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「CODE 11.59 バイオーデマピゲ」高貴なる日本限定モデル

2019年に鮮烈なデビューを飾った、オーデマピゲの「CODE 11・59 バイオーデマピゲ」。一歩先を行くラグジュアリーかつエレガンスな時計として、今や人気モデルとして定着している。今年はダイヤルのマチエールが鮮やかな日本限定モデルが登場した。

FASHION Sep 24,2022

日本限定モデルは天然石ダイヤルにダイヤ入り！！

2019年にオーデマピゲの26年ぶりとなる新作コレクションとして華々しく誕生した『CODE 11・59 バイオーデマピゲ』。デビュー以来、ダイヤルのカラー展開やケースの異素材ミックスなど、名門にふさわしい高い技術力を結集させ、早くも看板コレクションとなっている。

『CODE 11・59 バイオーデマピゲ』のおさらいをしておこう。まず一度聞いたら忘れられない意味深な名称は、この時計の大きな魅力だ。Challenge（挑戦）、Own（継承）、Dare（追求心）、Evolve（進化）の頭文字から取った「CODE」はブランドのDNAを表現したもので、「11・59」とは1日が始まる12時直前の〝11時59分〟を意味する。つまりオーデマピゲが過去から未来へ向けて、たゆまぬ前進をする意志を示したコレクションなのだ。デビュー時に発表されたまったく新しいケースデザインや次世代を担う新キャリバーも、これから続く大胆な挑戦を予感させるものであった。

ディテールを見るとクリエイティビティに富んだ造形がよくわかる。正面から見ると王道のラウンドウォッチだが、やや傾けると３層構造のミドルケースにオーデマピゲのアイコンである八角形パーツが採用されており、優美な立体感を演出する。またサファイアクリスタルの風防は内側と外側でカーブが異なり、独特の光の効果を楽しめるように造形されている。こうした名門らしいひと捻りある重厚なディテールが基本設計となっているのだ。

CODE 11.59 バイオーデマピゲの画像 — 左／場所によってサファイアクリスタルの厚みが異なるのもこの時計の大きな特徴。12時位置から6時位置にかけて縦に曲面を施した表面に対し、文字盤側の裏面は球面状に成形することで、異なる厚みができ、独特な光の効果を生み出す。　右／3層からなるケース構造は、特徴的なオクタゴンシェイプのミドルケースとの組み合わせ。この複雑なケース形状こそ、CODE 11.59のデザインの真骨頂だ。

そして４シーズン目となる今年は、ダイヤルにこれまでの塗装ワークとは異なる石を採用した、日本限定の3針モデルおよびクロノグラフモデルが登場した。ダイヤル素材には、艶やかな光沢のあるブラックオニキスと、独特の風合いのあるブルーのソーダライトが用意され、アワーマーカーにはブリリアントカット、もしくはバゲットカットのダイヤモンドがセットされる。天然石であるオニキスは、持ち主に正しい判断を与えて悪いことから守ってくれる意味合いを持ち、ソーダライトは直観力や洞察力を高めて前に進もうとする、強い意志を育んでくれるという意味がある。石の性質を考えると、〝攻め〟のソーダライトダイヤルに、“守り”のオニキスダイヤルとして、デイリーシーンでも使い分けができるだろう。