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ユニークなグルメ体験が待つのは、3階の炉端焼きレストラン「Robata OYAMA」。駿河湾の魚介や御殿場の鶏肉、うまみたっぷりの地元野菜といった、静岡の食材を盛り込み、シンプルながらも滋味深い料理が、コースまたはアラカルトで味わえる。
煙臭さのない炉端焼きスタイル。料理人がカウンターの前で調理し、食材を焼く姿を目にしながらのディナー。今日入荷している食材や料理について、やり取りするのも楽しい。そして、シャンパーニュやワイン、日本酒などバイザグラスでオーダーできる種類が多いのも嬉しい。もちろん、銘醸ワインのボトルも揃う。
ホテル宿泊者にとっては別な視点のお楽しみもある。例えば、客室からディナーに向かう時。客室からエレベーターでロビーフロアに降りると、目の前には、さながらサーキットのスタンド前のメインストレートのように、イタリアンダイニング「TROFEO イタリアン」まで続く、真っ直ぐな導線。躊躇することなくラウンジを通り抜ければ、スタッフが待ち受けるゴールだ。
そう、館内の至るところに自動車やそのパーツをモチーフにしたアートが配され、巡る楽しみもある。
ラウンジやレストランとは少し離れたところにある「BAR 4563」にも、ディナーの前後に立ち寄りたい。
灯りを落とした空間で、オリジナルカクテルやハードリカーを味わい夜は更けてゆく。
意外と知られていないのが温泉とスパの存在。ホテル棟から「Omika Wellness & Spa」へ、館内ではあるが、ナチュラルな雰囲気のアプローチを歩いてアクセスする。その間に、自然とリラックスした気分へと切り替わる。
温泉「富士大御神(おおみか)温泉」は宿泊者とスパトリートメント利用者だけのお楽しみ。ホテルの地下、1500mから汲み上げた自家源泉だ。
温泉で体を温めた後に、ぜひ受けたいのがスパトリートメント。シグネチャーメニューの「グリーンティーピュアリチュアル」は静岡県産のお茶パウダーと国産海塩をブレンドしたオリジナルスクラブで体を浄化した後に、備長炭ストーンと季節の緑茶をブレンドした和薬草ボールで体を温めながらのマッサージ。茶香炉から漂う、お茶の香りに包まれながらのトリートメントで身も心も癒される。性別を問わず人気だというのもうなずける。
24時間利用可能なジムには、マルチファンクションなどのマシンの奥に、レーシングシミュレーターがあり、予約制で利用ができる(利用は7:00~24:00)。かなりの人気というのも納得できる。初心者からプロフェッショナルまでのレベル、車種も選べ、富士スピードウェイを走る本格的なシミュレーターのトレーニングは、ペーパードライバーに近い私であってもかなり興奮しながら楽しめた。
さらに、ホテル棟のエントランスには、独・BOSCH社製のActive Line Plusを搭載したteranの電動アシストバイク「VEKTRON S10」が駐輪。宿泊者には無料で貸し出されるので、富士の裾野のツーリングも楽しめる。ホテル作成の地図には初心者向けのショートコースから、高低差のある本格的なコースもあり、自然の中を走る快感を得られる。
翌日、「富士モータースポーツミュージアム」を巡ると、モータースポーツの歴史をたどるだけでなく、それぞれの時代の文化や風俗なども知ることができて面白い。1階は1800年代末に始まったというモータースポーツの黎明期を代表するクラシックモデルが、その進化の過程を追うように並べられ、展示車それぞれの紹介はもちろん、その時代を象徴する人物や歴史的写真が飾られている。フロアの柱などに見学の経路順を示した番号が大書されているので、順を追って行きやすいのがいい。1920~30年代に入るとブガッティやアルファ・ロメオ、メルセデス・ベンツといった、いまも残る自動車メーカーの車が増えてきて、親近感を覚える人も多いはずだ。
エレベーターで2階に上がると、そこには一度は目にしたことがあるような自動車がベースのレーシングカーも増えてくる。このフロアでは悪路などを舞台に行われるラリー競技「WRC」や、世界三大レースのひとつに数えられる「ル・マン24時間耐久レース」のコーナー、サーキットレースの最高峰である「F1」、あるいは富士スピードウェイで繰り広げられたさまざまなカテゴリーを代表するレーシングカーなど、ジャンル別での展示が見どころ。ル・マンのコーナーでは実際の車両の臨場感溢れるエグゾーストサウンドなども体感できる。そんな約40台という展示車は国内外の自動車メーカーなどの協力により集められた貴重なものばかり。モータースポーツに明るくなくても、音声ガイドアプリを利用して解説を聞きながら興味深く巡ることができるほか、毎日2回ガイド付きのツアーが開催されているので参加するのもいい。展示されているマシンの機能美も感動的だ。
滞在してみると、1泊では足りないと感じるほど楽しみの要素がある。そして、チェックアウト時には、「パートナーが、クルマやレース好きな気持ちもなんとなくわかる…」という気にもなってきたから不思議だ。
「富士スピードウェイホテル」は、世界中にホテルを展開する「ハイアット」が”ストーリーのあるホテル”とする新ブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の日本初進出案件でもある。同ブランドのホテルは、それぞれが唯一無二の存在、その地を訪れなければ体験できないコンセプトをもち、ストーリーのあるホテルを謳う。「富士スピードウェイホテル」で、未知なる体験を!
「富士スピードウェイホテル」の宿泊券(1泊・朝食付き)を1組2名様に抽選でプレゼントいたします。
■締め切り 2023年3月19日(日)23:59まで
※お部屋はビュールームです
※有効期限:2023年4月1日〜2023年9月30日まで(除外日あり)
ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。
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*最新情報は公式HPなどでご確認ください。
STAFF
Writer: Fukuko Hamada,Tsuneharu Kirihata
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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