世界で2店舗目の「グッチ ジャルディーノ」が大阪にオープン

イタリアと日本、互いの深い理解が導く空間、時間

グッチ大阪のリニューアルとともにオープンしたバー「グッチ ジャルディーノ」。フィレンツェに続き世界で2店舗目となるこのバーは、イタリアと日本の文化を巧みにミックスしながら、唯一無二の体験そして価値を生み出す、“グッチ”の新たな表現といえるだろう。

LIFESTYLE Nov 29,2024
世界で2店舗目の「グッチ ジャルディーノ」が大阪にオープン

11月23日に、グッチ大阪のリニューアルと併せてオープンした「グッチ ジャルディーノ(GUCCI GIARDINO)」。フィレンツェ・シニョーリア広場にある同名店に続き、世界で2店舗目となるこのバーは、その際立った個性で、大阪という街においても現在最注目のスポットといえる。

イタリアと日本、文化の融合が生むホスピタリティ

「グッチ ジャルディーノ」のレセプションまでのアプローチとエントランスから見えるメインバーの画像
左/「グッチ ジャルディーノ」のレセプションまでのアプローチ。黒大理石の階段に、壁面は「グッチ ロッソ アンコーラ」。 右/エントランスからメインバーを望む。奥にはバーカウンターが設えられている。

グッチ大阪の店内奥のドアから照明が抑えられた階段を上り、バーのレセプションに到着する。この時点で来訪者は異郷感を強く感じることだろう。全体で約109㎡という余裕ある空間には、バーカウンターとテーブル席を配したメインバー、プライベートな時間を求めるゲストのための個室、そしてより革新的なバー体験が味わえるラボラトリーが設えられている。

カウンター席とテーブル席の画像
上/メインバーにはカウンター席とテーブル席が配置されている。テーブル席のソファーはメイド·イン·イタリー、「グッチ ロッソ アンコーラ」に彩られている。 下/店内には個室の用意もある。ブラックのレザーソファーが壁沿いに配された空間は、ラグジュアリーかつインティメイトな雰囲気。

メインバーのインテリアには、京都·京セラ美術館で開催されている『GUCCI COSMOS』展でも印象的だった、グッチのシグネチャーカラーである「グッチ ロッソ アンコーラ(深みのある赤)」が壁面に配されて、空間の基調を成している。イタリアメイドのソファーや家具と竹などを使った日本的な意匠が巧みに組み合わされて、フィレンツェの「グッチ ジャルディーノ」とは一味違った空間となっている。

カクテルの画像
左上/「大阪アモーレ」。日本酒『月の桂』にごり酒をベースに、焼酎、北海道産生クリーム、金木犀のエッセンスを交えたカクテル。イタリアの文化と日本の食材への愛が表現されている。 右上/「生きがいニート」。ウイスキー『響』に、宇治抹茶リキュールやハニーエッセンス、シトラスジュースなどを交えたカクテル。ストレート、またはロックで。 左下/「ネグローニの追憶」。フィレンツェの「グッチ ジャルディーノ」のシグネチャーカクテル。独自のボタニカルジンをベース、マンチーノ·ヴェルモット、柚子酒などを交えて。 右下/「エスプレッソ マルティーナ」。これもフィレンツェの「グッチ ジャルディーノ」のカクテル。トンカ豆バーボンに、ホワイトチョコレートリキュール、バニラシロップ、エスプレッソなど。

メインバーでは、フィレンツェの「グッチ ジャルディーノ」でも提供されているシグネチャーカクテルのほか、バーマネージャーであるセバスチャン·ヴィゲラ氏が創り出したオリジナルカクテルが味わえる。チリにて、イタリア人の母のもとに生まれたヴィゲラ氏は、世界各地を巡りワインとミクソロジー(カクテルづくり)を研究してきたという。日本での10年以上の実績をもとに、今回大阪の「グッチ ジャルディーノ」の、バーマネージャーに就任。彼の手になるカクテルは、日本酒『月の桂』をベースとした「大阪アモーレ」やウイスキー『響』と宇治抹茶を使った「生きがいニート」など、日本の文化も加味した、ミクソロジーの妙味が感じられるものとなっている。

