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ホテルのレストランや街のビストロではシーフードのみならず、肉料理もとっても充実しています。新鮮な牧草のみを食べて育ったグラスフェッドビーフや鹿など、ローカル産の赤身のお肉はさっぱりとしていながら旨味があり、またニュージーランド産のラム肉やオージービーフなど、オセアニア産のお肉ももちろん豊富。脂肪を抑えたお肉類は野性味があり、シンプルなステーキやローストも深い味わい。
それに加え、フランス領らしくフランスワインやオーストラリアワインなど、ワイン文化も発達しているから、シャルキュトリーやチーズ、フランスパンなど、ワインのお供になる食べ物も街にはいっぱいあり、そんなおつまみとワインを楽しみ、メイン料理として美味しい肉料理をがっつりと。そういったフランス仕込みのリュクスな食事が楽しめるのもニューカレドニアの強みです。



ニューカレドニアに行ったらトライしてみたいのが、先住民族・カナック族の伝統的なお祝い料理として有名なブーニャ。主食であるタロイモ(里芋に似たお芋)やヤムイモ(山芋に似たお芋)と、魚やポーク、チキンなどメインの具材と野菜をココナッツミルクと塩だけで味付けし、バナナリーフで包み、土の中で数時間蒸し焼きにするという時間のかかるハレの日のお料理です。最近では洗練されたお料理としてアレンジされ、高級レストランでも登場することがあります。
今回頂いたのは、ホテル『ル・メリディアン・イルデパン』のレストラン『La Pirogue Restaurant』。こちらでは、伝統的なメラネシア料理とフレンチの技法を融合したお料理が頂けますが、この日のブーニャはサワラ。低温でじっくり蒸しあげられているから、しっとりと柔らかく、ほんのり香るココナッツミルクが南国気分。優しくまろやかな味わいでとても美味しい!
また前菜に出された約5cmサイズの大きなエスカルゴは5年もの。イルデパンにしか生息しない固有種だそうで、島からの持ち出しが禁止されている名産品。まるで巻き貝のように見えるこんな大きなエスカルゴは初めて! やわらかいのに歯ごたえがあり、ガーリックを効かせたパセリバターソースは絶品。ワインにぴったりです。これを頂くためにイルデパンに行きたいぐらい。


美味しいもの好きの人にとって欠かせないのが市場のそぞろ歩き。朝市には、生鮮食料品と共に、中華料理やベトナム料理のデリ、デニッシュやスイーツなど、その場で頂けるフードがいっぱい。ハチミツや手工芸品などのお土産もあるので、地元の方に混ざって、観光客もローカルの南国フルーツやお魚などを眺めながらお買い物も楽しめます。
中でもおすすめは市場の中にあるカフェ『La Buvette Du Marche』。キッチンに面したカウンターに座り、パリのカフェさながら、本場仕込みの大きなボウルで頂くカフェオレや焼き立てのクロックムッシュ、バゲットのサンドイッチ、ホットドッグなどが頂けるので気分が盛り上がります。


フランス領のため、美味しいベトナム料理屋さんが多いのも特徴。南国ではやはり無性にアジアンなお料理を食べたくなるときがあるものです。サントルヴィルにある、コーディネーターFUMIKOさんおすすめのベトナミーズレストラン『Snack Centralma』でフォーや焼きそば、スパイシービーフ&ライスなどをチョイスし、ちょっぴり甘めのベトナミーズコーヒーを締めに頂いたら、気分はすっかりアジアン。フレンチに飽きたらぜひトライを!
STAFF
Edit: Maiko Takeda
Composition: Kyoko Seko
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