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今年のサッカー・ワールドカップの開催地であるアメリカ。その決勝戦は「ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム」で予定されている。ただ、もともとニューヨーク市は、スポーツやエクササイズ、それらが導く新しいライフスタイルや文化、価値などを先導してきた街だった。今回のニューヨークの旅はそうした視点を軸に、ショッピングや食に限らない、よりリアルな街の魅力を味わうヴェニューやアクティヴィティを紹介する。
ニューヨークに行ったことがあるかと聞かれれば、イエス、と答える読者は多いだろう。ではニューヨーク滞在の印象は、と聞くと、案外答えに窮する方がいらっしゃるのではないだろうか。例えばまず思い出すのは、オフィスのゲスト用デスクと現地スタッフと通ったバーの店内、といった感じだったり。またはショッピングで訪れたブランドショップやオーガニックスーパーの店内など。つまり多くの人にとってのニューヨーク経験は、ビジネスの延長、または日常のライフスタイルの延長だったりするのだ。確かにニューヨークとはそういう場所かもしれないが、他方で地球全体から多種多様な人、コンテンツそして価値が集まり、切磋琢磨する都市だからこそ存在する独特な光景やヴェニュー(場所)、文化やアクティヴィティなどがあるはずだ。果たして、今回のニューヨークへの旅はそうしたものをさまざまに見出す経験となった。

今回のエアラインは「エア・カナダ」。カナダでの乗り継ぎ時間に「事前アメリカ入国税関審査(Pre-clearance)」を完了できるため、その後のフライトは国内線と同様の扱いになる。ニューヨークなどアメリカの大都市へのダイレクトフライトでよく遭遇する、入国審査の長い列に並ばずに済む。また、JFK、ラガーディア(LGA)、ニューアーク(EWR)の3空港に就航しているため、ニューヨークへのアクセスを念頭にフライトを考えることも可能だ(2026年6月〜10月、トロント/モントリオール発着JFK便は一時運休)。ちなみにマンハッタンに最も早くアクセスできる空港はLGAである。トータルのフライト時間は長くなるかもしれないが、ダイレクトフライトよりも疲れが軽減される、と感じる方もいるかもしれない。さらに“エア・カナダ”は2025年Skytraxワールド・エアライン・アワードにおいて「北米のベスト・エアライン」に選ばれている。



ニューヨーク滞在は4泊6日で、2か所に宿泊する予定。空港からまず向かったのは、タイムズスクエアに隣接するホテル「TEMPO by Hilton NEW YORK TIMES SQUARE」。「TEMPO」はヒルトングループの中でも、より現代的なライフスタイルの旅行者に向けたホテルブランドで、フィットネスファシリティなども充実。客室もまたアクティブな旅行者にとって使いやすいデザインになっている。もっとも今回のホテルで特筆すべきはやはり客室からのビュー。部屋にもよるが、高層階のホテルの真下にタイムズスクエアが広がり、林立する周囲のビルの存在感も相まって、「マンハッタンど真ん中」の感覚が味わえる。先日、日本の現代美術家・松山智一の作品が起用され話題となった、深夜23時57分からの3分間行われる「Times Square Arts Midnight Moment」も容易にアクセス可能だ。(TEMPO by Hilton NEW YORK TIMES SQUARE)
※記事下部にこの「TEMPO by Hilton NEW YORK TIMES SQUARE」宿泊券のプレゼントがあります。


ニューヨーク到着翌日にまず向かったのはミートパッキング・ディストリクト、廃線の高架を公園に整備したハイラインの南端に位置している、「ホイットニー美術館」である。彫刻家であり慈善家でもあったガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニーは、現代アメリカ美術のプラットフォームを創出する手段として、1930年に「ホイットニー美術館」を設立した。そして2015年にレンゾ・ピアノ設計の現在の建物が完成している。美術館ではホイットニーの志を継承するような2つの展示、1900年から1980年代にかけてのアメリカ美術を総覧するような「“Untitled”(America)」と、2年ごとに行われる現代美術展「WHITNEY BIENNIAL」が開催されていた。例えばエドワード・ホッパーのような画家の作品は、先述の「ホイットニー美術館」のコンセプト、そこから導かれた展示の文脈に位置付けられることで、その意義性はより高まり伝わるのだということに、展示を観覧することで気づかされた。(Whitney Museum of American Art)

