フェラーリのGTで美意識を磨く旅へ!伊豆ドライブで心の贅沢を知る

自分のペースで移動ができてパーソナルな距離感を保てるクルマ旅。当然、移動の時間もコンフォタブルであるべきだし、感動を生み出すポテンシャルをもつクルマを選ぶことで、滞在中の悦びはさらに広がる。 何を選ぶかは、どこへ行くかにもよるだろう。東京エリアを起点とした場合、中伊豆は箱根からワインディングを通っていくこともできるし、新東名・東名高速道を使って南下するのもいい。ほどよい距離感と高速クルージング&ワインディングの要素を考慮するなら、スポーツ性能に秀でたGTがベストだ。 今回その役目は、『フェラーリ・ローマ』に任せた。モータースポーツを軸とする歴史とイタリアンブランドらしい美しいデザインで知られるフェラーリでリゾートに向かう旅。それは誰かの目を意識したこれみよがしなものではなく、心の豊かさを得るための旅。

LIFESTYLE Sep 24,2022
フェラーリのGTで美意識を磨く旅へ!伊豆ドライブで心の贅沢を知る

現代最高のGTは女性が運転しても輝く!

フェラーリ・ローマの画像
左/スポーツカーは車体と路面の距離が短く、段差のある場所では気を使いがちだが、『フェラーリ・ローマ』は比較的余裕があり、乗りやすい。 右/きめの細かいレザーをあしらった美しいシートは体に馴染み、サポート性も抜群。後部シートも付いているのが、このスポーツカーをGTたらしめている。

イタリアの美意識が存分に発揮されたスタイリングと圧倒的なスポーツ性能を併せ持つ『フェラーリ・ローマ』はまた、現代最高のGT+でもある。+2クーペという室内の余裕と十分な広さのトランクは大人二人分の荷物をスマートに収め、羽織りものなどをもっていきたいこれからの時季にもフィットする。

フェラーリ・ローマの画像
左/体を包み込むキャビンの、助手席前ダッシュボードにもモニターが付く(オプション設定)。オーデイオやナビ、車両設定などを表示できる。どちらのシートに座ってもドライブに参加できるのがいい。 右/後ろからの眺めも格別。エンジンは車体前方に積んでいるため、一般的な乗用車と同じく後部トランクを備える。

また、スポーツカーは周囲を見渡しにくく乗り降りも大変な印象があるが、このクルマにいたってはそんなストレスと無縁のドライブが楽しめる。だから、自らハンドルを握りたいと願う女性にも合うし、むしろ積極的に運転していただきたい。男性的価値観に支配されがちなスポーツカーの価値観を覆す可能性を秘めた『フェラーリ・ローマ』で、人生を楽しもう。

吉奈川沿いにたたずむ和のリゾートへ

フェラーリ・ローマの画像
今回は箱根を抜けて伊豆スカイラインを通るルートを選んだ。相模湾や駿河湾を望みながら自然豊かなワインディングをリズムカルに駆けていくのが実に楽しい。
エンジンの画像
フロントミッドシップという、積載位置を車体の中心に寄せた設計の『フェラーリ・ローマ』。ボンネットを開けると少し奥まった部分に赤いヘッドカバーのエンジンが顔をのぞかせる。“フェラーリ”は、エンジンさえも絵になる。

『フェラーリ・ローマ』のタイムレスな体験は、伝統を継承しながら現代的な価値を加えた老舗の宿を目的地とすることでいっそう輝きを増す。伊豆半島を下り、天城山に囲まれた吉奈川沿いの山里にある吉奈温泉は、奈良時代にまでさかのぼる歴史をもつ。江戸時代には徳川家康の側室であるお万の方が子宝祈願で滞在し、二児を授かったことから評判を呼んだ。女性の体を温めるのにちょうどいいアルカリ泉質の湯が、心身をリラックスさせてくれるだろう。

東府や Resort & Spa-Izuの画像
左/フロントのある玄関棟。2010年にリニューアルした建物は、既存の歴史ある施設や山里に調和する。 右/玄関棟と本館をつなぐ橋は、吉奈川を見下ろす絶景が魅力。

この吉奈川の清流で古くから文人や財界人に愛されてきたのが、「東府や Resort & Spa-Izu」だ。およそ3万6000坪に及ぶという広大な敷地には、客室や温泉、食事処、カフェなどが点在。2010年にリニューアルされた本館を核にした一大リゾートを形成する。

日本人が大切にしてきた“間”を再認識する旅

東府や Resort & Spa-Izuの画像
左/江戸時代の建物を生かしてリニューアルした「懐石茶や水音」(食事処)。定期的な葺き替えが欠かせない茅葺の屋根を残したところに価値がある。 右/本館から西館、そして歴史ある「大正館 芳泉」へと続く道にあるのが、大正14年に架けられた石作りの芳泉橋。

歴史を感じさせる建屋やモダンなカフェなどが調和する「東府や Resort & Spa-Izu」は、景観に溶け込むデザインと絶妙な距離感が生む心地よさが魅力。昨今、都市部では容積率ぎりぎりに設計した建築が主流で、そこにゆとりを感じることはできないが、ここでは日本人が大切にしてきた“間”の美しさを、磨き抜かれたおもてなしと共に味わうことができる。

東府や Resort & Spa-Izuの画像
広い敷地を散策する楽しみを残し、客室数を絞った「東府や Resort & Spa-Izu」で静かな時間を愉しもう。写真の客室は、川沿いの離れにある温泉露天付きヴィラスイート。メゾネットタイプだ。
Bakery & Table 東府や工房カフェテラスの画像
自家製豆乳を使用したパンやスイーツを販売する、「Bakery & Table 東府や工房カフェテラス」。客室、温泉、食事処などが点在する和のリゾートは、歩を進めるごとに新鮮な気持ちで過ごせる。

『フェラーリ・ローマ』が宿すイタリアの美意識に導かれ、吉奈温泉で日本人の美意識を知る。表層的な部分ではなく、本質に触れることを大切にするAdvancedTime世代の大人カップルにおすすめする理由はここにある。ひけらかすのではなく、心に染み入る体験を。それこそがラグジュアリーな旅の醍醐味だ。

懐石料理と行基の湯の画像
左/せせらぎの中でいただく懐石料理は格別(写真はイメージ)。長い歴史のなかで受け継がれた献立をベースとしながらも、調理方法を少し変化させたり、以前の献立から状況に応じて一部を変更するなどして一期一会の食体験を提供する、総料理長・黄賀義行氏の手腕に賛同するリピーターは数えきれない。 右/温泉で旅の疲れを癒すだけでなく、温泉のために旅をする。それほどここの湯は魅力的だ。写真は玄関棟の近くにある「行基の湯」。

フェラーリ・ローマ

フェラーリ・ローマの画像
主要諸元
全長×全幅×全高4,656×1,974×1,301mm
車両重量1,570kg
駆動方式2WD
トランスミッション8速DCT
エンジンV型8気筒ツインターボ、3,855cc
最高出力456kW(620PS/5,750~7,500rpm)
最大トルク760Nm/3,000~5750rpm
車両価格¥27,560,000~(税込)
お問い合わせ先
フェラーリ・ジャパン
https://www.ferrari.com/ja-JP
東府や Resort & Spa-Izu
静岡県伊豆市吉奈98
0558-85-1000
http://www.tfyjapan.com/

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