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ここ数年、観光地としての人気が再燃し、ホテルのオープンも続く静岡県・熱海市。首都圏からも名古屋からもアクセスしやすく、思い立ったら気軽に訪れることができるのも魅力だ。熱海のシンボル「お宮の松」の正面、目の前に熱海サンビーチが広がる場所に、2022年9月にオープンしたのがラグジュアリーリゾートホテル「熱海パールスターホテル」だ。海を眺め、日常を忘れて過ごせると静かな話題を呼んでいる。
JR熱海駅からタクシーで約5分。町家をイメージしたという、現代組子のシェードが印象な外観の「熱海パールスターホテル」。
エントランスを抜けると高い天井のロビーへ。フロント脇には伊豆石の巨石が配され、高さ10メートルの障子格子の行灯天井と組子による町家風の造り。その中心にあるラウンジでチェックイン。ロビーの壁面に飾られた、左官職人でアーティストの久住有生氏の印象的な作品を眺めながら客室へと向かう。
ホテルの目の前には熱海サンビーチが広がり、オーシャンビューの客室は海を眺めて過ごすのには絶好の場所。天気のいい日には、初島の先に大島も望むことができる。ホテル好きのなかでも眺め重視派や、お籠りステイ派にはうってつけだ。
客室は手すき和紙や木など天然素材を使った温もりのある空間。さらに魅力的なのは、すべての客室で自家源泉からくみ上げた温泉が楽しめること。
「ジュニアスイート オーシャンビュー“ROTEN”」は、客室のテラスで露天風呂に入りながら、海を眺めて過ごすことがかなう。
熱海温泉は海水の成分に似た食塩を含み、無色透明な塩化物温泉。保温効果が高く、美人の湯ともいわれている。
湯上りはバスローブに身を包んで、テラスでのんびり。冷蔵庫にある「熱海ビール」や「PEARL STAR HOTEL ATAMI SPARKLING ROSE WINE」(富士山ワイナリー)などを飲みながら、ただ海を眺めて過ごす贅沢な時間が過ぎていく……。
また、「客室のドアを開けたら正面には海!」という客室が「デラックス オーシャンビュー “ROTEN”」。リビングとベッドルームをひとつになっていて、テラスの露天風呂からはもちろん、ベッドからも海を望むことができる。
いずれも浴槽の温泉は水位が下がると自動で給湯、温度もキープされているため、思い立った時にいつでも湯あみが楽しめる。
STAFF
Writer: Fukuko Hamada
Photos & Editor: Atsuyuki Kamiyama
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