現代最高のラグジュアリーカーで安比高原へ

ベントレーでグローバル時代の東北リゾートへ!

長距離を走って旅に出るなら、欧州老舗ブランドのGTがいい。大陸で培われたクルマの個性が乗り手を優しく包みながら、疲れを楽しみへと変えていく。日本にいながらそんなグランドツーリングの醍醐味を体験できるのが、岩手県の安比高原だ。ベントレーを駆ってのファーストクラスの旅の模様をお届けする。

LIFESTYLE Sep 1,2022
現代最高のラグジュアリーカーで安比高原へ

ベントレー「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
旅のパートナーは、英国の品格と現代的なスポーティネスを併せ持つ、ベントレー「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」。

クルマがもつ個性は、長距離を走ることで露わになる。普段、家族の送迎や通勤路を往復しているだけではわからない部分、たとえばシートの出来栄えやハンドルの応答性(サスペンションやボディ剛性も影響する部分)、快適装備の充実ぶりによって、心身が刺激されることもあれば、疲労につながることも。

日本よりも走行距離が長く、時には国をまたいで行き来することもある欧米では、“旅”するクルマであることを前提に設計されていることが多い。公共機関が発達した現在、クルマでの長距離移動はある種贅沢な行為ともいえる。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
多層構造の電動開閉式幌を装備。高速道路では閉めて走行したが遮音性は確かで、パーソナルな時間を楽しめた。

パーソナルな空間をリラックスして味わい尽くすなら、ショーファー(運転手)付きのサルーンで実績のあるブランドのGT(グランドツーリング)モデルがいい。その筆頭に挙げられるのが、英国のベントレー。クーペとコンバーチブルが選べる「コンチネンンタルGT」シリーズは、ロングツーリングで真価を発揮する最高のクルマだ。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
伝統的な装飾を生かしながら、最新の装備を操作するための各種スイッチを美しく配置したコクピット。インテリアは落ち着いたレッドの「ホットスパー」とホワイト系の「リネン」の組み合わせで、カーボンファイバー製のパネルが若々しさを醸し出す。今回の旅ではインテリアに合わせてリネンシャツを着用。「何を着て乗るか」を考えるのも、グランドツーリングの楽しみだ。

大人の男女にフィットする「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
ドアの内張りも「リネン」のレザーで覆われている。外からは見えない部分にも贅を尽くしたラグジュアリーカーの設えが、ファーストクラスの旅を演出する。

ベントレーは、まだクルマが富裕層のための乗り物だった時代に誕生し、恵まれた環境で育った若い世代が自らの限界を試すために向かったサーキットで、無類の速さを発揮した歴史をもつ。また、欧州滞在時の若き白洲次郎が友人を伴ってベントレーで大陸を油と誇りにまみれながら旅したことでも有名だ。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
斜め後ろからの眺めは、ラグジュアリーヨットをほうふつさせる。実際その乗り味は極めて安楽で芯があり、大海原をクルージングしている気分だ。

そんな由緒正しき老舗の最新モデル「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」は、実に優雅でたくましい。複雑なプレス工程を経て形作られたであろうロー&ワイドなスタイリングはスポーティで艶めかしい輝きを放つ。だからジェンダーレスな時代にふさわしく、男女どちらが乗ってもフィットする。それも経験を積んだ大人世代に。

時計やバッグ同様、ファッションアイテムとしても最大かつ最高の魅力を備えたクルマは、乗り手のパーソナリティを如実に表す。「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」に“着られない”存在感のある大人なら、旺盛な好奇心とともに颯爽と乗りこなせるに違いない。まさにAdvancedTime世代にぴったりといえる。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
ほどよく手ごたえのあるステアリングホイールは、正確なコーナリングを実感させる。後輪駆動ベースで必要に応じて前輪にも駆動力を配分する4WDにつき、圧倒的なパワー&トルクを安心してコントロールできる。

大陸旅行を思わせる安比高原への道

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
紳士のためのソファのごとく、きめの細かいレザーで仕立てたシート。ヒーターやベンチレーター、マッサージ機能も付き(オプション装着車の場合)、長時間座っても快適極まりない。

ロングツーリングの目的地は、岩手県の安比高原。1980年代に開発された、日本屈指の広さを誇るスキーリゾートだ。スキー場のほかにゴルフクラブや牧場もある滞在型のオールシーズンリゾートであり、そこへ片道約650kmをベントレーに乗って出かけるというスタイルは、日本にいながら大陸的なリゾート体験ができる旅のプランとしては貴重だ。

直線が多い東北自動車道での走行は単調で飽きる、というドライバーの声も聞くが、「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」なら退屈とは無縁。大排気量の多気筒エンジンは滑らかで力強く、静か。足回りも素晴らしく、まるでアスファルトの路面がシルクカーペットのよう。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
クルマ旅の“見せ場”のひとつが、ホテルのエントランスに到着した瞬間。「ANAインターコンチネンタル 安比高原リゾート」とベントレー「コンチネンタルGT V8コンバーチブル」の完璧な調和が、これからの心躍る滞在を予感させる。

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をオンにし、「ベントレー シグネチャー オーディオシステム」で透明感あふれる音楽に浸る。欧米の張りのあるレザー製ソファと同じ座り心地のフロントシートには、各種の快適装備をセットにしたオプション「フロントシートコンフォートパッケージ」が装備されていた。取材時は真夏とはいえ、車内の空調温度を低くしすぎてトイレが近くなることを考慮し(そういう方、多いはず!)、温度を気持ち高めに設定し、その代わりにシートベンチレーションをオンにして風通しのいい運転環境に。

さらにマッサージ機能もオンにして、安楽で疲労とは無縁の大陸的クルージングを楽しむことができた。

ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルの画像
主要諸元ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブル
全長×全幅×全高4,880×1,965×1,400mm
車両重量2,370kg
駆動方式4WD
トランスミッション8速AT
エンジンV型8気筒ツインターボ、3,996cc
最高出力405kw(550PS/5,750~6,000rpm)
最大トルク700Nm/2,000~4,500rpm
車両価格¥30,780,000~(税込)
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欧州にも匹敵する“奥州”の個性を堪能

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