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タイのセンタラ ホテルズ&リゾーツが手がける5つ星ホテル「センタラグランドホテル大阪」。大阪にオープンして3年。「微笑みの国」発祥らしい心地いいホスピタリティはもちろんだが、今、宿泊者だけでなく、地元・大阪のグルマンたちに評判となっているのがレストランやバーだ。本格的な味、大阪、そしてタイらしいエネルギッシュさを感じるダイニングエクスペリエンスが人気の秘密。今回、ホテルに備わる8つのレストランとバーの中から、タイ政府認定のタイ料理やバンコクさながらのバー、話題のステーキハウスなど4つをリポート。

食い倒れの街、大阪。中でも裏なんばエリアには、粉もんやはしご酒などに代表される、安くてうまいディープな飲食店が並び、地元の人や観光客が集まり賑わいを見せる。そんな庶民の街・裏なんばのすぐ隣に、2023年7月に開業したのが五つ星ホテル「センタラグランドホテル大阪」だ。タイの首都バンコクはアジアでも有数のエネルギッシュな街で、大阪と何となく通ずるところがある。
このタイを代表する高級ホテルブランドの日本第一号店となるのが「センタラグランドホテル大阪」だ。地上33階の建物に、515室の客室と8つのレストラン、クラブラウンジ、本場のタイ式のトリートメントを提供するスパ「センバリー」などを備え、ホスピタリティ、インテリア、アメニティ、美食etc.そのすべてにタイを感じることができ、この場所でしか得ることができない滞在体験となるだろう。
中でも、地元・大阪の食通たちからも高い評価を受けるのがレストランだ。


ホテルの顔とも言えるのが、2階にあるダイニング「スアンブア」だ。
タイ国国務省が認定する本物のタイ料理を味わえる「タイ・セレクト」において2つ星を獲得し、非常に高い評価を得ている本格レストランで、キッチンを率いるのは宮廷料理を得意とする料理長、ポー・シェフ。その深い知識と技術は、タイ王国のドゥシット宮殿の王室厨房に仕えてきた家系で100年以上に渡り受け継がれてきたもの。日本人の舌に合わせることのない、本場の味わいと王宮料理のエッセンスを融合させた特別なタイ料理を味わうことができる。世界各地で展開するセンタラ ホテルズ&リゾーツだが、「スアンブア」は全世界に5店舗しかない。それだけ、料理の質、食材の鮮度、美しい装飾、卓越したシェフの技術にこだわっているのだ。
一方で店内は、タイの屋台をイメージしたネオンサインやトゥクトゥクが設置されており、タイのナイトマーケットを彷彿とさせる。

今回は、「スアンブア」おすすめのコースメニュー「セレブレーション タイ セレクト」(¥5,000)をいただいた。

まず前菜は「パパイヤサラダ」と「カレー風味のフィッシュケーキ 胡瓜ソース」。青パパイヤのフレッシュな歯応えと、タイ料理特有の甘酸っぱくて辛い風味に食欲がくすぐられ、この後に続く料理への期待感が否応にも高まる。

スープは川海老の王様、オニテナガエビを贅沢に使った伝統的なスタイルのトムヤンクン。辛さと酸味はまろやかで、まさにミソの詰まった濃厚なエビをいただくためのスープだ。これまでに味わったことのない、トムヤンクンの美味しさに驚かされた。

そしてメインの「鯛フライのレモングラスとカシューナッツソース」とジャスミンライス、デザートの「バタフライピータピオカとココナッツアイスクリーム」が続く。


お腹に余裕があるようだったら、アラカルトで追加オーダーして欲しいのが、今、美食家の間で話題のマッサンカレー。ひと匙口に含むと、700年の歴史を感じさせる、幾重にも重なったタイハーブの香りがふわっと広がり、その奥行きのある旨みに思わずうっとりしてしまうほどの絶品カレーだ。


32階の「ステーキハウス ウィスキーノヴァ」は、来阪の際には必ず足を運びたいレストランだ。
スペイン製炭火窯で焼かれた熟成肉のステーキ料理が絶品なのは当然だが、サラダ、スープ、グリル、スイーツetc.ステーキ以外のひと皿ひと皿のクオリティが驚くほど高い。料理長を務める福田健斗氏が、大阪とその近郊にこだわって食材を吟味。新鮮な食材そのものの味を活かした料理は洗練されていて繊細。季節の地元野菜とお肉が美味しいレストランなのだ。季節によりメニュー、価格が変わるので訪れる前にチェックをして欲しい。

「彩誉人参のスープ」。100%人参とは思えないほど、濃厚で甘く、クリーミィ。季節ごとに、自然の恵を凝縮したスープを楽しみに訪れたくなるほどのクオリティだ。

そしてシグネチャーであるステーキの登場だ。肉は和牛を筆頭に、世界各国選りすぐりの肉を店内にあるドライエイジング専用の熟成庫で2〜4週間じっくりと熟成。炭や薪を使った約500度のオーブンで焼き上げる事で、表面はカリッと香ばしく、香り高い肉の旨みが内側にぎゅっと凝縮した極上のステーキへと仕上げられている。今回は近江牛のフィレをいただいたのだが、焼き上げる際に使用された薪の香ばしい香りが、近江牛が本来持つさっぱりとコク深い旨みを何倍にも引き立てて、噛むたびに至福のひとときが訪れた。
添えられているのは「ウィスキーノヴァ」名物、ほくほく食感の熟成ポテトだ。
ステーキの左奥にあるのは手作りのパンで、カンパーニュとフォカッチャの2種類。フォカッチャにも旬の野菜がふんだんに練りこまれている。




しっぽりと夜の時間を過ごすなら、最上階の33階のラウンジバー「スモーク&スピン」がおすすめだ。眼下に広がる大阪市内の景色を眺めながら昼はアフタヌーンティー、夜はワイン、カクテルなどがゆっくりと味わえる。ここで飲んでほしいのは、冒険心に溢れた「スモークアンドスピン シグネチャーカクテル」。

STAFF
Text:Hiroko Fujiki
Edit:Kyoko Seko
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