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1829年の創業以来、ピノ・ノワールの聖地といわれるシャンパーニュ地方・アイ村で家族経営を続ける、シャンパーニュメゾン「ボランジェ」。「ボランジェ」のハウス・スタイルの柱のひとつであるピノ・ノワールを100%用いた「PNコレクション」より、今秋、「PN VZ 19」(ピー・エヌ ブィ・ゼッド 19)がリリースされた。創業者一族による経営と、伝統的製法を守りながら食文化を継承する点で、「ボランジェ」と結びつきのある老舗和菓子店「とらや」。「PN VZ 19」のリリースを記念して、「とらや」と、アジア人初の仏版ミシュラン三ツ星を獲得した小林圭シェフによるレストラン「ESPRIT C. KEI GINZA」にて、2024年11月19日~30日の期間限定でペアリング・プロモーションが開催される。ピノ・ノワールの新しい表情を愉しめる「PN VZ 19」の魅力をご紹介しよう。
今春にオープンし、早くもフーディーたちを虜にしている「ESPRIT C. KEI GINZA」。フランスの石の文化と、日本の木の文化を取り入れた内装は、モダンでありながらも温かみに満ちている。オープンキッチンは劇場のようで、五感で料理を愉しめる仕掛けだ。フランスの誇るシャンパーニュ「ボランジェ」を味わうのにピッタリの舞台といえよう。
今回のペアリング・メニューは、「スペシャル・キュヴェ マグナム」と、和を取り入れたプレゼンテーションも美しい「アミューズ ブーシュ」から。フランスのブランドながら「スペシャル」という英語のネーミングは、1884 年から英国王室御用達を拝命するだけでなく、映画「007」シリーズとの 40 年以上にわたるパートナーシップを結んでいる「ボランジェ」と英国との深い繋がりを物語る。
「ボランジェ」は食事にも合わせやすいようにブリュットで辛口に仕上げるのが特徴。「スペシャル・キュヴェ マグナム」は、マグナムボトルで熟成させたリザーヴワインをふんだんに使用し、ブリオッシュや洋梨のような香りと、クルミのような芳醇な味わいが際立つ。「アメーラトマトのサラダ アーモンドミルクとバジル」のアーモンドミルクのエスプーマとの相性が良く、トマトの甘味を引き出してくれる。
ブロンズのように輝く色合いが印象的な「ボランジェ・ロゼ」には「カブのヴルーテとホッキ貝のポワレ」を。北海道・苫小牧産ので昨日、獲れたばかりだというホッキ貝は、噛むほどにジューシーな旨味が溢れ、「ボランジェ・ロゼ」の上品なタンニン感とのマリアージュを愉しめる。
“偉大なる年”の名の通り、優れたぶどうの収穫年のみに造られる「ラ・グラン・ダネ」からは、2014年のヴィンテージを。「ラ・グラン・ダネ」は、「ボランジェ」が保有する180haにも及ぶ自社畑のグラン・クリュ、プルミエ・クリュで収穫されたぶどうのみで造られている。
合わせるのは、金目鯛。鱗焼きにすることで旨みの増した金目鯛を、10年の瓶内二次熟成を経ることで旨味の増した「ラ・グラン・ダネ 2014」が、たおやかに包み込む。「ボランジェ」の全てのシャンパーニュは、シャンパーニュ AOP の法規制で定められた熟成期間の2倍以上の時間をかけ、まるで我が子を慈しむように熟成されているのだ。
今秋、リリースされたばかりの「PN VZ 19」は、ピノ・ノワール100%の「PNコレクション」の5作目にあたる。「PN VZ 19」の“PN”はピノ・ノワールの意。続く2文字は主体となる畑の略称を表し、今年はヴェルズネイ村を表すVZが記されている。ヴェルズネイ村は、ボランジェのあるアイ村と並び、ピノ・ノワール最高産地の双璧と言われている。「PNコレクション」はマルチヴィンテージで、“19”は2019年のぶどうが主体となっていることを表す。「PN VZ 19」には、最も古いヴィンテージとして2009年のリザーヴワインも用いられている。毎年、ヴィンテージごとにメインとなるクリュが選ばれるので、繊細さやエレガンス、パワフル感…と様々な表情を魅せる「PNコレクション」。職人たちが、ピノ・ノワールの魅力を再発見するシャンパーニュでもあるという。
今年の「PN VZ 19」は「PN VZ 15」に通じる上品なパワフルさが特徴。トロピカルフルーツのような香りと、弾力のある果実感、余韻の塩味が、メインディッシュとなる「岩手 石黒農場 ホロホロ鳥 炭火焼き」のボリュームをしっかりと受け止める。添えられたフランス産ジロール茸の、熟したあんずのような香りは、秋の深まりを感じさせる。
デザートは、メレンゲとアイスクリームの食感の違いを愉しめる「ヴァシュラン」。フランスの伝統菓子に、ソースのように仕立てたあんこが添えられ、フランス料理と和菓子の魅力を再発見できる一皿だ。「ボランジェ・ロゼ」との相性の良さも感じさせる。
ピノ・ノワールの様々な表現を求める「ボランジェ」の「PNコレクション」。「PN VZ 19」は、赤い果実やトロピカルフルーツの香りと、パワフルでありながらシルキーなテクスチャーで、アラカルトでのオーダーにしっかりと寄り添ってくれる懐の深さもある。今回のペアリング・メニューは一例で、「PNコレクション」を垂直飲みで愉しむのも一興だ。
素材と対話することで新たな喜びを生み出す、「ボランジェ」の「PN VZ 19」と「ESPRIT C. KEI GINZA」のペアリング。ピノ・ノワールを味わい尽くした大人にこそ、体験して欲しい。
期間:11月19日(水)~11月30日(土)
内容:ソムリエが特別に選んだボランジェ・ペアリングセット16,500円。(税込、サービス料別。ドリンクのみの価格で、料理は別。)お料理はお客様のご希望に合わせ、品数や内容などレストランよりご提案させて頂きます。
東京中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル11F
※エントランスはすずらん通りにございます。
営業時間:17:30~23:00 (L.O. 20:30)
定休日:日曜日・月曜日
03-6274-6611(受付時間:日曜日・月曜日を除く13:00~21:00)
https://www.maisonkei.jp/esprit_c/
AUTHOR
慶應義塾大学を卒業後、アパレルのラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーweb』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了される。蒸留所の立ち上げに参画した経験と、ウイスキープロフェッショナルの資格を活かし、業界専門誌などに執筆する他、日本で唯一の蒸留酒の品評会・東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の審査員も務める。
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Photo & Editor: Atsuyuki Kamiyama
Writer: Arisa Magoshi
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