雄大な桜島を独り占め!鹿児島の文化と恵みを堪能する「シェラトン鹿児島」

鹿児島県・鹿児島市内の中心エリア、目の前を路面電車が通り、史跡巡りするにもアクセスのいい場所にオープンした「シェラトン鹿児島」。鹿児島の自然や景観を取り入れたシームレスな空間で寛ぎ、客室やレストランからは雄大な桜島を存分に眺めながら過ごすことができる。

LIFESTYLE Feb 5,2024
雄大な桜島を独り占め!鹿児島の文化と恵みを堪能する「シェラトン鹿児島」

鹿児島空港から車で約40分、JR・鹿児島中央駅からは車で約5分の場所に、2023年5月16日にオープン。ホテルに足を踏み入れるとすぐに、これまでの「シェラトン」というブランドイメージとは少し雰囲気が異なるのに気づく。世界中の人々が繋がる「Where the world comes together(世界が出会う場所)」という、新しいブランドコンセプトのもとに造られたホテルだ。

ホテルロビーの画像
ボタニカルに囲まれ自然と一体化したホテルロビー。

ニューヨークに拠点を置くCRÈMEが手掛けた館内は、鹿児島の自然や景観、地形などを取り込み、ホテル内部と桜島の壮大な景観を一体に感じられる造り。鹿児島をはじめとする日本の伝統的な職人技や素材、技術からインスピレーションを受け、随所に薩摩焼、薩摩切子、蒲生和紙、竹細工などの伝統工芸やモダンアートをちりばめてある。

チェックインを済ませ、客室へ。鹿児島のシンボルといえる「桜島」の名がつく客室は、高い建物にさえぎられることもなく、錦江湾の先の桜島を独り占め。「こんなに大きく、雄大な姿が見られるとは思わなかった!」という嬉しい驚きが待っていた。

桜島インペリアルスイートの画像
1室のみの「桜島インペリアルスイート(109平米)。(1泊1室2名まで)¥264,000~(消費税、サービス料込み。入湯税別)。

パブリックスペースに続き、室内も鹿児島の自然を感じさせるアースカラーの内装とインテリア。シンプルかつモダンで快適な空間となっている。

桜島ルーム1キングの画像
「桜島ルーム1キング」(1泊1室2名まで)¥28,000~(消費税、サービス料込み。入湯税別)。

また、1100m下の自家源泉、源泉かけ流しという温泉を備えるレアなホテルでもある。大浴場の脇には、服を着たまま利用できる足湯が用意され、男女一緒に“温泉ギャザリング”を楽しむ姿も。温泉とリンパドレナージュを組み合わせたメニューのあるスパ「リンパの女神」もあり、男性客や外国人も人気があるという。

大浴場の画像
ホテル宿泊者とスパトリートメント利用者専用の大浴場。

鹿児島食材と食文化の豊かさ、奥深さを実感

夕刻はホテル最上階の19階へ。薪焼きレストラン「FLYING HOG GRILL(フライング ホグ グリル)」と、メインバー「VIVARIUM(ビバリウム)」で、暮れゆく鹿児島の風景、そして、夜景を眺めながら食事と酒を楽しめるフロアだ。インテリアデザインは「火山灰と共生する豊かな文化」をキーワードに、火山灰の重なりや山のモチーフを取り入れてある。

「フライング ホグ グリル」は、薪窯でじっくりと焼き上げた鹿児島県産の食材を、最上階から望むダイナミックな桜島の景観とともに堪能できるレストラン。フレンチをベースに鹿児島の郷土料理にインスピレーションを得たというコースが味わえる。

ディナーコースの画像
ディナーコース「Flare」(9品。¥20,000)より料理の一例。

美しい前菜に続き、メインは、鹿児島県産の黒豚・黒毛和牛や、鹿児島近海で獲れる希少な魚介を薪焼で。旬の地元野菜もたっぷりと。

レストランの画像
夕暮れから夜景まで、眺めもご馳走。

ディナーの後は同じフロアにある、メインバー「ビバリウム」へ。高い天井、観葉植物やハンギンググリーンが植物園のように配された開放感ある造り。レストランとの間に設けられた、グリーンルームで栽培されたフレッシュハーブを使ったカクテルも楽しめる(ハーブはレストランで使われることもある)。

