パテック フィリップのブティックが銀座・並木通りに満を持してオープン!!

国内最大規模の販売拠点が誕生

高級ブランドが軒を連ねる世界有数のショッピングタウン、銀座。ここ数年、ブティック化を推し進める時計業界の進出は目を見張るものがあった。その中で、最後の大物といえるパテック フィリップのブティックがついに銀座の並木通りにグランドオープンを果たした。

FASHION Mar 30,2025
パテック フィリップのブティックが銀座・並木通りに満を持してオープン!!

これまで腕時計はいくつものブランドのショーケースが並ぶセレクトショップのような専門店を通じて販売されることが多かった。しかし自分たちの世界観をより表現できる空間で、顧客と密接な関係を築きたいと考える時計ブランドは、自分たちだけの商品だけが並ぶブティック化を推し進めるようになっている。時計の魅力をダイレクトに伝えることができることに加え、豊富な商品知識と丁寧な接客、特別なイベントへの招待、行き届いたアフターサービスなど、ファンを増やしていける仕組み作りのメリットは大きい。

そうした時計ブランドたちがこぞって目指したのが、日本が世界に誇るショッピングタウンである銀座エリアであった。とりわけ銀座・並木通りは、高級時計通りといっても過言ではないくらい有名ブランドのブティックが軒を連ねている。

これまで決してブティック化に積極的でなかったパテック フィリップ。しかしここ数年で新店舗オープンが相次いでいる。そしてとうとう今年1月、銀座・並木通りに「パテック フィリップ ブティック 東京 銀座」をグランドオープンさせた。国内では青山に次ぐ、国内2店舗目となる「ブティック」形態であり、最新コンセプトとしては初の路面ブティックで世界に誇るショッピングタウンである銀座エリアに満を持してのオープンとなった。

パテック フィリップ ブティック 東京 銀座のグランドオープンのセレモニ―の画像
グランドオープンのセレモニ―では、エントランス前でテープカットが行われた。ブティックのグランドオープンにはパテック フィリップのスイス本社からティエリー・スターン社長も駆けつけた。写真右から、パテック フィリップ ジャパンの長野英樹社長、アワーグラス本社のマイケル・テイ代表、パテック フィリップのティエリー・スターン社長、アワーグラス ジャパンの桃井敦社長。

ゆったりとした店内は、パテック フィリップの売り場面積として国内最大級の贅沢な空間が広がる。内装はパテック フィリップの最新コンセプトでブランドのイメージカラーによるアイボリーとブラウンをベースとした色調で統一し、その洗練された空間の中にスイスから輸送されたラグジュアリーなインテリアやシャンデリアが設置される。ブティックは1フロアのみだが、外観のファサードが2フロアまで指定の石材を外壁に貼り付けられていて、ビル全体がパテック フィリップのブティックのような印象をもたらす。その外壁にはブランドのアイコンである「カラトラバクロス」を刻まれ、暗くなってライトアップされると模様が浮かび上がり、並木通りにパテック フィリップ ブティックの存在感をいっそう際立たせるのだ。

パテック フィリップ ブティック 東京 銀座の画像
エントランスを抜けると、約200m²という国内最大規模の贅沢な空間が広がる。店内には常時約80本の時計がディスプレイされる。

バーカウンターでラグジュアリーな空間に浸る

「パテック フィリップ ブティック 東京 銀座」は、2024年8月まで「アワーグラス銀座店」があった立地。店舗はパテック フィリップ本社の意向でブティック仕様へと全面リニューアルを果たし、運営を行っている。内装はもちろん什器に至るまでパテック フィリップの最新コンセプトが導入され、その世界観が表現される。その中で、運営するアワーグラスらしさが出ているのが、大型バーカウンターの設置だ。バーカウンターはアワーグラス銀座が高級時計店の店内で初めて導入したシンボリックな存在。パテック フィリップ ブティックでも正面奥に配置され、入手困難なジャパニーズウイスキーをはじめとした銘酒がずらりと並び、グラスを傾けながら商談を楽しめるようになっている。

パテック フィリップ ブティック 東京 銀座の画像
店内を奥に進むと現れるバーカウンター。グラスを傾けながらパテック フィリップについて語らうことができるサロンのような役割も果たす。

広々とした店内は、エントランスを抜けると、タイムピースの展示、左右に接客・商談スペース4セットが設けられている。また人目を気にせずにゆっくりと時計を見ることができる大きな多目的ルームも用意。その他、ストラップ交換やブレスレット調整といったメンテナンスがその場で受けられるエッセンシャル・メンテナンスカウンターも設置されている。

パテック フィリップ ブティック 東京 銀座の画像
新たに設置されたエッセンシャル・メンテナンスカウンターでは、スイス本社が定める研修を受けた技術者が常駐する。ストラップ交換やブレスレット調整、バッテリーサービスなどのメンテナンスをその場で受けられる。
パテック フィリップ ブティック 東京 銀座の画像
クローズドの空間で寛げる多目的ルーム。商談はもちろんケータリングサービスでちょっとしたイベントも行える。

アワーグラス ジャパンの桃井敦社長は、世界有数のショッピング街である銀座で、多くの時計ブランドのブティックが立ち並ぶ中、時計界の王者であるパテック フィリップのブティックがないのはおかしい、と以前から思っていたという。実際に銀座・並木通りで空き物件が出るたびに出店の提案をしてきたが、実現はしなかった。それが突然動き出したのは2022年のこと。前年に全面リニューアルをしたばかりであったが、スイス本国から許可が下り打診があると、ふたつ返事で承諾した。

父親の影響で幼少の頃からパテック フィリップに親しんできた桃井社長は、時計業界で働き始めると、パテック フィリップの複雑機構などの精緻なモノ作りと時代を切り拓くデザイン性にますます魅了されていった。これまでもアワーグラス銀座店でパテック フィリップの時計を扱い、規模を徐々に拡大させていった。そしてとうとう長年の夢であった銀座でパテック フィリップのみを扱うブティックを運営できるようになった。

最近は予約が必要な高級時計ブティックも多くなってきたが、この「パテック フィリップ ブティック 東京 銀座」は気軽に立ち寄ってほしいという。バーカウンターで時計談義に花を咲かせて、一杯ひっかけたあとに銀座の夜に出かけるのもいいだろう。格式の高さを保ちながら、より多くの人にパテック フィリップの魅力を伝えていく発信地となっていくに違いない。

パテック フィリップ ブティック 東京 銀座の画像
2階までパテック フィリップの壁面にしたブティックの外観。ライトアップされるとカラトラバクロスが浮かび上がる。並木通りの新しい顔にふさわしい存在感だ。
お問い合わせ先
パテック フィリップ ブティック 東京 銀座
東京都中央区銀座5-4-6 ロイヤルクリスタル銀座
03-6264-5307
営業時間:11:00~19:00
無休(年末年始を除く)

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