煌めきで気分を上げる!!遊び心のあるダイヤ入りレディスウォッチ

3月30日からジュネーブで新しい腕時計の祭典、Watch＆Wonderが開催されている。コロナ禍の影響で、リアルでの大規模イベントは3年ぶりとなったが欧州人を中心に盛況のようだ。新作の中から、メンズとはひと味違う、レディスウォッチらしいデザイン性の高いモデルをいち早くお届けしよう。

新作のレディスウォッチの中で注目されるのは、ダイヤモンドをあしらったモデルだ。ダイヤモンド入りの時計といえば、パーティや特別なシーンのここぞ、という時のアイテム。しかし、アクセサリー感覚で腕時計の着けこなしを楽しんできた女性たちは、ビジネスシーンでも使えるダイヤ入りウォッチを求めるようになってきた。その場合、本格的な機械式時計から選べば、大人の節度をわきまえ、きちんとした印象を演出できるという効果もある。あくまでも腕時計であるということがポイントで、品の良い装いにワンランクアップさせてくれるのだ。

とはいえ、メンズライクな腕時計にダイヤモンドが加わっただけのレディスウォッチではつまらない。レディスならではの可愛らしい“動き”の仕掛けや、マザーオブパールダイヤルなどの“華”のあるデザインを選びたい。つまり今どきのダイヤモンド入りウォッチには、何かプラスアルファの遊び心が必要というわけだ。そうすれば、可憐に輝くダイヤモンドがいつでも目を楽しませてくれ、ウォッチの楽しみ方の幅が広まるはずだ。

VACHERON CONSTANTIN　トラディショナル・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー

「The Anatomy of Beauty（美の構造）」というテーマを掲げ、薄型の永久カレンダーのキャリバーを搭載したレディスウォッチの新作。各月の日数や4年に一度訪れる閏年の日付を自動的に調整してくれる複雑機構を搭載し、そのカレンダー表示をホワイトマザーオブパールの艶やかなダイヤルで表現した。ベゼルやラグ、リューズのカボションには贅沢にダイヤモンドをセッティングして華やかさをプラス。月表示は古典的な48カ月で、女性に人気の高いムーンフェイズ表示も6時位置に配置する。ケースの厚みは4.05mmとスリムに仕上がっているので、女性が普段使いできる複雑ウォッチと言えそうだ。簡単にストラップを交換できるシステムを採用しているので、気分で付け替えることができる。自動巻き。18Kピンクゴールドケース。ケース径36.5㎜。5月発売予定。

CHOPARD　ハッピースポーツ クロノ

ハッピースポーツは7つのムービングダイヤモンドがダイヤル上でくるくると動く、ショパールを代表するレディスウォッチ。そのクロノグラフモデルは長らくクォーツムーブメントが搭載されていたが、ついに機械式モデルが登場した。ダイヤルはケースと同じローズゴールドのカラーを配し、その圧倒的な存在感の上をムービングダイヤモンドが優雅に舞う。規則的なゴールド針の運針とランダムなダイヤモンドの対照的な動きは、見ていていつまでも飽きない。搭載されるクロノグラフは、クロノメーター認定を受けた高精度が保証されるムーブメントで、54時間のパワーリザーブを確保。ケース素材には生産や流通の過程が明確な金地金を使用するエシカルゴールドを採用する。自動巻き。18Kエシカルローズゴールドケース。ケース径40㎜。

BAUME＆MERCIER　リビエラ コーストライン

12角形ベゼルがアイコンとなっている「リビエラ」コレクションは、南フランスに位置する風光明媚な海岸リゾート地が名前の由来。コーストラインと名付けられた新作は、モナコ、ニース、カンヌ、サントロペといった南仏の海岸線の地形をダイヤル、ベゼル、ケース、ブレスレットに渡って63個のダイヤモンドで表現した。ダイヤル右側は、外にいくにしたがって色が濃くなるラッカーグラデーションによるナイトブルーでコート・ダジュールの海を表している。非対称のダイナミックなデザインは、袖口からチラリと見える意外性を演出してくれる。自動巻き。ステンレススティールケース。ケース径33㎜。

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