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デニムはスタンダードなものだからこそその人のおしゃれのあり方を語り、映し出す“鏡”。アップデートしながら自分らしく着こなす2人にデニムとの向き合い方を聞きました。
母と娘、それぞれに、個性豊かにデニムを楽しむ姿が印象的。「デニムは、10代のころから80代になった今も、一緒に過ごしている“友達”のような存在です。スタンダードなものだからこそ、いかに自分らしく着るかが大切。デニムをどう味つけしているかで、その人のおしゃれ感度がわかります。そして同時に、長い時間をかけて楽しむ“永遠のアイテム”でもある。自分自身も、ヴィンテージデニムのように、年を重ねるほど味わいの出る人間になりたいですね」とサチコさん。そして、“自分らしく着る”というデニム論は、娘のちがやさんも同じ。
「年をとり、シワが刻まれることで、かっこよく着られるデニムもあると思うんです。だからこそ、常にそのときの自分に似合うデニムを探して、アップデートしながら着続けていきたい。“デニムをおしゃれに着られているから、今の私はまだ大丈夫!”と、自分の感性を測るための“おしゃれの要”がデニムなんです」
右/川邊サチコさん
「“GUCCI”のデニムジャケットに“MANTERO”のスカートを合わせて。昔は毎日のように着ていたデニムだけど、今はいつもと違う、若々しいおしゃれをしたいと思う日に着ています」
左/美木ちがやさん
「ヴィンテージのフレアデニムに“CECILIE BAHNSEN”のベロアキャミソールを。カジュアルでも素材で艶っぽさを意識します」
「“UNIQLO”のスキニーを“SAINT LAURENT”のシャツとジャケットでドレスアップ。ストレッチデニムのおかげで、デニムを楽しめる年齢の幅が広がりましたよね。でもストレッチに甘えてばかりではダメ!ちゃんと体型管理もしなきゃ!ヘアは、バレッタひとつで、ラフにまとめるのが定番です」
「左右の筒の太さが異なる個性的なデニムは“FACETASM”のもの。“GIANFRANCO FERRE”のタキシードジャケットで、ドレッシーに引き寄せます。ラフなデニムには、シルバーのジュエリーをたっぷり重ね、小物でも艶感を加えて。メークは引き算してナチュラルにしつつも、ヘアは少しつくり込んで。手抜き感をなくし、ピリッと見せたいですね」
1938年、東京都生まれ。1960年代から“クリスチャン・ディオール”のオートクチュールなど、かずかずのコレクションのヘア&メークを担当してきた、日本のヘア&メークアップアーティストの草分け的存在。
現在は、予約制サロン「KAWABE LAB」を主宰。
母・川邉サチコ氏と予約制サロン『カワベラボ』を運営しながら美容家、ヘア&メークアップアーティスト、カメラマンとしてマルチに活躍。母娘の共著『あの人が着ると、パーカーがなぜおしゃれに見えるのか』(主婦と生活社)も好評。
初出:2021年4月10日発行『AdvancedTime』07号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Photo: Ryo Toyoda
Editor: Nazuki Usui
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