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「ハンガリーワイン」と聞いてもピンとこない人が多いかもしれない。ところが、一度ハンガリーワインの味わいを知ってしまうと、もはや他国産のワインには戻れないほどの奥深さに魅了される。 そんなハンガリーワインの知られざる魅力をご紹介したい。※記事の最後に読者プレゼントもご用意しています。
日本において「ワイン」と言えば、フランスを筆頭にイタリア、スペイン、ドイツ、カリフォルニア…といったところがおなじみだろう。また最近ではチリや南アフリカなどのリーズナブルなワインも人気だ。
その意味では、日本でのハンガリーワインは、あまり馴染みがないかもしれない。
しかし、ハンガリーワインの歴史は古く、その起源はローマ時代に遡り、19世紀には世界3位のワイン生産国になったほどのワイン大国だ。
EU法が規定する、食料品の原産地名認定・保護のための「原産地呼称保護制度」によると、ハンガリーには現在、すべての生産工程をその土地で行う「P.D.O.」が40、生産工程の一部を行う「P.G.I.」が6つあり「それぞれのテロワールを活かした個性的でクオリティの高いワインを生産しています」と話すのは、ハンガリーワイン協会会長のパップ英子さん。
「なかでも、トカイ地方で生産される貴腐ワインは、かの太陽王・ルイ14世が『王のワインにして、ワインの王』と絶賛したという逸話もあるほど高いクオリティを持つんですよ」(パップ英子さん)
トカイ産の貴腐ワインは、ソーテルヌ(フランス)、トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)とともに「世界3大貴腐ワイン」と並び称される。
トカイP.D.O.で栽培が認められているブドウ品種は6種類あるが、なかでも「フルミント」は、トカイ産貴腐ワインの最高峰である『エッセンシア』や『トカイ・アスー』の主な原料として知られている。
「2022年、トカイのオーガニック認証ワイナリー『セプシ』の創始者で、ハンガリーのワイン業界で最もリスペクトされているワイン生産者であるセプシ・イシュトヴァーン氏が、ヨーロッパ最優秀ワイン生産者賞を受賞しました。同ワイナリーの『トカイ・アスー』も高い評価を得ています」(パップ英子さん)
トカイの貴腐ワインは、上質な蜂蜜を彷彿とさせる黄金色のとろみが醸し出す濃厚な甘さの中に、わずかに感じさせる酸が飲み口をキリッと引き締める。
「貴腐ワインはコクと苦みのあるブルーチーズや、実はもろみ味噌なんかとも相性がいいんです。ぜひさまざまなお料理と貴腐ワインとのマリアージュを試していただきたいですね」(パップ英子さん)
ハンガリーワインは、大手ワインマーケットの通販の他に、ハンガリーワイン協会公認のインポーターによる購入が可能だ。
さらに、日本での普及活動として、同協会で名誉アンバサダーを務める高橋賢太朗氏が試飲会を積極的に開催している。
「ハンガリーワインの魅力や奥深さを知るには、やはり試飲していただくのが一番ですから」と高橋氏は語る。
高橋氏が主催する試飲会では、トカイの貴腐ワインを始め、ハンガリーチャンピオンワイナリーの白・赤、さらにはヨーロッパのミシュラン星付きレストランでも供されるプレミアムワインなど多種多様なラインナップが一度に味わえる。
「今後は、世界的に評価が高い和食はもちろん、味噌や醤油などの発酵食品とのペアリングを通じて、ハンガリーワインを広めていきたいと考えています。ハンガリーワインには、日本人だからこそ楽しめる新しいマリアージュを生み出す力があります。ぜひイベントやオンラインストアを通じて、その世界に触れていただきたいですね」(高橋氏)
「9月16日(火)に、ソムリエの富田葉子さんを講師にお招きし、ブダペストとつないだオンラインワインセミナーを開催します。ハンガリーワイン検定試験の受験対策も兼ねた基礎から学べるセミナーなので、この機会に多くの方にご参加いただけるとうれしいです」(パップ英子さん)
ワイン初心者にもワイン通にも驚きと発見をもたらすハンガリーワイン。秋の夜長にゆったりと楽しみたい。
参加ご希望の方は、下記よりお申し込みください。
https://hungaryjapan.com/hungarywinekenteiseminar2/
Steiglerワイナリー産の白ワイン『プレミアム フルミント』を抽選で3名様にプレゼント致します。
トカイの貴腐ワインと同じ、フルミント種100%で作られた辛口の白ワイン。熟した白桃や洋梨などフルーティなアロマに蜂蜜のようなニュアンスが重なり、オーク樽由来のロースト香が渋みと奥行きを与え、ミネラルの凝縮感ある余韻を残します。
クリームソースを使った料理や、ハードタイプのチーズとの相性が抜群です。
◾️締め切り:2025年9月28日(日)23:59まで
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Editor: Ryo Usami
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