その後ハイラインを北に、ミッドタウン方面に移動すると到着するのが、「ハドソンヤード」という街区。マンハッタンは時代を重ねた建築物が未だ数多く、スクラップ&ビルドは決して進んでいるとはいえないが、車両基地の上に人工地盤を築くという画期的な方法で行われたこの都市開発は、ニューヨークに久々に登場した「新しい街」だ。ショッピングフロアはまさにニューヨークの今を象徴している印象。“ルイ ヴィトン”や“ディオール”などラグジュアリーブランドはもちろん、高級腕時計の集積の脇にアスレジャーの旗手“alo”の大型ショップがあり、“ダンヒル”などNYでもここにしかないブランドが店を構える一方で、“ユニクロ”や“MUJI”、“ザラ”や“H&M”なども揃う。さらにイート&ダインは本格的なダイニングからオフィスワーカー向けのライトミールまで幅広い。今回遅めのランチに選んだのはギリシャ料理の「Estiatorio Milos(マイロ)」。2019年のオープン以来、数々のメディアで高い評価を得てきた。ヘルシーフードとしても注目されているギリシャ料理だが、海の幸の、素材の味を活かしたものという点で、日本人にとっても親しみやすいといえるだろう。ハドソン川を臨む、オフホワイトを基調とした明るくゆったりとした空間が生み出すホスピタリティも心地よい。(Estiatorio Milos)


食事後は、この「ハドソンヤード」を象徴する2つの施設を体験。まず訪れたのはトーマス・ヘザーウィックが設計した体験型のパブリックアート「Vessel(ヴェッセル)」。純粋階段&廊下ともいえるこの構造物は異物性溢れる外観だが、実際に中で昇り降りしてみると、ジャングルジムのような楽しさがある。長いフライトで傷んだ足にはいい運動だった。もうひとつの施設は屋外展望台としては西半球一高い屋外展望デッキ「edge(エッジ)」。訪れた日は残念ながら曇天だったが、晴天時には 眼下にニューヨークを一望でき、圧倒的な浮遊感が味わえそうだ。いずれも、自分の認識が拡張されるような、ユニークな体験だった。(Hudson Yards)


その後夜に訪れたのは、「マディソン・スクエア・ガーデン」。コンサート会場、またはボクシングやプロレスの会場として知られる老舗アリーナだが、NBA(バスケットボールリーグ)のニューヨーク・ニックス、そしてNHL(アイスホッケーリーグ)のニューヨーク・レンジャーズのホームでもある。この日行われていたのはNHL、ニューヨーク・レンジャーズとオタワ・セネターズの試合。スピーディーでワイルドなアイスホッケーのプレイもさることながら、ホームゲームならではの観客席の熱気に圧倒された。煽りや仕掛けを感じさせない、ひとりひとりの観客から湧きおこる盛り上がり。スポーツのパワーと、それを前向きに楽しみ尽くすニューヨーカーのポテンシャルを目の当たりにした瞬間だった。ちなみに次のNHLのシーズンは、2026年9月に開幕の予定。(Madison Square Garden)
2名1室、2泊3日宿泊券(朝食付き)をプレゼントいたします。
*プレゼントチケットの使用有効期限は2027年7月1日までです。
*当選券は当選者のみの権利となります。譲渡、転売、換金不可。現地までの渡航費、空港送迎料金は含まれておりません。
◾️締め切り:2026年7月26日(日)23:59
ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録(無料)の上、ご応募ください。
リアルなNEW YORK CITYを感じる旅・宿泊券プレゼント(後編)/「アクティビティの意外な視点、新たな感覚で味わうニューヨークの魅力」はこちら
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Writer: Yukihiro Sugawara
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