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子ども服・婦人服のセレクトショップ『hananoki』を神戸・三宮で運営している、木村眞由美さん。おしゃれで大切なのは「服に着られるのではなく『着てやろう!』と思う精神」と語ります。
おしゃれで大切なのは「服に着られるのではなく『着てやろう!』と思う精神。着くずす、外す、色で遊ぶ…。そうすることで、ファッションの楽しみが倍増するんです」と話す木村さん。
装いをかっこよく洗練させているのが、手元のアクセサリーなどの小物使い。「これは料理でいうところの〝スパイス〟。シンプルな服に、アクセサリーを無造作にじゃらじゃらとつけるのは大好き。年齢にとらわれず、好きなもの、着たいものを、好きなように、着たいように、心のままに楽しみたいですね」
バングルは〝TIFFANY & CO.〟、時計は〝Cartier〟。
黒い服はグレーヘアとのバランスも考えつつ、色はなるべく混ぜずに、とことんかっこよく。リングやバングル、時計も黒とシルバーで統一感を。夏は特に大ぶりなアクセサリーが大好き。リングは〝con RitMo〟のものでInstagramのフォロワーさんのブランドなんです。
ピンクなどの明るいカラーの洋服を着るときは、同系色のアクセサリーを、がマイルールです。控えめに、なじませるくらいのバランスが大事。
茶系の分量が多いときは、インナーに遊びがあるデザインのTシャツを入れたりして〝外し〟を意識。手元もデザインの効いたブレスレットをじゃらじゃらっとレイヤードします。
グレーの服を着こなすルールも基本は黒と同じで、同系色でまとめて。バングル、リング、時計のベルト、全部黒!にして、かわいくならないよう心がけます。
〝NIKE〟のエアマックスを合わせた、スポーティな黒のコーディネート。シルバーバングルや〝LOUIS VUITTON〟のバッグなどを楽しいスパイスに。
こちらも茶系のコーデだから、重く見えないよう、白とベージュを効かせて、腕まくりして軽快な印象に。手首のアクセントに、インポートの太バングルを。淡いライトベージュで軽やかに。
ワンピースは『hananoki』の商品で〝liyoca〟のもの。ストールをふんわりはおって優しい雰囲気を出しつつ、黒バングルでかっこよく仕上げます。
胸の開きは14cm(第一ボタンから第三ボタンまで)!と決めています。胸元を開ける、そでをまくるなど女らしい無造作感を出しつつ、なんだかさびしく感じたらアクセサリーを足して華やかに。夏はシルバーが欠かせませんね。サングラスは〝白山眼鏡店〟を愛用。
子ども服・婦人服のセレクトショップ『hananoki』を神戸・三宮で運営。シンプルな服を自分らしく着くずす装いがInstagramで話題に。近著に『私はわたし、Age83のストリートスナップ』(KADOKAWA)。
Instagram/@kobehananoki
初出:2021年07月03日発行『AdvancedTime』08号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Photo: Ryo Toyoda
Editor: Nazuki Usu
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