恵み豊かな山口の味覚をディナーで味わう

食事はプライベート感のある半個室の食事処にて。三方を海に囲まれた山口県の旬の魚介を中心にした、おまかせの会席コースが味わえる。

コースは先付けの「烏賊の二色和え 生うに添え」 からスタート。ねっとりと甘い烏賊の下にはイカ墨のペースト。雲丹の甘みも加わった濃厚な味わい。「長門の烏賊の美味しさをとにかく最初に味わってほしい」という思いが込められたひと品は開業当時から変わらぬ定番だそう。

料理の画像
左／先付け「烏賊の二色和え 生うに添え」。　右／「宝楽盛り」。

八寸、お造りと酢の物を一緒に盛り合わせた「宝楽盛り」が登場すると、瞬時に場が華やぐ。

飾りの桶は、山口県内で唯一の桶職人で、公益社団法人国土緑化推進機構が定める「森の名手・名人」に選定された坂村晃によるもの。「ゲストの幸先がいいように」と、あえて底を開けてある。飾りは、客室のヘッドボードと同じ徳地和紙を使った細工。舌とともに目も楽しませてくれる。

メインの「焼き物」は、瓦をモチーフにした陶板でネギを乗せたふぐ、鶏を焼いて食べる「瓦焼き」。山口県オリジナルの柑橘「長門ゆずきち」を使った、「ゆずきち胡椒」を添えて、味変も楽しんだ。

料理の画像
「河豚と鶏の瓦焼き」。

セレクトされた地酒とともに、季節の味覚を堪能した夕食の後は、山口の文化を体験できるご当楽「大人の墨あそび」に参加。

「赤間硯（あかますずり）」は山口県の伝統工芸品。現存する職人は3名という希少品だ。粒子が細かくて磨りやすく、伸び、発色のいい墨汁が得られる。

この硯で墨を磨っていく。次第に無心になり、墨の香りで癒されていく。筆に墨を含ませて、思い思いの文字や絵を。

大人の墨あそびの画像
左／吉田松陰も当時、愛用したとされる「赤間硯」。　右／数十年ぶりに墨を磨り、筆で書く時間は大切な思い出。「大作」はお土産に。

ご当楽「大人の墨あそび」 で心を整えた後は、行灯を片手に夜の散策へ。昼間とはまた違った、温泉街をぶらぶらと。地元で愛される立ち寄り湯「恩湯」に行くのもよし。

温泉街の画像
日中とは、また違った雰囲気が漂う。

少し早く起きて朝の温泉街の風情を感じる

翌朝は、早起きして朝の体操と、そぞろ歩きに参加。スタッフとともに温泉街を歩き、住吉神社までぶらぶらと。長門湯本温泉の歴史やいわれも知ることができる。

紅葉の階段の画像
青紅葉が美しい「紅葉の階段」。

チェックアウト後は、再び街歩きして、ランチするのもいい。

「界 長門」のほぼ向かいにある「だいご長屋」は、古民家を移築してリノベーションした複合施設。1階は山口のソウルフード「瓦そば」の専門店「瓦そば柳屋」 。2階は昼間はカフェ、夜はバーに。

だいご長屋の画像
「だいご長屋」。
料理の画像
「瓦そば柳屋」の瓦そば。

ぶらぶらと川沿いを歩いた先には、昼は定食、夜は焼鳥が人気の「焼鳥 さくら食堂」。長門名物の焼鳥をぜひ。

料理の画像
「焼鳥さくら食堂」のランチ。焼鳥のみならず、刺身も美味。

温泉街を回遊するにつれ、連泊して楽しみたくなる魅力の多い長門湯本温泉。新店舗のオープンも続き、進化し続ける温泉街を次の旅の目的地にしてみてはいかが。

「界 長門」の宿泊券をプレゼント

界 長門の長門五彩の間（和室）の画像

「界 長門」のご当地部屋「長門五彩の間（和室）」（夕・朝食付き）ペア宿泊券を1名様に抽選でプレゼントいたします。

※有効期間：2025年8月1日～2026年1月31日。除外日あり。

◾️締め切り：2025年7月13日23:59まで

ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録（無料）の上、ご応募ください。

応募はこちらから

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「界 アンジン」

界 アンジンの画像
「サンブエナデッキ」からの眺めは最高！

思い立ったらすぐに行けるのが、アクセスのいい温泉宿の魅力。16 世紀末に日本に漂着し、徳川家康に取り立てられて日本名を授かった、英国人航海士・三浦按針（ウィリアム・アダムス）。彼のゆかりの地である、静岡県伊東市に位置する全室オーシャンビューの宿が「界 アンジン」だ。

滞在するのは海や船旅をテーマにした、ご当地部屋「按針みなとの間」。そして、太平洋を一望する最上階の大浴場で極上の湯あみを。湯上りには「サンブエナデッキ」で潮風を感じながらクラフトビールでのどを潤して！　https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaianjin/

お問い合わせ先
界 長門
050-3134-8092（界予約センター）
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainagato/

STAFF

Writer: Fukuko Hamada
Photos & Editor: Atsuyuki Kamiyama

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