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カラフルな色彩に、舞い上がる花びら…。〝ヴァン クリーフ&アーペル〟の代表的なコレクション『フリヴォル』の新作にインスパイアされ、フラワーアーティストの越智康貴氏が生み出したのは、そんなファンタジックな風景だ。ラナンキュラス、ルピナス、デルフィニウム、フリージア、アルストロメリアなど春に咲く花々を中心に、少しだけ季節を先取りしたものも混在。自然がもつ豊かさと生命力、そして咲いた花が、太陽の光を浴び、春風の中で舞う瞬間をまるで私たちがその空間の中に入り込んで眺めているかのような立体的な作品へと仕上げた。
かねてから自然を愛するメゾンを象徴するかのようなコレクション『フリヴォル』からルビーとエメラルドが中央に配されたチャーミングな新作が発表に。モダンなフラワーモチーフにカラーストーンが明るく照らされ、ローズゴールドとルビー、イエローゴールドとエメラルド、異なる輝きをもつふたつの組み合わせが新しい季節が訪れた喜びを華やかに表現している。
ミニマルな形状のフラワーモチーフが、どこかマチュアな印象。ボリュームのある8つの花がブーケのように束ねられたリングは、2種類の石だけでなく、さらにローズゴールドとイエローゴールドの組み合わせが、複雑な光を放ち、交差する。耳元で、胸元で、手元で、春を感じて。
●掲載商品の価格はすべて、税込み価格です。
初出:2022年4月16日発行『AdvancedTime』11号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Art
Creation: Yasutaka Ochi(DILIGENCE PARLOUR)
Van Cleef & Arpels
Photo: Satoko Munetaka
Editor: Kaori Yuguchi
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