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浅間山麓の雄大な自然に囲まれた敷地内に入り、木々の間を抜け、高台へと進むと次第にリゾート気分が盛り上がる。「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」本館に到着し、エントランスに足を踏み入れると、ホテル建設中に敷地内から出土した縄文土器が迎えてくれる。スタッフから縄文時代から人々が暮らしていたことを聞き、御代田が歴史のある土地であることを知る。
ロビーラウンジでチェックインし、テラスでしばし眺めを堪能してから客室へと向かう。振り返れば、田窪恭治氏によるリンゴの絵が目に映る。ほかにも館内にはいくつもの作品が置かれ、滞在中はアート巡りをする楽しみもある。
5階建ての本館に客室は28室のみ。スタンダードルームでもテラスを含めると約100平米というゆったりとした造り。全てが南向きで、テラスと半露天風呂を備える。なかでも人気なのが今回滞在した「ジュニアスイート」。コーナーに位置し、L字型の2面のテラスが配された造りだ。
3、4階のスカイビュータイプは、開放感のある明るい空間。リビングルーム、ベッドルーム、そして、半露天風呂の浴槽に浸かりながらも自然豊かな眺めを楽しむことができる。
夕刻は自然豊かな敷地内を散策しながら森の中にある「TAKIBIラウンジ」へ。焚火を眺め、癒されたらディナーへ。
レストランを展開する「ひらまつ」のホテルだからこそ、食事への期待は大きい。ディナーは、本館1階の木々に囲まれたダイニングでのフランス料理と、最上階のレストランでのイタリア料理から選ぶことができる。今回は、1階のダイニング「ル・グラン・リス」のフランス料理のコースを予約しておいた。
見目麗しい料理の数々は、ヨーロッパからの高級食材と、信州で育った新鮮な野菜、肉や魚、味噌などの伝統食品を組み合わせた、ここでしか味わえない逸品に仕上がっている。
そして、ミネラルウォーターは、安曇野のナチュラルミネラルウォーター「森羅万象」。料理を引き立てるワインはペアリングがおすすめだ。フランス、イタリアワインに加え、8名ものソムリエが、県内のワイナリーや酒蔵を訪れて入手する長野ワインや地酒のコレクションなどから、その日の料理に合うものを勧めてくれる。
スタッフやソムリエから信州の食材や調理法、ワインや日本酒などについて話を聞きながら食事を味わい、至福の時が過ぎていく……。
連泊するなら翌日は、イタリア料理「ラ・ルミエール・クレール」でコースを、あるいは、アラカルトで料理とワインを味わうのもいい。
翌朝、鳥のさえずりで目を覚ましたら、客室に用意されているミルで豆を挽き、清らかな御代田の水を沸かし、ハンドドリップ。テラスに出てモーニングコーヒーを眺めとともに。
朝食は、本館最上階にある「ラ・ルミエール・クレール」にて。黒澤酒造の甘酒や、神津牧場の牛乳など、地元産のドリンクで朝食をスタートする。
「信州野菜のミネストローネ」、新鮮な野菜たっぷりの「シーザーサラダ」、「ホワイトアスパラガス/オランデーズソース」など、旬の野菜が主役のコーススタイル。
開放感のある高台のオーベルジュで自然に触れて深呼吸、存分に湯あみを楽しみ、美食と美酒に酔いしれた。軽井沢エリアの新たな魅力を発見する滞在でもあった。「次は季節を変えて訪れ、連泊してゆっくりしたいね」「ヴィラに長期滞在するのも魅力的」などとパートナーと話しながら、ホテルを後にした。
STAFF
Photo: McLaren Automotive,THE HIRAMATSU
Writer: Kumiko Hayashi,Fukuko Hamada
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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