新世代の風を纏ったラグジュアリーSUV、マセラティ グレカーレと対話するナイトドライブ

PR/Maserati

今年で創業110年を迎えるイタリアの名門「マセラティ」は、1914年の創業以来、その高い技術力と芸術性で常に世界中のモーターファンを魅了し続けている。そんなマセラティが新たな軸足として投入した最新SUV「グレカーレ」の魅力を、ラグジュアリーカーメディア『AQ』とのコラボでお届けする。

SPECIAL Aug 20,2025
新世代の風を纏ったラグジュアリーSUV、マセラティ グレカーレと対話するナイトドライブ

ブランドの矜恃を継ぐSUV戦略

自動車界において、イタリアの名門「マセラティ」は特別な存在だ。その名声の源は、110年を超える歴史に裏打ちされている。1914年、ボローニャに創業したマセラティは、創業者であるマセラティ兄弟の高度な技術力を背景に、数々の高性能ロードカーやレーシングマシーンを世に送り出してきた。

マセラティ グレカーレの画像

F1、インディ500やル・マン24時間レースといったトップカテゴリーで輝かしい戦績を残す一方、顧客の要望に応じたビスポークモデルも手がけ、テクノロジーと芸術性を兼ね備えた“走る工芸品”としての評価も確立。そのDNAは、大陸横断をも厭わぬグラントゥーリズモというジャンルを代表する存在として、今も息づいている。

もちろん、その輝かしい伝統の裏には、経営的な紆余曲折もあった。しかしその都度、マセラティを愛する人々の情熱によってブランドは蘇り、近年ではモデルレンジを拡充しつつ、確固たる基盤を築きつつある。その新たな軸足として投入されたのが、今回試乗した最新SUV「グレカーレ」だ。

マセラティ グレカーレの画像

マセラティによるSUVという新たなジャンルへの挑戦は、2011年のフランクフルトショーに出展したコンセプトカー「Kubang(クーバン)」から始まった。当初から明確だったのは、単なるSUVにはしないという意思だ。それを現実のものとしてラグジュアリーとパフォーマンスの融合をテーマに量産化されたのが「レヴァンテ」であり、さらにひと回りコンパクトかつダイナミックな一台として、2023年に日本上陸を果たしたのがグレカーレである。

マセラティ グレカーレの画像

そのデザインは、従来のマセラティ像を一新するものだった。フロントからリアにかけての流れは、実に滑らかで洗練されている。とりわけルーフラインは、美しきGTカーのシルエットを彷彿とさせ、SUVというより背の高いグラントゥーリズモの趣すら感じさせる。中央にトライデントを掲げたグリル、そして往年の名車「3200GT」をオマージュしたブーメラン型のテールランプなど、新しさと伝統が共存するディテールワークも魅力のひとつだ。

マセラティ グレカーレの画像

“ネットゥーノ”がもたらす興奮

試乗したのは、その最上級グレードである「トロフェオ」。パワーユニットには、スーパースポーツ「MC20」と共通の3L V6ツインターボ“ネットゥーノ”を搭載する。この電動化の時代にあって、内燃機の可能性を信じ、あえて“鼓動”を残すという選択には、マセラティの信念と技術者たちの矜持が色濃くにじむ。

マセラティ グレカーレの画像

ステアリングに設けられたスターターボタンを押すと、一瞬の静寂の後、重厚なエグゾーストノートが低く響き渡る。最近では珍しくなったエンジンが目覚める儀式が、ここにはしっかりと息づいている。スポーツカー譲りのレスポンスと、現代的な洗練を共存させたそのフィールは、まさに成熟したマセラティと呼ぶにふさわしい。

今回の試乗は、いわゆるマジックアワーと呼ばれる薄暮の時間帯にスタートした。真夏の熱気がようやく和らぎ、街の喧騒が徐々に落ち着きを見せ始める。刻々と変わる周囲の色温度が、グレカーレの艶やかなボディに陰影を与える。その微細な変化に気づけるのは、五感が解き放たれるからだ。ナイトドライブにはそんな楽しみがある。グレカーレは街の変化に調和するように佇みながら、いつでも一歩を踏み出す構えを見せていた。

マセラティ グレカーレの画像

運転席に収まって感じるのは、視界の良さと車両感覚の掴みやすさだ。堂々たるワイドスタンスを誇りながらも、スタイリングの妙と高めの視点により、市街地でも運転に不安を覚えることはない。

