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腕時計とは、モノとしての魅力も大切だが、腕に着けたときの状態を最終目標としているから、着けこなしにおけるバランスと存在感が重要だ。CODE 11・59ならば、それが両立する。
スポーティな印象のクロノグラフを天然石のブラックオニキスと組み合わせることで落ち着いた雰囲気を獲得。クラシックなグレンチェックのジャケットを主体にグレートーンでコーディネートすれば、知的で信頼感のあるスタイリングとなる。テキスタイル調のラバーストラップで、カジュアルすぎないアクティブ感を演出して、ラグジュアリースポーツの雰囲気をプラス。
腕時計ではベーシックカラーであるブラックダイヤルも、キラリと光るインデックスのダイヤモンドで大人の色気を演出する。
チェックシャツに上質なカシミアニットを重ねた休日スタイルと時計とのコーディネートは、カラーや素材感でコントラストを利かせて、大人の余裕を楽しみたい。ピュアカシミアの柔らかな肌触りと天然石ダイヤルの硬質さ、淡いベージュとビビッドなブルーの組み合わせで、腕元の時計を際立たせ洒脱感を演出。ストラップはレザーにしてカジュアルすぎないことがポイント。
腕元にビビッドなブルーカラーを装い、全体のアクセントに。ダイヤルからストラップまでブルーで統一して、時計が軸となるコーディネートにまとめた。
日本限定モデル以外に、CODE 11.59のレギュラーモデルも見逃せない。多彩なダイヤルカラーに、ケース素材も数多く取り揃え、バリエーションが豊富だ。
サンバースト模様のライトグレーダイヤルは、ピンクゴールドのミドルケース、アワーマーカーや針でコントラストをつけた。自動巻き。18Kホワイトゴールド×18Kピンクゴールドケース。ケース径41㎜。¥4,070,000。
レアカラーも積極的に採用している。鮮やかな発色のバーガンディラッカーにグラデーションを施し、ダイヤルに深みを与えている。自動巻き。18Kホワイトゴールドケース。ケース径41㎜。¥4,070,000。
持続時間が約70時間で、針飛びしない垂直クラッチシステムを採用する新世代キャリバーを搭載。ボケ味の強いブルーダイヤルは存在感あり。自動巻き。18Kホワイトゴールドケース。ケース径41㎜。¥6,435,000。
3層構造ケースのうち、八角形のミドルケースにブラックセラミックを採用。バイカラーなスタイルでより立体感を演出する。自動巻き。18Kピンクゴールド×セラミックケース。ケース径41㎜。¥6,105,000。
1972年に誕生したオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」は今年で50周年を迎えた。半世紀も前に、ステンレススティール製のケース&ブレスレット一体型ウォッチの新しいスタイルを生み出し、今ではラグジュアリースポーツウォッチの先駆者として、時計史にその名を刻む存在だ。アニバーサリーイヤーとなった今年は、特別なモデルが多数発表されたのをはじめ、大規模な回顧展や記念オークションが盛んに行われている。
オーデマ ピゲ ブティック 銀座の地下1階では、50年の歴史を振り返る『こんなロイヤル オーク、見たことない』展が開催されている。このイベントは日本の顧客が所有するロイヤル オークとともに、その入手した背景(ストーリー)も展示。滅多にお目にかかれないレアモデルを含め、顧客と同じ時間を歩んだ約20点のロイヤル オークを見ることができる。日本ならではのユニークなモデルが展示されているので、ロイヤル オークファンなら、ぜひ足を運んでほしい。
初出:2022年9月24日発行『AdvancedTime』13号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Photos: Takeshi Hoshi
Stylist: Tadamasa Murakami
Writer: Katsumi Takahashi
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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