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創業から170年以上にわたって世界中で愛されるデュワーズ。ハイボールの起源としても知られるスコッチウイスキーだ。その輝かしい歴史を振り返りながら、リニューアルを果たしたデュワーズ12年の味わいをレポートしていこう。
1846年にスコットランドのハイランド地方で、ジョン・デュワーが創業した「デュワーズ」。ジョンは、ウイスキー造りはもちろんのこと、ブレンディングやウイスキーを初めてガラス製のボトルに詰めて販売するなど、才気煥発な人物であった。その息子であるトミーは、自社のウイスキーをプロモーションすべく、ロンドンやアメリカへ出向き、さらに事業を発展させる。
1886年にはエジンバラ国際博覧会で初めてメダルを受賞。以降、品評会での受賞歴は1000を超える。ビクトリア女王の時代から英国王室御用達となって現在もその栄誉を保持しており、スコッチウイスキーを代表するブランドとなった。
デュワーズはトミーのプロモーションが功を奏し、アメリカでは特に高い人気を誇る。きっかけとなったのは、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーを通じて、当時のアメリカ大統領ベンジャミン・ハリソンがデュワーズを樽ごと購入してから。それが話題になって全米にデュワーズの名が広がった。アメリカ大統領の邸宅に最良のウイスキーを送るようにデュワーズ者に宛ててカーネギーが書いた手紙が現在でも残っている。
デュワーズは異なる種類のウイスキーの原酒を混ぜたブレンデッドウイスキー。ブレンドした原酒を再びアメリカンオークで6カ月以上熟成することで、まろやかで甘みのあるバランスのとれた味わいが特徴となっている。その味わいを生かした飲み方がウイスキーをソーダ割りしたハイボールだ。
諸説あるが、デュワーズはハイボールの起源として知られる。1891年、ニューヨークで2代目のトミー・デュワーが友人とウイスキーを楽しもうとサロンへ行った。そこで出されたグラスが小さかったために、トミーはウエイターに「もっと背の高い(high)グラスにしてくれないか。そうすれば、もっと楽しめる(have a ball)」といった。その瞬間、highとhave a ballを掛け合わせてハイボールが誕生したという。
ストレートやロックで飲むのも美味しいが、デュワーズを水やソーダ水で割ると麦の甘さが際立ち、すっきりとした後味が楽しめる。味のバランスが取れいているので、どんな飲み方にも対応できてバーテンダーからも支持されているのだ。
今回、デュワーズの中でも、最も人気のある「デュワーズ 12年」がフルリニューアルを果たした。12年以上熟成されたスコッチウイスキーのアバフェルディを中心とした原酒をブレンドし、1stフィルバーボンカスクでのダブルエイジ製法により、デュワーズ特有のなめらかな味わいと芳醇な香りを引き出した。
このリニューアルを記念して、デュワーズブランドの誕生から現在までの歴史や世界観に触れながら、新デュワーズ 12年を楽しめる体験型イベントを六本木ヒルズカフェ/スペースで開催(現在は終了)。また明治神宮前交差点にオープンした新商業施設ハラカドの屋上でもルーフトップバーを期間限定オープンした(現在は終了)。ハイボールの元祖らしくイベントでは新デュワーズ 12年を使ったオーソドックスなスタイルのハイボールから、味わいを引き立てるフレーバー・ハイボールも用意。デュワーズの歴史を学びながら、新しい味わいを試せるイベントとなった。
新デュワーズ12年の開発を手掛けた、デュワーズ初の女性マスターブレンダーである出てファニー・マクラウド。2019年~2023年のインターナショナルウイスキーコンペティションで、最優秀マスタブレンダー・オブ・ザ・イヤーに5年連続で選出されている実力派だ。
イベントはデュワーズの歴史がわかる体験型の展示に。スタートはトミー・デュワーズがお出迎え。
デュワーズ12年と、デュワーズの味わいの肝となるブレンディングのこだわりや、ウイスキーの製造を楽しく学べるようになっている。
デュワーズ12年の味わいを引き立てるフレーバー・ハイボール。シトラス、バニラ、ジンジャーペッパー、メイプルシナモン、アップルバジルの5種と、それぞれのフレーバーに合わせたペアリングフィンガーフードも用意された。
■応募締め切り:2024年6月30日(日)23:59まで
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STAFF
Writer: Katsumi Takahashi
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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