ビバリウムの画像
アンティーク調の大きな鏡を内装に生かしてある。
カクテルの画像
カクテル(1杯¥1,700~)。

バーテンダーと話をしながら、今日の気分に合ったカクテルやミクソロジーを。鹿児島県産のウイスキーで締めるのもいい。

桜島の雄大な眺めに惹かれたホテル滞在であったが、館内を巡り、食事や酒を楽しんでいるうちに、鹿児島特有の文化や食文化を知ることとなった。さらに奥深い魅力がありそうな鹿児島旅、あるいは、九州を巡る旅の拠点に最適だと感じた。

「シェラトン鹿児島」では、エクスカーションとして、地域文化に触れる機会も用意されている。

大瀬商店の画像
大島紬の老舗「大瀬商店」。1Fに大島紬ギャラリー&織り体験工房「ポンジー」を併設する。織り工場では、熟練職人の方々が製織している。
着物の画像
左/伝統を守りながら、色彩も豊かで、柄や風合いも日々進化している。 右/大島紬の着物を粋に着て、鹿児島の街を散策するのも愉しい。

一つが、1930年に創業した奄美大島群島を生産地としている国指定伝統的工芸品『本場大島紬』の老舗・大瀬商店だ。日本で最も長い歴史と伝統のある織物といわれる大島紬。その工程は30以上もあり、複雑で高度な熟練した技術をもった職人が1反を、約半年をかけて完成する。研磨された技術により、緻密な絣模様や、軽く、暖かく、しなやかで、着崩れしないといった数々の特徴が生まれている。

色・柄・風合いなど豊かなバリエーションが増え、着物だけではなく、洋装、インテリア、小物など様々な製品にも使われている。大瀬商店では工場見学や文化体験、大島紬のレンタル着物を着て鹿児島を観光するイベントも提案している。

お問い合わせ先
大瀬商店
鹿児島県鹿児島市荒田1-27-16 AceLife
099-254-3275
https://www.oose1930.co.jp/
ポットスチルの画像
クラフトディスティラリーとしては珍しい3基のポットスチルを備えている。
THE MELLOW BARと嘉之助蒸留所の画像
左/蒸留所内にあるバー「THE MELLOW BAR」。正面には吹上浜と東シナ海のパノラマ絶景が広がる。 右/薩摩半島西岸の9000㎡の広大な敷地に建つ「嘉之助蒸留所」。

もう一つの、「嘉之助蒸溜所」は2017年よりウイスキーの製造を始めたクラフトディスティラリー。1883年創業のから焼酎づくりに勤しんだ本格焼酎の蔵元、小正醸造が、長年にわたる焼酎造りで積み重ねた職人技で、蒸留酒の可能性を探求すべく始動した。

蒸留所の大きな特徴は3基のポットスチル(蒸留器)。小規模蒸留所では2基がスタンダードで、ウイスきはー通常2度の蒸留を行うが、2度目の蒸留の際にネックの形状や上部のラインアームの角度が異なるポットスチルを用いることで、原酒の香りや味わいをより豊かに変えることができる。

蒸留所のロケーションのよさも群を抜き、眼前には、日本でもっとも長い約50kmの吹上浜が広がる。

製造工程の見学ほか、白砂浜と美しい海を一望できるバーや、お酒やオリジナルグッズを販売するショップもある。

お問い合わせ先
嘉之助蒸溜所
鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
099-201-7700
https://kanosuke.com/products

シェラトン鹿児島」の宿泊券を抽選でプレゼント

読者プレゼント客室の画像

「桜島ルーム 2ダブル(2ベッドルーム、バスタブ付き)」(1泊1室2名。朝食付き)を1組様にプレゼントいたします。

■締め切り:2023年11月5日(日)23:59まで

ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録(無料)の上、ご応募ください。

応募は終了しました
お問い合わせ先
シェラトン鹿児島
鹿児島県鹿児島市高麗町43-15
https://www.marriott.com/ja/hotels/kojsi-sheraton-kagoshima/overview/

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