極めつきの食材を求め、東西遊歩の食旅へ

串揚げ界に革命児現る！ 「Brochette KUSHIAGE TOKYO」

東京・麻布十番に2023年1月にオープン。串揚げは「カジュアルで、重たいもの」という従来のイメージを覆すファインダイニングだと、静かな話題を呼んでいる。

「串揚げ15本コース」は、串揚げ15本と、先附や造り、デザートなどを加えた20品ほどのコース仕立て。熱々の串揚げを味わえば、脂っこさを少しも感じず、とても軽やか。火の入り方は絶妙で味わい深い。その理由は、限りなく薄い衣と特注の微細なパン粉にあり、揚げた後も油を切って供される。素材ごとに下ごしらえがなされ、1本ずつ異なる料理として味わえる。

つけ塩は山椒塩、カレー塩、藻塩に出汁を含ませた自家製の3種。レモン汁、レモン醬油、オリジナルブレンドのソースも添えられる。串ごとに塩やソースの提案があり、飽きずに食べ進められる。また、和食や鮨店で経験の長い料理長が手間をかけて仕込む料理が、合間に出されるのも嬉しい。

ワインはカジュアルなものからグランヴァンまで豊富に揃う。

関西の味覚を極上フレンチで 「SINAE」

大阪・伏見エリアに、2022年10月にオープンしたフレンチレストラン。オーナーシェフの大東和彦さんは、カウンター席のみのレストランを10年営み、今回はさまざまな意味で原点回帰、そのひとつがテーブル席でのフルサービスのスタイルだ。店名は、コンセプトである“Simple（シンプル）、Natural（ナチュラル）、Essence（エッセンス）”の頭文字より。日本のテロワールを大切に食材と向き合い、クオリティの高い料理へと昇華させている。 「ディナーコース」は、アミューズから始まる10皿の構成。サラダは近郊から届く旬の野菜に、レストラン屋上のポタジエで育った、摘みたてのハーブを盛り込む。食材をまるごと使い、神戸・弓削牧場のホエイをソースに仕立てる。肉料理「滋賀サカエヤの40日間熟成牛サーロイン」は、炭火でじっくりと火入れし、熟成牛のうま味を堪能できる。岐阜のジビエなどが登場することも。

料理の流れに合わせ、スタッフにグラスワインを数種類、選んでもらうのが楽しい。料理に寄り添うワインの味わいもまた格別だ。

福岡のブランド黒毛和牛「筑穂牛」をお取り寄せ 「あかね荘 オンラインストア」

福岡県の筑穂町（現・飯塚市）で1964年に創業した「あかね荘」は、福岡県最古のブランド牛とされる「筑穂牛」専門の料理店。受け継がれる味ともてなしには定評があり、2014年には「ミシュランガイド」で一つ星を獲得。年間に1万3000人を超えるゲストが訪れる。 「筑穂牛」は、三郡山地の裾に広がる自然豊かなこの地で育てられる黒毛和牛。極上のうま味とキメの細かな脂が特徴だ。すき焼きで味わえば、口に入れたとたんに脂のほのかな甘みと豊潤な香りが広がる。コクがありながらもしつこさはなく、あっさりとした肉質で、とろけるような食感が魅力だ。

今では生産者が激減し、希少となった筑穂牛を広く知ってもらいたいと、23年春からはオンラインショップでの販売をスタート。「あかね荘・筑穂牛すき焼きセット」は、筑穂牛のスライス肉400gに加え、自家栽培の野菜、豆腐、糸こんにゃく、割下などが同梱。届いたらすぐに筑穂牛のすき焼きが味わえる。自分で取り寄せて楽しむだけでなく、大切な方へのギフトにもぴったりだ。

食事券や、すき焼き用牛肉をプレゼント！

Brochette KUSHIAGE TOKYOと、SINAEからは食事券を、あかね荘 オンラインストアからはすき焼き用の牛肉をプレゼントいたします。

■締め切り：2023年8月1日（火）23:59まで

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初出：2023年7月1日発行『AdvancedTime』17号。掲載内容は原則的に初出時のものです。