ロサンゼルス発の「Art of Tea」の紅茶とハーブティーのサンプルが並んだ、大きなブック型のケースが運ばれてきて、香りを試しながら自分好みを選ぶことができます。
1杯目は「インターコンチネンタル札幌」オリジナルの「シトラスハーモニー」を選びました。ほかに、コールドブリューコーヒーなど紅茶以外のソフトドリンクも充実しています。
そして、札幌のシメパフェ文化に敬意を表し、最後に作りたてのパフェが登場するのもユニークです。季節ごとに内容が変わるのも楽しみ。予約が取りにくい日もあるという人気です。
149室あるゲストルームは、全て42平米以上。スイートルームは13室あり、各フロアのコーナー部分に位置する「ジュニアスイート」はラグジュアリーと快適さを兼ね備えています。
館内全体と同じく北海道の自然を意識したカラーコーディネーション、そして、自然美からインスピレーションを受けたアートワークが配されています。
まさに邸宅のような洗練された世界レベルのサービスと、温もりのある居心地のいい空間。大きく取られた窓からは、中島公園や豊平川の眺望が広がり、札幌の豊かな自然を感じることができます。


客室内アメニティにも細かな配慮があります。クローゼットには肌触りがよく、着心地のいいパジャマがあり、オリジナルのバスソルトは快適な睡眠と目覚めのために「DREAM」と「AWAKE」の2種用意されていました。


プレミアム以上のカテゴリとスイートルーム宿泊者は専用の「クラブインターコンチネンタル」へのアクセス付き。1日を通してドリンクやフードが楽しめるので、夕刻のアペリティフタイムや朝食時に利用しました。



この日のディナーは、スペシャリティレストラン「SAWAKA」にて。伝統的な日本の技法と現代的な創意が融合した、コンテンポラリー割烹という新たなジャンルの食体験です。
コース「En 宴」は、シグネチャーメニューの「豆腐エスプーマ 山葵 醤油 雲丹」から始まる10品構成。ライブカウンターでシェフたちの手業を目に、キッチンで魚や肉を焼く香りを感じながらの食事が楽しい。


手がけるのは、日本にルーツを持つ、ブラジル出身の日諸フェルナンドシェフ。和食を学んだあと、イタリア、米・カリフォルニア、カナダ、東京、福岡、沖縄など世界各地で研鑽を積み、さまざまなジャンルの料理とその背景にある食文化を習得してきました。
多文化・多国籍の経験を生かしながらも、「SAWAKA」の料理は奇をてらうことなく、北海道の豊かな恵み・食材をモダンなアプローチと優れた技術で引きたてています。


シェフの料理はまだまだ進化中だそう。次はどんな料理が供されるのか、これからも目が離せそうにありません。
ディナーの後は、ラウンジ&バー「Norva」のバーカウンターに席を移して。オーセンティックな雰囲気とコンテンポラリーアートが融合した空間でカクテルを。


カクテルはメニューブックから直感で選ぶのもよし、ミクソロジストと相談して決めるのもよし。

オーダーしたカクテルを味わいつつ、時を忘れて語り合い、札幌の夜は更けていきました……。
滞在中に利用したいのが、中島公園とその先にある山々を一望できる屋内温水プール。
翌朝は、不定期で開催されている「モーニングプールサイドアクティビティ」のひとつである「フローティングサウンドバス」を体験しました。
専用のベッドに横になってプールに浮かびながら、音の波に身をゆだねる新感覚のリラクゼーションです。


目を軽く閉じてプールに漂い、重力から少し解放され、無心になる。心と身体を包み込むサウンドバスは、予想していたより深い癒しのひとときとなりました。ほかに、プールサイドヨガの開催もあるので、滞在と合わせて体験を。
観光の拠点とするのももちろんですが、お籠り滞在にもぴったり。連泊で楽しみたい魅力にあふれています。滞在を旅の目的にしたいラグジュアリーホテルがまたひとつ増えました。

「インターコンチネンタル札幌」の「ツインクラシック」(朝食付き)ペア宿泊券を1名様に抽選でプレゼントします。
締め切り:2026年2月1日(日)23:59
ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録(無料)の上、ご応募ください。
STAFF
Writer: Fukuko Hamada
Photos & Editor: Atsuyuki Kamiyama
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