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神戸と横浜には今も歴史的な遺産が数多く残っている。現代的なテクノロジーとも調和する2大都市を訪ねる際に選ぶべきは、最新の電動車。伝統と革新から導かれる豊かな暮らしの真理が、そこにある。
幕末、欧米列強の求めに応じて開港した神戸は、明治期に入ると外国人居留地が作られ、近代産業や文化の重要拠点として発展した。その後、第二次世界大戦での空襲や阪神・淡路大震災で受けた被害は甚大だったが、苦難を乗り越えたこの町には、今も貴重な文化遺産が数多く存在し、モダンな都市景観と融合した独特な空気が流れる。遠いはずの過去も、ごく近い存在として感じられる悦び。そして、異なる文化やテクノロジーを積極的に受け入れて咀嚼してきた先人の気概が、訪れた者の心に刺激をもたらすのだ。
日本屈指の港町への旅には、やはり進取の気概あふれるパートナーが似合う。“日産”『オーラ』は、その有力候補。ガソリンエンジンで発電し、モーターのみで走行する、先進の「e-POWER」システムの滑らかで力強い走りは、運転支援技術「プロパイロット(ナビリンク機能付)」と併せて長距離移動の疲れを軽減。状況に応じてエンジンが稼働するものの頻度は極力抑えられ、電動車らしい静けさが保たれる。
室内にはゆとりをもたらす演出も。電制シフトレバーを備えたコンソールは、使いやすさと美観を両立。随所に風合いのあるツイード調織物を配し、質感の高いフィニッシャーと組み合わせた居心地のいい空間で、ラグジュアリーブランドの革小物やバッグとも相性がいい。
思いがけず発見した路地にも躊躇せず入っていける小さな車体に、先進の装備と心安らぐ仕掛けを施した『オーラ』。“日産”が長い時間をかけて磨き上げた信頼性と、積極的な先進技術の搭載がもたらすフューチャー・ラグジュアリー体験は、神戸の気風に合い、さらなる未来に向かう風のそよぎを、モーター駆動の静かな室内で感じさせてくれる。
神戸西部、塩屋の丘に建つ「ジェームス邸」にて。
スパニッシュ・スタイルの塔屋と広い庭園が印象的な空間で、曲線で構成されたモダンな『オーラ』のスタイリングが華やぎを増す。
※許可を得て敷地内で撮影しています。
フューチャー・ラグジュアリーな『オーラ』の軽快なフットワークは、自然と行動範囲を広げる。 雄大な明石海峡大橋を渡り、淡路島から神戸を眺めてみよう。 好奇心のアンテナが、新たな訪問地を捉えるはずだ。
英国人貿易商のアーネスト・W・ジェームスは、神戸の歴史に名を刻む外国人居留者のひとり。彼の邸宅『ジェームス邸』は現在、神戸市の指定有形文化財となり、ブライダルやレストランに活用されている。
主の知見を基に築かれた「ジェームス邸」には、普遍の魅力がある。 歴史的な建築物を訪ねる神戸の旅に携えていきたいのが、“フォレ・ル・パージュ”のバッグだ。 貴族が狩猟時に使用する革小物やバッグを手がけていた歴史をもつフランスの老舗だけに、武器装飾の名残を感じさせるデザインの美しさと、優れた耐久性が特徴の逸品が揃う。 悠久の時を感じながら、『オーラ』と共に「これからの」フューチャー・ラグジュアリーを楽しもう。
主要諸元 | |
エンジン | 1,198cc直列3気筒エンジン+モーター |
最高出力 | 100kW(136PS)/3,183〜8,500rpm |
最大トルク | 300Nm/0〜3,183rpm |
全長×全幅×全高 | 4,045×1,735×1,525㎜ |
車両重量 | 1,260kg |
車両本体価格 | ¥2,699,400 |
STAFF
Photos: Koichi Shinohara
Writer: Kaori Sakurai
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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