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ネオンピンクの差し色を効かせた大人の「タグ・ホイヤーモナコクロノグラフ」

モータースポーツウォッチとして真っ先に上がるタグ・ホイヤーの看板モデルである「モナコ」。最新作は眠らない夜の街を感じさせるネオンピンクのディテールが効いたエモい“モナコ”だ。

FASHION Dec 13,2024

タグ・ホイヤーの「モナコ」は、1969年に誕生した時計史にその名を残す名作ウォッチ。それは世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載し、なおかつ世界初の角型防水ケースを実現したからだ。誕生から50年以上を経ても基本デザインは変わらず、アバンギャルドな角型のケースフォルムに角型のクロノグラフインダイヤルを組み合わせた意匠は、モナコらしい個性を発揮する。

一方で、ドラマチックな逸話に彩られ、著名人に愛されたことも、モナコを名作に押し上げた要因だ。モデル名の「モナコ」は、高級リゾート地として知られるモナコ公国に由来する。モナコ公国では古くからモータースポーツが盛んで、毎年F1も開催される。タグ・ホイヤーはモナコGPのスポンサーを務めており、この画期的な時計に「モナコ」と名付けたのであった。

さらに1971年に公開の映画『栄光のル・マン』ではトップスターであったスティーブ・マックイーンが初代モナコを劇中で着用した。それで一気に人気が爆発し、モーターレースウォッチの象徴として地位を確立させたのである。

これまでさまざまなバリエーションを生み出してきたモナコであるが、最新作ではオープンダイヤルにネオンピンクを配したディテールが目を引くモデルが登場。このピンクカラーで、眠らない街アメリカ・ラスベガスの興奮とエネルギーを表現したという。まさにブラックケース＆文字盤に浮かび上がるピンクは、ラスベガスの夜の街に輝くネオンのようなデザインに仕上がっている。モナコは初代モデルからブルー文字盤が定番で、男性的でスポーティなイメージが強かった。しかしネオンピンクがファッション性を高め、妖しくバータイムに映えそうなデザインは、これまでのモナコにはない魅力をもつ。

タグ・ホイヤーモナコクロノグラフの画像 — 「タグ・ホイヤーモナコクロノグラフ」。自動巻き。ブラックDLC加工チタンケース。ケースサイズ39mm。100m防水。￥1,606,000。

ケースはブラックDLCコーティングで仕上げたチタン製を採用し、オープンダイヤルのモダンなブラックスタイルで引き締めた。クロノグラフ針や積算針、アワーインデックスに加え、カレラクロノグラフに見られるようなインダイヤルのリングに鮮やかなピンクをあしらった。ストラップはレザーとラバーを組み合わせたもので、このモデルらしいスタイルと機能性を両立させている。

レーシーな魅力はそのままに、ピンクの差し色で刺激的なアクセントをプラスしたモナコの最新作。アバンギャルドなモナコのスタイルは、今でもしっかりと受け継がれている。