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“トッズ”「パシュミー」、レザーウエアの新基準

上質かつリラックス感あるレザーシューズやバッグで人気を博している“トッズ”。その最新の提案が、軽く上質な手触りのレザー「パシュミー」を使ったアウターウエア。それは従来のレザーウエアとは一線を画した、新たな魅力を備えている。

FASHION Feb 22,2025

軽快でなめらか、上質な革が更新するメンズスタイル

軽快でなめらか、上質な革が更新するメンズスタイル

男性にとって、レザーウエアはいつも憧れの存在だった。それは当初、反抗や不良のイメージにつながっていた。1953年公開のアメリカ映画『乱暴者（あばれもの）』での、マーロン・ブランドのレザーライダースジャケット姿は、当時の若者の心を捉えた。そこでのレザーウエアはハードかつタフな印象で、強い男を体現していた。そんなレザーウエアのイメージは時代を経て、変化していく。例えば1980年代、音楽とファッションを融合したといわれたグループ、ザ・スタイル・カウンシルのフロントマン、ポール・ウェラーは、ブラウンスエードのジップアップ・ボンバージャケットを着用した。それはタフネスより、知性やシックさを感じさせるレザーウエアだった。そして現在、メンズファッションにおいてレザーウエアは、モード性、そしてラグジュアリー性を表現するアイテムのひとつになっている。

マーロン・ブランドとポール・ウェラーの画像 — 左は『乱暴者』のマーロン・ブランド。この頃のレザーウエアは、タフガイのイメージが強い。右はザ・スタイル・カウンシルのポール・ウェラー。ブラウンスエードのボンバージャケットが、カジュアルかつシック。　©Getty Images

NCTのジョンウの画像 — “トッズ”2025年春夏コレクションのショーに来場した際の、NCTのジョンウのスタイル。レザージャケットを巧みに着こなしている。　©Tod’s

上質な革を使ったシューズやバッグが人気の“トッズ”が、この春より展開する新たなレザープロジェクト「パシュミー」。パシュミナを彷彿させる柔らかで軽いキッドスキンスエードを使った服は、メンズファッションにおけるレザーウエアの最新形といえる。コンフォートでありながらエレガント、そして革素材ゆえの長くつきあえる存在感を備えた「パシュミー」のウエアは、現代を生きる男性に必須な、優しさ、そして洗練を表現している。

“トッズ”のアイコニックなスタイル

トッズのジャケットとスニーカーの画像 — ボンバージャケット￥592,900、スニーカー¥146,300（トッズ・ジャパン）

厳選したキッドスキンレザーにトリートメントを施した「パシュミー」のベージュスエードに、コットンの裏地を合わせたボンバージャケット。襟や裾、袖口のリブニットはレザーと同系色で抑えた色調がシックな雰囲気に。フロントはダブルジップで、サイドポケットにもジップが配されている。「トッズ T ヴィンテージスニーカー」は、「パシュミー」のスエードを使い、“トッズ”のアイコンであるラバーペブルをあしらったラバーソールを配している。

スエードジャケットはスマートに着る

トッズのジャケットとシャツ、パンツ、ローファー、ベルト、サングラスの画像 — ジャケット￥762,300、シャツ￥237,600、パンツ￥116,600、ローファー￥116,600、ベルト￥69,300、サングラス参考商品（トッズ・ジャパン）

イタリアの建築家ジオ・ポンティが着用していたブレザーから着想された、3つボタンの「ジオジャケット」。「パシュミー」のベージュスエードを使ったジャケットはアンコン仕立てで、軽く羽織れる質感。ベージュからブラウンにかけてのカラーグラデーションで、リネンシャツとコットンパンツ、そして表革のローファーを合わせて、カジュアルシックな落ち着いた装いに。

ホワイト＆ブルーはブラウンスエードと好相性

トッズのジャケットとTシャツ、デニムパンツ、ドライビングシューズ、バッグの画像 — ジャケット￥663,300、Tシャツ￥127,600、デニムパンツ￥113,300、ドライビングシューズ￥86,900、バッグ￥229,900（トッズ・ジャパン）

ボディと同系色のニットを襟に配したコーチジャケット。「パシュミー」のココナッツブラウンスエードを使用。短めの丈でスクエアなシルエット、そしてフロント両側に大きめなパッチポケットを配したデザインで、シャツを羽織るような感覚でカジュアルに着られる。カットソーやTシャツ、コットンデニムなどと好相性。また足元にはライトブルーの「ゴンミーニ」を合わせて、コーディネイトのアクセントに。

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