また、今回この「グッチ ジャルディーノ」限定で、京都にて約350年の歴史を持つ酒蔵「増田徳兵衛商店」と“グッチ”のコラボレーションによる「月の桂30年ヴィンテージ」も提供されている。その名が示す通り30年ものの古酒で、カラメルやダークチョコレート、そしてウッディでムスクまでも感じる、複雑ながら調和がとれた味わいとなっている。さらに数々のヴィンテージジャパニーズウイスキーなども常備されている。

料理の画像
左/「餃子 ボロネーゼ」。日本とイタリアで日常的に愛されている美味しさを融合。和牛をパスタで包んで餃子風に仕立て、ボロネーゼ、パルメザンクリーム、バジルの3色のソースで味わう。 右/「そばカルボナーラ」。そばがローマへと旅に出て、小さなトラットリアでペコリーノチーズと昆布に出会ったら……ローマの定番メニューであるカルボナーラを遊び心ある物語でアレンジ。

バーフードも充実している。「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ」のシグネチャーであるエミリアバーガーのほか、「そばカルボナーラ」や「餃子ボロネーゼ」といった、日本とイタリアのカジュアルフードをアレンジした料理、「抹茶ティラミス」のようなデザートまで多彩なメニューが用意されている。

カクテルとフードのペアリングの画像
ラボラトリーで提供される、オリジナルカクテルとフードのペアリングの例。ラボラトリーは最大4名までの完全予約制、1名¥18,000(税・サービス料込み)

そしてバーマネージャーであるヴィゲラ氏の、ミクソロジストとしての才能が遺憾なく発揮される場がラボラトリー。メインバーと一転、ステンレススチールのカウンターが印象的な空間には、アルコールを蒸溜するエバポレーターや遠心分離機などの器具が置かれ、その名の通り研究室の趣。ここでさまざまな香りを抽出したオリジナルカクテル4種と、一口サイズのフード4種のペアリングコースが、完全予約制による人数限定で提供される。まさにケミストリーといえるカクテルの味わいは、独創的なフードとともに、唯一無二の体験といえる。

カクテルとセバスチャン·ヴィゲラ氏の画像
左/ノンアルコールのカクテルである「エレベート:イタリア匠の技」。独自につくられたアルコール0%のジンをベースに、さまざまなエッセンスを交えている。 右/「グッチ ジャルディーノ」のバーマネージャーであるセバスチャン·ヴィゲラ氏。チリのサンティアご出身。郷土の豊かな伝統に根ざしたピスコサワーとの出合いから、ミクソロジーの道へ。1歳からニューヨーク、マイアミ、ローマ、リヨン、ハリスコなど世界各地を旅しながらミクソロジーとワインの研究を重ねる。日本での10年以上の実績を経て現職。

また、ヴィゲラ氏のミクソロジストとして才が強く感じられたのが、ノンアルコールカクテルの充実。ヴィゲラ氏によりつくられたアルコール0%のウイスキーやジンをベースとしたカクテルは、ウイスキーやジンが持つ風味や香りがより際立ち、アルコール飲料を楽しむのとは別種の体験をもたらしてくれる。普段飲酒を楽しむ人にもお薦めといえる。

「グッチ ジャルディーノ」の画像

イタリアと日本、双方の伝統や文化を尊重しつつ、クリエイティブな刺激も盛り込んだホスピタリティを実現している「グッチ ジャルディーノ」。 “グッチ”の美学の新たな表現として、五感でしっかりと味わいたい。

Gucci Giardino
グッチ ジャルディーノ

大阪府大阪市北区梅田2-2-22ハービスPLAZA ENT
【営業時間】17:00〜24:00(ラストオーダー 23:30)
※定休日は施設に準じます。
06-6343-0080
https://www.gucciosteria.com/ja/osaka-garden

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