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さわやかな秋の朝に目ざすのは、草花が咲き乱れる庭園。いきいきとした色と、様々な香りが全身を満たしていく。子どもの頃に戻ったように、夢中で四つ葉のクローバーを摘みながら、大切な人たちの幸運を祈って。制作は、オートクチュール刺繡のチーム「Lemmikko 」(レンミッコ)。ヴァン クリーフ&アーペルの「アルハンブラ」に着想を得たこの刺繡作品は創業一族であるジャック・アーペルの邸宅の庭に群生するクローバーを想像して制作。カラフルな世界を、80を超える素材で表現している。
Lemmikko
レンミッコ/オートクチュール刺繡の世界に魅了された柴田士郎と小川明子が 「職人としてモードの表舞台を支えたい」、「質のある刺繡技術、刺繡の可能性を 日本で広げたい」という強い思いのもと、 2004年から活動を開始。 フランスのオートクチュール刺繡の技術を、 枠にとらわれない素材を使って 表現する作品には、多数のファンがいる。
http://lemmikko.com/
幸運の象徴である四つ葉のクローバーをモチーフにしたヴァン クリーフ&アーペルの人気コレクション「アルハンブラ」。1968年の誕生以来、時代とともに進化を続けてきました。この秋に登場する新作は、大胆にサイズをとった1モチーフのペンダントや、鮮やかな色のモチーフが連なるロングネックレスなど、どれも上品なインパクトをたたえています。大きく変化している現在の先には、明るい光がある。「アルハンブラ」がそんな未来を呼び込んでくれると信じて。
新作の中心は「マジック アルハンブラ」。最高級の素材による新たなカラーパレットは、ポリッシュ仕上げによって美しさもひときわ。
上から/
初出:2020年9月21日発行『AdvancedTime』05号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Photo: Atsushi Ikeda(Pile Driver)
Editor: Miho Moriya
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