（2ページ目）春の〝白〟〝ベージュ〟流行ファッション×千吉良恵子流カラーメイク・大人の華やかさで圧倒する相乗発幸ルール

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White×Red＆Glitter

赤リップと強めの目元でメリハリを！優雅な白の着こなしに！

’23年春夏コレクションで魅了したのは「シアーホワイト」

シアーな素材が爽やかさを伝える春の白。今年は定番アイテムに立体デザインが加えられたものや、“動き”を感じさせるパターンが豊富で、春風の心地よさを孕むような、しなやかさをまとう喜びがあります。

'23年春夏コレクションの画像 — 左から／AKRIS・ERMANNO SCERVINO・MIU MIU

白の清涼感をパキッと引き立てるコントラストメイク。唇が優雅に映える「赤」を厳選、さらに「グリッター」シャドーでサポートを。

涼やかで透け感のある白は、今季のトレンドのひとつ。濁りのない清冽な色だから、メイクの色味が顔、ひいては全体の印象を良くも悪くも決定づけるといっても過言ではありません。ポイントは、白という色がもつ別格オーラに負けないインパクト。

「強い目元と口元で、メリハリを効かせると、白の着こなしが、よりエレガントで上品に際立ちます。ここで重要なのは、全体を占める色の割合。口元で色を強調するぶん、目元は色ではなく輝きで彩ることがオススメ。メイクにおける抜け感とは、この引き算のバランスが大切です。まず、リップでブリック系の赤を投入。マットなものを選ぶと、気品のある口元に仕上がります。次に目元は、黒マスカラをたっぷりと塗り、長さと量感を強調。ボリュームのあるまつげによって目元が引き締まり、強い存在感を生み出します。この２つのポイントを守るだけで、メイクの洗練度が上がり、フレッシュで美しい白の着こなしが完成します」。

【×Red&Glitter カラーパレット】

イヴ・サンローランサテンクラッシュ 28

繊細な輝きとクールなニュアンスがおしゃれなトープカラーは、サッと塗るだけで目元が即スタイリッシュに。濡れたような艶感となめらかに伸びてピタッとまぶたに密着するラスティング力が魅力。

イヴ・サンローランシークインクラッシュ 02

2種の異なるグリッターが、光の当たり具合によってさまざまな表情を見せてくれる美しいシルバーカラー。潤いを逃さずパサつきのない肌に保つ植物性スクワラン配合だから、肌への密着度が高く崩れ知らず。

ランコムラッシュイドルウォータープルーフ

125種類の異なる長さと360本の最先端マイクロブラシが、まつ毛１本１本逃さずにキャッチして確実にリフトアップ。チャ葉エキス配合により、まつ毛をケアしながらボリュームのある漆黒の目元を24時間キープします。

ランコムラプソリュルージュインティマット 330

ブラウンと赤み程よくブレンドした上品な赤リップ。マットでありながら、ソフトな質感と、丸みを帯びた形状で、唇になめらかに伸び、まるでぼかしたような、ふんわりとマットスタイルに仕上がります。　

白スタイルが優雅に映る「コントラストメイク」の簡単プロセス4

Step1　ヌーディなトープカラーで輝きのベースをつくる

まずはシルバーラメを配合したヌーディなスモーキートープをアイホールに塗り奥行き感をプラス。薬指にアイシャドーをつけ、中央においてから、ワイパーのように左右に広げてまぶたになじませます。

Step2　シルバーラメの輝きで光のアクセントを

シルバーのきらめきをプラスすることで、くすみやすい目元を明るく輝かせ、上品な印象に。アイホール全体に広げず中央のみにシルバーをのせるのがポイント。

Step3　引き締めたい目元は黒マスカラをしっかりと

根元ギリギリにマスカラのブラシを差し込み、ブラシを左右に揺らすようにして根元からしっかりとマスカラを塗って。

Step4　仕上げにブリックレッドの口紅でマットな口元に仕上げる

華があり、それでいてキリッとした知的さもあるブリックレッドの口紅を仕上げにひと塗り。マットなタイプを選べば、悪目立ちせず大人の女性にふさわしい上品な口元に。

いかがでしたでしょうか？

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PROFILE

へア＆メイクアップアーティスト

千吉良恵子

Cheek one主宰。女優やモデルからの支持も厚く、多数の雑誌、広告撮影を担当。他、講演や化粧品関連のアドバイザー、化粧品の開発など幅広く活躍。著書に「千吉良恵子の効くメイク」（アスコム）、「千吉良恵子の可能力メイク」（ワニブックス）、「絶対キレイになるメイク Making Happy」（成美堂出版）、「毎日可愛くなれるメイクのヒント」（講談社）などがある。

STAFF

Photo: Ryo Kosui(model),Minako Kobayashi(still)
Hair&Make-up: Keiko Chigira
Model: Chie Kumazawa
Styling&Editor: Aya Kobayashi
Composition: Kyoko Seko