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着る人の信条や美学、好奇心が個性として表れる、大人の男性の装い。AdvancedTimeが注目したのは、その好例となる種市 暁さん。リアルで実践的ながら本当におしゃれを楽しむ姿が、そこにはありました。
リラックス感があって無造作なのに、どこか品のよさが漂う。そんな種市さんの装いは、常に好印象と評判です。「服を着るときに気を配るのは、全身で使う色数を抑えること、クセのあるアイテムを取り入れる場合は1点に絞ること。あとはバランス感ですね」。バランス感とは、カジュアルなものと上品なものをうまく組み合わせる〝緩急〟のつけ方や、着こなしの足し算・引き算のこと。「たとえばスウェットを上下で着るときは、小物選びでだらしない部屋着に見せない工夫を。ブーツやサングラス、ハットで〝街着〟として仕上げていくんです」。こうした絶妙なバランスの上に成り立つ種市さんの装いは、大人のおしゃれの奥深さを改めて教えてくれます。
エコフリースのパーカ&パンツは、自らディレクションに関わる〝417 エディフィス〟の新レーベル〝パークライフ〟のもの。意外性を感じる〝レッド・ウィング〟のエンジニアブーツという選択には「着こなしに緊張感を与えてくれるので、リラックススタイルもだらしなく見えないんです」と語る。
〝ビームス ライツ〟の春夏ルックでは自らスタイリング兼モデルを務め、その着こなしを披露。〝ワコマリア×コンバース〟の スニーカーを色違いで〝ネガティブ履き〟したり、珍しい〝トムサックス〟のキャップ使いで主役のセットアップを着くずして。
愛犬・オカラくんとのお散歩スタイルでは履き心地抜群の〝ホカ オネオネ〟のスニーカーを愛用。サーマルとスウェットパンツは、ディレクションに関わる東京・下北沢のカレー&ギャラリー「サンゾウ トーキョー」のオリジナルアパレル。ハット、バッグ、スニーカーに黒を選び、装い全体をキリッと引き締めて。
サンドベージュが基調の装いは、コージー&リラックスな印象と都会的な洗練を兼備。〝ファッティー×パークライフ×417 エディフィス〟のセットアップを主役に、千葉県・一宮にある宿泊施設「THE SURFSIDE CAMPERS」のキャンピングトレーラー前で。
〝エストネーション×ハラダマニア〟のスウェット型ニットセットアップ。「一見すると普通に見えますが、実はカシミア×ウール製。だから上下で着ても、品のよさが感じられるんです」
タイダイ柄の派手なボードショーツや、鮮やかなサックスブルーのスノーウェアなど、海や雪山では〝攻め〟のおしゃれもとことん楽しむ。それが日々の装いを考えるときの、いい気づきの場になるのだとか。
ジャンルを問わず数多のブランドやセレクトショップのディレクション・商品開発・PRなどに携わる。自身がモデルとしてカメラの前に立つこともある、いわゆる業界の〝仕掛け人〟。独自の審美眼による目利きやスタイリングのファンは多く、インスタグラムのフォロワーは2万人を超える。趣味はサーフィンとスノーボード。東京在住、1972年生まれ。
Instagram/@taneichiakira
初出:2022年9月24日発行『AdvancedTime』13号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Editor: Takeshi Abe
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