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イタリアの老舗ファブリックメーカーと、アメリカ発祥のブランドとのコラボレーションが生み出す、現代性を備えたクラシックなメンズスタイル。さらに今回は生地にあわせて選ばれたワインを楽しむイベントが開催される。
世界三大生地産地のひとつ、イタリア・ヴィエラ地区でも最古といわれるファブリックメーカーである“ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(VBC)”。充実したアーカイヴを持ち、多彩な生地を手がける同社と長年コラボレートしてきたのが、三陽商会のブランド“ポール・スチュアート”である。特に“ポール・スチュアート”のMTM(メイド・トゥ・メジャー、オーダーメイド)は、 “VBC”の幅広いバリエーションから生地を選ぶことが可能で、三陽商会の自社工場による高品質なつくりで定評がある。
今回、10月下旬から11月にかけて展開されるMTMを中心としたストアプロモーションに向けて、ジャケット、スーツ、コートの3つの“ポール・スチュアート”アイテムに関して、“VBC”の生地を使ったオーダーサンプルを用意。さらにストアプロモーション期間中には、それらサンプルに使った生地と、イタリアンワインをペアリングしたイベントも開催される。
今回製作された3つのオーダーサンプルは、いずれも“ポール・スチュアート”のアイテムとのコーディネートも提案されている。選択した生地に関して、“ポール・スチュアート”デザイナーの佐藤浩之氏は以下のように、それぞれ解説している。
「まずこのコートの生地には、“VBC”の『21マイクロンウール』シリーズの『COVERT』を使っています。『21マイクロンウール』は、いわゆるスーパー表記規格外の太く強靭な南米産の原毛を使用した“VBC”独自の生地で、羊毛本来のプリミティブなタッチに魅力を感じています。さらに『COVERT』はいわゆるカバート・クロスのことですが、この生地の場合は経糸、緯糸ともに54番双糸を使うことで、緯糸に単糸を使う従来のカバート・クロスよりもクリアな発色としなやかさを実現しています。440g/mというウェイトはコート地としては比較的軽量ですが、生地が高密度なこともあり、現代においては理想的なコート向けファブリックといえます。この生地に最適と思い選んだのは『Clifford Coat (クリフォードコート)』。アメリカの“ポール・スチュアート”で50年以上CEOを務めたクリフォード・グロット氏の名を冠したシグネチャーモデルです。トレンチコートの原型ともいわれるタイロッケンコートをベースとしながら、一枚仕立てのラグランスリーブやチンストラップなどの“ポール・スチュアート”オリジナルアレンジが加えられています。ゆったりとしたシルエットがベルトを結んだ際に美しいブラウジングを描き、男性のエレガンスを演出します」
「スーツに使用した『REVENGE (リヴェンジ)』はSuper150’s原毛使用の、“VBC”でもトップレンジの生地です。高級原毛による滑らかな肌触りと艶感がありつつ、経緯双糸の構成で服に仕立てた際の保型性を高めて、ビジネスシーンおいても扱いやすい利便性も併せ持っています。270g/mの生地ウェイトはスーツを仕立てる上ではベストといえるでしょう。この生地に最適と感じて今回仕立てたスーツは、『EASTGATE (イーストゲート)』というモデル。お客様からも高く支持されているスーツです。高いラペルゴージ位置や第1ボタン位置、本バス芯・肩パット・ゆき綿などの内蔵物からなる立体的な胸周りによって、着た瞬間から堂々と胸を張った尊厳のあるスタイルになります」
「ジャケットには『VINTAGE (ヴィンテージ)』を使用。このシリーズは“VBC”の膨大なファブリック・アーカイヴの中から厳選してリリースされている点が魅力です。ただ、単に過去のものを再現するのではなく、あくまでも現代のライフスタイルに沿ってモディファイされていて、このグレナカート・チェックの生地はウール・シルク・リネンの混紡で軽くしなやかに仕上がっています。それはまた、クラシックなエレメントから新たな価値観(スタイル)を見出して現代に繋いでいく“ポール・スチュアート”には最適な生地といえます。選んだジャケットのモデルは「BAKER (ベイカー)」。“ポール・スチュアート”の中ではまだ新しいモデルです。その魅力をひとことで表現するなら『軽妙洒脱』。低めのラペルゴージ位置やボタン位置、肩パットはなく、柔らかな胸増し芯の内蔵物によって、肩の力が抜けた、リラックスしたスタイルを実現しています。このモデルはスーツでも展開しています」
そして11月8日には、上記の“VBC”3種類の生地に合わせた、3種類のイタリアンワイン(スパークリング、白、赤)のペアリングが楽しめるインストアイベントが開催される。それぞれのファブリックの特徴と、イタリアンワインの味わい、触覚や視覚と味覚を複合的に楽しむというのが、このイベントのテーマ。特に“VBC”最上級レンジの「リヴェンジSuper 150s」に合わせ選ばれた「イタリアワインの王」は注目だ。さらにポール・スチュアートのメンズウエアとともにエレガンスの真髄を語るトークショーやライブ演奏も予定されている。秋の夜長、五感への刺激に満ちた贅沢なひとときを過ごされてはいかがだろうか。
このイベントに5組10名様をご招待。以下応募フォームからご応募いただき、当選者にはご連絡申し上げます。また、当選者には当日素敵なノベルティをプレゼントします。
イベント内容
開催日時:11月8日(金)19:00スタート
・イタリアンワインプレゼンテーション
・トークプレゼンテーション:ワイン&ファブリックとスーツの特色、コーディネートなど
・ライブ演奏(終了予定 20:30)
■応募締め切り:2024年10月13日(日)23:59まで
ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録(無料)の上、ご応募ください。
STAFF
Writer: Yukihiro Sugawara
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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