（2ページ目）「マクラーレンGT」が開く、夏への扉

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キャンプの醍醐味とリゾートホテルの快適さを味わえる美食体験

「Glamorous」な「Camping」を意味する「グランピング」。ここ数年で多くのグランピング施設がオープンしたが、『White Lamp』は「食」においてもこだわりと矜恃をもち、食通をもうならすホスピタリティを展開している。

「バーベキューコース」と「薬膳鍋コース」から選べるディナー。悩みながらもやはり「バーベキューコース」を選択した。

野菜とバーベキューステーションの画像 — 左／チェックイン時にシェフが運んでくる、色とりどりの野菜やきのこがぎっしりと盛られたトレー。ここから好きなものを好きなだけ選ぶマルシェスタイルのサービスも心躍る演出。右／ドームキャビンに併設されているバーベキューステーション。夕食、朝食ともに、このプライベートな空間で楽しむ。

「バーベキューコース」といっても、ただ肉や野菜を焼くだけではない。フレンチとイタリアン、それぞれの味を極めたふたりのシェフを擁する『WHITE LAMP』では、バーベキューがスタートする前のアペタイザーからゲストを魅了する。

ロメインレタスのシーザーサラダの画像 — 前菜の「ロメインレタスのシーザーサラダ」。採れたてのロメインレタスのみずみずしさに、那須高原にいることを改めて実感する。

そして圧巻の豪華さに感動するバーベキュー。

食材と焚火スペースの画像 — 左／チェックイン時に選んだ野菜のほか、オマール海老、那須郡司豚、骨付き若鶏、そして那須高原和牛3種部位の食べ比べなど、贅を尽くした食材が並ぶ。右／各デッキには焚火スペースも設けられている。

面倒な準備は一切せず、だけど「自分で焼く」というバーベキューの楽しみは味わうことができる。しかも、自分たちのドームキャビンの離れのようなプライベートな空間で。周辺のドームキャビンとは距離があるので、他のゲストとは一切接触なくふたりきりのバーベキューパーティを堪能していくうちに、すっかり夜の帳が降りた。

やがてデザートが届けられ、ディナーが終わる。

そして翌日。清々しい高原の朝を迎えると、そこにはまた至福の体験が待っている。ディナーの後片付けも一切しなかったバーベキューステーションは綺麗に整えられ、そこに朝食が運ばれてきた。2段のティートレイで供されるフレンチスタイルのブレックファストは、大人もワクワクさせるようなフォトジェニックさだ。

朝食の画像 — 新鮮な季節のフルーツにヨーグルト、郡司豚のハム、チーズなど、朝食にも那須高原の美味が並ぶ。

焼き立てのパンを使った「パングラタン」や「たっぷり野菜のスープ」は、バーベキューグリルで自分たちで焼き、温める。

バーベキューグリルの画像 — バーベキューグリルは、世界最高峰と位置付けされるアメリカの「Cha-Broil」社製。

こうして最後までキャンプの醍醐味とラグジュアリーリゾートの快適さを堪能し、大人のグランピングという非日常に別れを告げる。また季節が変わったら再び訪れたいと心から思わせる、至高のグランピングリゾート。ここは自分たちにとってセカンドハウスのような存在になるだろう。

WHITE LAMP８（ホワイトランプ）の画像 — 「WHITE LAMP（ホワイトランプ）」
住所：栃木県那須郡那須町字高久乙3812-1 TEL：0287-74-5766 駐車場：全20台（無料）公式サイト：https://y-resort.com

都会に戻る前に、アートと自然を満喫する那須クルージング

「マクラーレン GT」に荷物を積んで、『WHITE LAMP』を後にする。都会という現実に戻る前に、少しだけ寄り道をしながら夏の高原のドライブを楽しむ。

目的地は、かつて城下町として栄え、現在は「もうひとつの那須」と呼ばれる芦野エリア。そこに佇む、隈研吾氏設計の『那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA』だ。

那須芦野・石の美術館 STONE PLAZAの画像 — 「那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA」
住所：栃木県那須郡那須町芦野2717-5 TEL：0287-74-0228 開館時間：10:00〜17:00（最終入館16:30）休館日：月曜日（祝休日の場合は翌平日）※冬季休館：12月末〜2月末。その他臨時閉館、休館する場合もあり（詳しい日付は公式サイトに掲載）料金：大人￥800（15名以上の団体の場合は￥700）・小中学生￥300（15名以上の団体の場合は￥200）※併設のショップは入場無料※駐車場全12台（原則無料）公式サイト：stone-plaza.com

かつては米を貯蔵していた古い石蔵を守りながら、新たな建物を加え、石を素材とするアートなどを展示する美術館へ再生させた、個性的かつ洗練されたアートスペースだ。

石蔵ギャラリーの画像 — 敷地内の奥に位置する「石蔵ギャラリー」では、「隈研吾と石」をテーマにした展示が行われている。このスペースではコンサートが開かれることも。

「建築と文化の接点」、「石材での表現の多様化」をコンセプトに、敷地全体を「ひとつのアートを観賞する散歩道」として再構築したこの美術館。隈研吾氏による建築、アートとして無限の可能性を秘めた「石」と数々の作品との邂逅は、感性に訴えかけると同時に新たな知識欲を刺激する。

茶室の画像 — 小さな石蔵を改修した「茶室」。ここは日本初の石造りの茶室としても知られる。

芦野は県内でも有数の石の産地。これまでは高原、リゾート地としてしか認識していなかった那須にも、まだまだ知らない魅力があることを再認識する。

気分が赴くままこうして、どこへでも足を伸ばせるドライブ旅。夏の濃いグリーンに囲まれた直線道路を「マクラーレン GT」で走り抜ける。加速やスピードを味わうだけが、このクルマの魅力ではない。大人の男と女にときめきをもたらすグランドツアラーは、人生をより豊かに彩り、演出する。

マクラーレン GTの画像 — 運転席から周囲をよく見渡せる「マクラーレン GT」なら、美しい景色を見逃すことなく走れる。そんな設計だから取り回しがしやすく、足回りもしなやか。スポーツカーにありがちな「楽しいのはドライバーだけ」という思いをしなくていいぶん、積極的にパートナーと運転を交代して、夏のドライブを楽しみたい。

主要諸元	マクラーレン GT
全長×全幅×全高	4,685×1,925×1,215／1,234mm
車両重量	1,483kg
駆動方式	MR
トランスミッション	7速SSG
エンジン	V型8気筒ツインターボ、3,994cc
最高出力	456kw（620PS／7,500rpm）
最大トルク	630Nm／5,500～6,500rpm
車両価格	￥26,950,000（税込）