成熟世代のタブロイドマガジンAdvancedTimeをお手元に
ラグジュアリースポーツウォッチが空前のブームとなっていて、各ブランドはこぞってSSブレスモデルを発表している。そのなかで今年はチタンブレスモデルをちらほらと見かけるようになってきた。ラグスポウォッチの次なる潮流となりそうなチタンブレスウォッチから注目の3本をご紹介しよう。
今年50周年を迎えたオーデマ ピゲのロイヤル オークを筆頭に、ラグジュアリースポーツウォッチは今、ウォッチトレンドで外しては語れないテーマとなっている。その特徴のひとつは、ステンレススティール製のケース&ブレスレットが一体型となり、アクセサリー感覚で楽しめる軽快さだ。ここ数年で多くのブランドが、このステンレススティール仕様のブレスレットウォッチを発表し、いずれも好調なセールスを記録してブームに拍車をかけている。
ステンレススティールの一体型ウォッチが定着した中で、次なるトレンドが気になるところだ。そこでラグスポのスタイルは変えず、異なる素材にするだけでガラリと印象が変わるステンレススティールに代わる外装に注目したい。フルゴールドの時計はもちろんのこと、セラミックの時計を定番コレクションで持つブランドもあるし、加工に困難なフルサファイアクリスタルの時計まで登場している。その中で本命はチタンだ。今年はラグジュアリースポーツウォッチにもチタンを採用したモデルがじわじわと増えてきている。
チタンの特性は、ステンレススティールに比べて、軽くて錆びにくく、アレルギーにも有効であるということ。特に60%ほどの比重で軽量なチタンは、ブレスレットウォッチを長い時間着用しても疲れにくいのが魅力だ。ビーチリゾートなどでは海水による錆つきを気にすることなく、よりアクティブに振舞える。またブレスレットは肌に触れる部分も多いことから、金属アレルギーにも効果を発揮する。これまでは美しい仕上げが困難だったが、今年の新作は高級感のある質感のモデルが揃った。そんなチタン製ブレスウォッチの話題作を見ていこう。
ブランド復興25周年の2019年に発表されたA.ランゲ&ゾーネ初のスポーティライン。2019年のステンレススティール製のケース&ブレスレット、2020年のホワイトゴールドケースに続き、チタン仕様が登場。ステンレス同様に、ベゼル部分やブレスレットのコマのエッジにはポリッシュ仕上げ、ブレスレットの面の部分にはサテン仕上げを施し、高級感のある仕上がりとなっている。ステンレススティールと比べ、43%も軽量なチタンを使用しているので、装着感も抜群だ。ダイヤルには曜日表示と同社のアイコンである日付(アウトサイズデイト)の小窓が左右対称で配置されており、リューズ上下のプッシュボタンで操作が可能。しかもリューズでも曜日、日付を進めたり戻したりができる画期的な機能となっている。ブティック限定。12気圧防水。自動巻き。チタンケース&ブレスレット。ケース径40.5㎜。
フランス出身アーティスト、リチャード・オーリンスキーのコラボレーションシリーズから新たに登場したチタンのブレスレットモデル。特徴であるファセットをダイヤル、ケース、ブレスレットまで全体的に施して、ピラミッドスタッズにも似たアクセサリー感覚に近い1本に仕上げた。チタン製のブレスレット部分のランダムなファセットは美しく鏡面仕上げが施され、ラグジュアリースポーツウォッチでよく見かける鏡面仕上げとサテン仕上げの磨き分けをしなくても、ファセットの立体的な陰影で上品な質感を獲得している。グレード5のチタンを採用しているので、比較的ステンレススティールに近い発色で、軽量なのもメリットだ。自動巻き。チタンケース。ケースサイズ40㎜。7月発売予定。
日本の美意識を取り入れたデザインスタイルの新コレクションからチタンブレスレットのGMTモデルが登場。グランドセイコーは以前からチタン製ウォッチのラインナップは豊富で、通常のチタンよりも色が明るくて傷つきにくいブライトチタンを採用する。そのブライトチタンはステンレススティール同様にセイコーが得意とするザラツ研磨を施して、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせて稜線を際立たせた。チタンの持つ特性からスポーティな印象が強いが、グランドセイコーはビジネスシーンで使えるモデルが多いのも特徴だ。ダイヤルにはスプリングドライブの生まれた信州の冬の山肌を覆う「朝霧」を表現した型打ちパターンが施されている。スプリングドライブ自動巻き。ブライトチタンケース。ケース径41㎜。
●掲載商品の価格はすべて、税込み価格です。
STAFF
Writer: Katsumi Takahashi
TAGS
『AdvancedTime』は、自由でしなやかに生きるハイエンドな大人達におくる、スペシャルイシュー満載のメディア。
高感度なファッション、カルチャーに好奇心を持ち続け、今までの人生で積んだ経験、知見を余裕をもって楽しみながら、さらなる幅広い教養を求め、進化するソーシャルに寄り添いたい。
何かに縛られていた時間から解き放たれつつある世代のライフスタイルを豊かに彩る『AdvancedTime』が発信する情報をさらに充実し、より速やかに、活用できる「AdvancedClub」会員組織を設けました。
「AdvancedClub」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AdvancedTime』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AdvancedTime』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。
一緒に『AdvancedTime』を楽しみましょう!
vol.023
vol.022
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.021
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.020
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.019
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.018
vol.017
vol.016
vol.015
vol.014
vol.013
Special Issue.AdvancedTime×HARRY WINSTON
vol.012
vol.011
vol.010
Special Issue.AdvancedTime×GRAFF
vol.009
vol.008
vol.007
vol.006
vol.005
vol.004
vol.003
vol.002
Special Issue.01
vol.001
vol.000
成熟世代のタブロイドマガジンAdvancedTimeをお手元に
夏の肌疲れを癒す、アロマのパワー
庭師は極めたいし俳優も学びたい。華道や茶道、陶芸にもトライしたい
「ウェレンドルフ」のジュエリーが魅せる“本物の価値”
シックでクラフテッド、それでいて機能的。新時代を迎えた“ジャパンキッチン”
持ち前の「強さ」に「幸福感」が積み重なり、唯一無二の美しさを放つ──。
永瀬正敏が語る『箱男』。安部公房から直接、映画化を託され、27年間諦めなかった石井岳龍監督と形に。前編
イージー・ブリージーでノイジー。伝統車の快音に心が沸き立つ