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「スイッチ類の素材が変わっていたり、ルーフライニングにまでステッチが入っていたりと、細部は本当に凝ってありますよね。もちろん新型にはディーラーで触れてはいますが、この仕様っていうのはなかなか見ないですから」
座面を高く設定し、バックレストを立てて前方を見渡せる、いわゆる“コマンドポジション”にシートを合わせるのはレンジローバー・オーナーならではの所作だろう。
「ウィンドーやシート調整機構のスイッチ形状とかは、いま乗っている型からは変わっているんですよね。タッチパネルの操作感にも慣れましたし、使いやすい。実際に測っていないから確証はないんですが、直径が変わったのかあるいは真円じゃなくなったのか、ステアリングホイールがちょっと小さく感じます。サイドミラーのサイズも変わったよう。大きくなったはずなんですけど、車幅も気にならないですね」
オーナーならではの細かい指摘はやはりレンジローバー惚れ込んでいるからこそだろう。ならばとこのSVでショートドライブに出かけてもらった。
「僕自身、音とか振動とか一般的に言われるディーゼル車のネガというものはまったく感じておらず、むしろ低速からの十分なトルクで余裕のある走りができるのが好きなんですね。だから新しいのもディーゼルにしたんですが、ガソリンモデルはそれとは別種の気持ち良さがありますね」
試乗車のSV P530が積むのは4.4ℓV型8気筒ターボのトップユニットとあって、パワーはもちろん申し分なく、山口さんの口からは「おおっ」っという声が漏れた。
「淀みのない加速感はさすがですよね。それとやはり静か。クルマ全体としての静粛性は、先代よりも明らかに高くなっていますね。自分のクルマが来るのが本当に待ち遠しいです」
ひとしきりレンジローバーSVの仕立ての良さ、上質なマナーに触れてほくほく顔で試乗を終えた山口さん。
「新しい気づきを得られて、いい経験をさせていただきました。やはり仕立ての上質さが徹底されているところにレンジローバーの世界観が見てとれました。そういう世界を知ってしまうとやっぱり離れられないですね」
オンロードはもちろん、道なき道でも優雅に走破できる四駆の王者としての矜恃が貫かれているのがレンジローバーというモデル。そのうえでの徹底した上質さの追求が、人の心を捉えて離さないのだろう。だからこそ山口さんのようなファンに支持され続けるのである。そんな全方位に純度の高いレンジローバーだからこそ、険しい道もしっかりと乗り越えて行けるのである。
主要諸元 | ランドローバー・レンジローバー SV P530 |
エンジン | 4,394cc V型8気筒 DOHCターボ |
最高出力 | 390kW(530ps)/5,500~6,000rpm |
最大トルク | 750Nm/1,850~4,600rpm |
全長×全幅×全高 | 5,065×2,005×1,870mm |
車両重量 | 2,680kg |
車両本体価格 | ¥25,680,000 |
STAFF
Photos: Kazumi Ogata
Writer: Tsuneharu Kirihata
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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