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財布は新年に使い始めると運気が上がると言われるように、実は4月の新年度に新しい腕時計を手に入れると、モノの良さがよくわかる。その理由とおすすめの新作時計をご紹介していこう。
AdvancedTimeの読者は新社会人ということはないだろうが、4月の新年度から新しい部署に異動という人はいるだろう。社会人生活が長くても、新しい環境で慣れないことが多いと、いつも以上に時間に追われていると感じられることがあるかもしれない。そんな時には正確な時を伝えてくれる腕時計が、安心感をもたらし、強い味方となってくれる。そしていつも以上に腕元を見る機会が増えると、これまで気づかなかった時計の良さが見つかることだろう。
また環境に変化がなかった人も、新年度には新しい出会いが増えて自然と名刺交換の機会が増えるもの。その時、腕元の腕時計は自分で思っている以上に見られている。名刺以上に自分らしさを伝えるアイテムとして、きちんとした時計選びが大人の嗜みといえる。
そんな理由から、新しい時計は春こそ買うべきだといえる。春はニューモデルが多く登場する季節でもあるから、絶好のタイミングでもある。そこで新年度にふさわしい新作時計を厳選してご紹介しよう。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
デイト表示付きの3針仕様に、すべてバーインデックスのオーソドックスなダイヤルデザインはビジネス向き。その上でブルーの同心円のデザインが個性を主張してくれる。CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲコレクションはこれまでケースにゴールド素材をメインに使ってきたが、今作では初のステンレススティールを採用。薄いベゼルと八角形のミドルケースに、ラグを溶接した複雑なケースをステンレススティールでも同様の加工精度と仕上げで美しさを実現した。大きく印象を変えたのは、ダイヤルの仕上げだ。今回新たに開発したスタンプ加工による同心円の細かいパターンが光を絶妙に捉えて奥行きのある視覚効果を生み出した。これはギョーシェ職人がまずベースの型を製作し、それにハンドエングレービングを施したもので、ダイヤル装飾の新しい表現といえる。自動巻き。ステンレススティールケース。ケース径41mm。
ポートフィノ・コンプリート・カレンダー
カレンダー表示は時刻に次いで重宝し、ビジネスには必須の機能。ポートフィノのカレンダーウォッチには、パーペチュアルカレンダーやアニュアルカレンダーがあったが、新たに加わったのがこのコンプリートカレンダー。コンプリートカレンダーとは、日付、曜日、月のトリプルカレンダーに加え、ムーンフェイズを加えた機構のことで、31日未満の月には手動で調整が必要となっている。この機能を実現するために、新たに開発されたモジュールが組み込まれており、6時位置のインダイヤルに同軸で日と月、12時位置のインダイヤルには曜日とムーンフェイズをコンパクトに表示した見やすいデザインが特徴だ。どの表示も個別の輪列で駆動しており、リューズまたはケース側面のコレクターボタンで調整できるようになっている。自動巻き。18Kレッドゴールドケース。ケース径41mm。
エボリューション9 コレクション SLGA021
高精度で、月曜日から金曜日までの平日5日間、巻き上げいらずのロングパワーリザーブを備えるSLGA021は、ビジネスパーソンにとっては強い味方だ。立体的な陰影が特徴のダイヤルは、職人が手で模様を彫り出した金型を元にした「ミナモパターン」を採用し、このモデルの製造拠点にほど近い諏訪湖の夜明け前の情景を深いブルーで表現。グランドセイコーの新しいデザインコードであるエボリューション9スタイルを取り入れ、薄型でありながら低重心のケースは快適な装着感を実現している。搭載されるスプリングドライブムーブメントのキャリバー9RA2はサイズの異なる2つの香箱を採用し、約120時間(5日間)にわたって動き続ける。スプリングドライブ自動巻き。ステンレススティールケース。ケース径40mm。
クラシック・フュージョン オリジナル イエローゴールド
ビジネスでは誠実さが一番大切だが、一緒に仕事をしていてつまらないと思われるのも考えものだ。そんなときは腕時計で個性を主張するのも自己表現のひとつ。今では当たり前となっている時計の異素材ミックスだが、その嚆矢となったのがウブロ。1980年にイエローゴールドケースにラバーストラップを合わせた時計は、当時はとても前衛的な取り合わせだった。そのスタイルを復活させ、お約束のベゼルに6つのH型のビスを備え、艶やかなブラックラッカーダイヤルを配した。カラーを多用せず、シンプルなデザインなので、ゴールド特有の嫌らしさがないのが奥ゆかしく、飽きずに長く愛用できる。ケースは42mm、38mm、33mmとサイズ展開があり、自分の好みを選べるのもうれしい。自動巻き。18Kイエローゴールドケース。ケース径38mm。
STAFF
Writer: Katsumi Takahashi
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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