マセラティ グレカーレの画像

ドライブモードを「コンフォート」に設定してスタートすると、エアサスペンションが路面の凹凸をしなやかに受け流し、530psを誇るエンジンも穏やかに脈打つ。音も振動も抑制され、車内には上質な静けさが満ちる。まさにラグジュアリーSUVらしい優雅なひとときだ。

一方でドライブモードセレクトを「GT」に切り替えると、足まわりにわずかな緊張感が宿り、操舵感にも芯が生まれる。ロングドライブ向けの安定性が高まり、車全体に“構え”が生まれる印象だ。そして「スポーツ」に入れると、眠っていた野性が一気に目を覚ます。スロットルレスポンスは鋭さを増し、排気音は咆哮へと変貌。車高も自動的に下がり、ドライバーとクルマがひとつの塊となって路面を駆ける感覚が訪れる。操る愉しみを強く喚起される瞬間だ。

マセラティ グレカーレの画像

個人的には、街乗りでは「コンフォート」、高速巡航では「GT」、そしてドライバーの集中力が高まるナイトドライブやワインディングロードなどでは「スポーツ」。この3モードを場面に応じて使い分けるのが、グレカーレの真骨頂だと感じた。他にも、悪路に対応する「オフロード」や、サーキット向けの「コルサ」モードも用意されているが、今回は出番がなかったから、また別の機会に堪能してみたい。

マセラティ グレカーレの画像

日常と非日常が存分に楽しめる

ゆったりと身を預けられるインテリアには、外観やその走りっぷりとは異なる静謐な空気感が広がる。水平基調のダッシュボードにデジタルインターフェイスが違和感なく融合し、操作性と美しさを両立。タッチスクリーンのメニュー構成や応答性も的確で、日常遣いのストレスは皆無だ。加えて、気分に合わせて選べるアンビエントライトが、夜のドライブに彩りを添えてくれる。

マセラティ グレカーレの画像

試乗車は、マセラティのカスタマイズプログラムで提供されている「フォーリセリエ・コルセ・コレクション」による特別仕様。深く艶やかな「ロッソ・グラントゥーリズモ」のボディカラーと、ブラック&グレージュの2トーンレザーにネイビーブルーのステッチが織りなす室内は、スポーティさのなかに穏やかな気品がある。ブラックアウトされたホイールの奥に覗くキャリパーの鮮やかさも、ディテールへのこだわりを物語っていた。ドライブモードにしろ、内外装のカスタマイズにしても、選択肢として豊富に用意されていることこそが、グレカーレの奥行きを物語っている。

マセラティ グレカーレの画像

こうして一晩をともにし、あらためて気づかされたのは、グレカーレは単なる高性能SUVではないということ。走りの実力、洗練されたデザイン、多彩なモード設定、すべてが高度に調和しており、どれかひとつが突出するのではなく、全体で“マセラティらしさ”を構築している。

クーバンに始まり、レヴァンテを経て結実した、マセラティによるSUV開発の集大成。それがグレカーレだ。際立つスタイリングと扱いやすいパッケージ、そしてブランドの矜持を余すところなく凝縮したこの一台は、走る時間帯も、行き先も、気分さえも選ばない懐の深さを持ち合わせる。どんな日常も、非日常に変えてしまう力を秘めたグレカーレは、乗る者に“移動”ではなく、“体験”を与えてくれる存在である。

マセラティ グレカーレの画像

ラグジュアリーホテル宿泊券ギフトなどが当たるプレゼントアンケートを実施中

抽選で合計3名様に、RINGBELLの豪華カタログギフト『選べる体験ギフト とっておきの宿』もしくはインターコンチネンタルホテル大阪1泊朝食付きペアご宿泊招待券が当たるプレゼントアンケートを実施中。ぜひアンケートにご回答ください。

アンケートはこちら

お問い合わせ先
マセラティ
https://www.maserati.com/jp/ja/models/grecale

SHARE

AdvancedClub 会員登録ご案内

『AdvancedTime』は、自由でしなやかに生きるハイエンドな大人達におくる、スペシャルイシュー満載のメディア。

 

高感度なファッション、カルチャーに溺愛、未知の幅広い教養を求め、今までの人生で積んだ経験、知見を余裕をもって楽しみながら、進化するソーシャルに寄り添いたい。

何かに縛られていた時間から解き放たれつつある世代のライフスタイルを豊かに彩る『AdvancedTime』が発信する情報をさらに充実し、より速やかに、活用できる「AdvancedClub」会員組織を設けました。

 

「AdvancedClub」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AdvancedTime』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AdvancedTime』をお楽しみいただけます。

登録は無料です。

 

一緒に『AdvancedTime』を楽しみましょう!