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今年は4月から夏日があり、すでに猛暑の足音が聞こえているような状況。新緑の爽やかな季節は短いかもしれないが、それでも旅にはうってつけの時期といえる。そこでここでは、旅をより楽しむための、さまざまなアイテムを紹介。
大型連休を経て、梅雨そして夏を前に何かと活動的になるこのシーズン、それはまた旅を楽しむのにもうってつけの時期といえるだろう。オンオフ問わず、快適に、かつポジティブに旅行の時間を楽しみたいもの。それには洗練され、エフォートレスなトラベルスタイルが重要だ。そこで、大人こそ吟味したいトラベルアイテムをいくつか考えてみた。

ビジネスシーンにおいても装いのカジュアル化は進む一方だが、それでも男性のアウトフィットにおいて、ジャケットやブレザーといったテーラードウエアの重要度が下がるわけではない。旅先においてはさらに高まるといっていいだろう。自分のオフィスで同僚たちと過ごし、オンラインミーティングとなじみの店でのランチぐらいの外部交流ならば、Tシャツにイージーパンツで問題ないかもしれない。オンビジネスでもオフタイムでも、旅先では未知の人物との出会いがあり、旅を楽しむためには、不快感を与えることなく(と自分が判断する)、ある程度の自信をもたらしてくれる服装が求められる。経験を重ねた大人こそ、そのことに頷けるのではないか。そして多くの男性にとって安心できる装いは、やはりテーラードウエアであるはずだ。

“ブリオーニ”から先日発表された「Soffio(ソッフィオ)」ブレザーは、現代のテーラードウエアへのニーズに応える内容を備えている。さらにそれはこの季節の旅を、快適に支えてくれるはずだ。その特徴は端的に言えば「軽く快適なテーラード」。ごく薄いショルダーパッドを配したそのつくりは、イタリア仕立てを代表する同ブランドらしく、テーラードウエアのフォルムを保ちながら、軽い着心地と動きやすさを実現している。さらに表地にはシルクとカシミアそしてリネンをブレンドした「Zefiro(ゼフィロ)」を使用。ラグジュアリーなファブリックながらスラブ調のテクスチャーで、品格とカジュアル感が共存している。旅先の格式あるレストランやバーも、この上着なら気後れすることなく入れそうだ。さらにフロント2つボタン、パッチポケット、サイドベンツのスタイルは、カジュアルなボトムス、例えばデニムなどにも組み合わせやすい汎用性がある。インナーもシャツ&タイからTシャツまで、幅広くコーディネートできる。

旅に重要なアイテムとして次に挙げたいのが、シューズ。足元に何を合わせるかで、男性の装いの印象は大きく変わる。開放感あるシーズンでは、それに似合ったものを選びたい。そこでピックアップしたのが、イタリアのブランド“セルジオ ロッシ”のエスパドリーユ「NAUTIC(ナーテック)」だ。ジュート縄で作られた靴底のこの靴は、元々ピレネー山麓地方の農民たちが履いていたものだった。20世紀半ばにハリウッドスターやパリのデザイナーが取り上げ、ファッションアイテムとなった歴史がある。“セルジオ ロッシ”では例年春夏メンズコレクションでエスパドリーユを展開している。

「ナーテック」はアッパーにレッドブラウンのスエードまたはブラックのカーフレザーを使い、アウトソールにはラバーが配されるなど、タウンユースとしても使い勝手のよい仕様になっている。ブラウンスエードのモデルはカジュアルシックな装いに映える存在感。その一方でブラックカーフのモデルはソール部分もブラックに仕上げられていて、ドレッシーな装い方もできそうだ。素足で履くことでジュートの質感が感じられ、よりリラックスした気分が味わえる。アッパーに芯などが入っていないため携行しやすく、旅先で履き替えるのもいいだろう。夏の旅でのフットウェアといえばサンダルやスニーカーがつい連想されるが、クラシックなエフォートレススタイルとしてエスパドリーユを選ぶのは、大人の余裕と洗練を感じさせる。

そして、旅のスタイルにおいて重要なのがバゲッジ。携行品のほとんどをトランクやキャリーケースに詰めて預ける、または行き先に送ってしまうのは確かに便利ではある。ただ、ふと思い立って、必要最低限のものをひとつのバゲッジに収めて旅に出る、そんな軽快なフットワークに憧れる方も少なくないのではないか。そこで、自由な旅人感覚を反映しつつ、現代の大人の旅にも対応できるアイテムとして、“ヴァレクストラ”の「アソルート ダッフルバッグ」をピックアップした。
もともとは軍用の雑嚢、またはキャンプ用具などを収めるものだったというダッフルバッグ。競技に使うシューズなどの道具を携行するためにもよく使われている。それゆえラギッドでスポーティな印象が強いが、この「アソルート ダッフルバッグ」は、ダッフルバッグのスタイルをもとにしたミニマルなデザインで、スタイリッシュな印象。同ブランドとしては意外な抑えた色合いで、ビジネストリップからオフタイムの旅まで、幅広く対応できそうだ。シェルに再生ナイロンECONYL®を使い、さらにミレプンテレザーが組み合わされている。全体で1.3kgほどなので、旅の携行品を収めても軽快に取りまわしできるだろう。服装が軽くなる夏ならば、このバッグでもかなり対応可能かもしれない。

そして“ヴァレクストラ”といえば、「ミレプンテ(千の点)」と呼ばれる型押し加工が施された、カラフルなレザーを使ったバッグやレザーグッズがよく知られている。そんな同ブランドを象徴する素材を使ったアイテムで、ぜひ旅に持って行きたいのが「ストラップ付 メガネケース」だ。サングラスは夏の旅に欠かせないが、普段からアイウエアを使っていたりすると、掛け替えなど何かと気を遣うことも多い。携帯できるアイウエアケースがあれば、そのストレスは大きく軽減される。さらにこの“ヴァレクストラ”のケースは、しなやかな革と「コスタ」と呼ばれるコバの加工を組み合わせた精緻なつくりで、リュクスな存在感がある。実用性も備えた、夏の旅を象徴するアクセサリーといえるだろう。
ここで挙げた夏の旅のアイテムは、あくまで一例。おそらくそれぞれの方に合った、そして時期や目的にフィットした旅のスタイルがあるはずだ。もしかしたらそうしたことを考えることから、旅というものは始まるのかもしれない。日々忙しく過ごす人の場合、直前に慌ただしくパッキングして旅立つことが常かもしれないが、たまには旅のスタイルを考えてみることから、始めてみるのはいかがだろうか。そのことで旅はより豊かで、楽しい経験になるかもしれない。
AUTHOR
『エスクァイア日本版』(エスクァイア マガジン ジャパン)編集部を経て、『メンズプレシャス』(小学館)などでメンズファッションやデザインプロダクト、カルチャー等の企画を担当。それらの傍ら、紳士靴の雑誌『LAST(ラスト)』を創刊し編集長を務める。現在は『Advanced Time』本紙とオンラインのほか、さまざまなメディアにて、ファッションやライフスタイル分野でエディターまたはライターとして活動している。
STAFF
Writer: Yukihiro Sugawara
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