新緑の京都でアートを感じたい。EDGEな「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」

春の京都のアートイベントとして恒例となっている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」は今年14回目。今回のテーマは「EDGE」。現在の世界情勢を考えると、崖っぷちを想起するかもしれないが、ユニークな作品が多く展示されている。市内を歩いて、見て、感じて、新緑の京都を過ごしたい。

LIFESTYLE Apr 24,2026
新緑の京都でアートを感じたい。EDGEな「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」

定番の“京町家”エリアをまわる

14組のアーティストによる展示が市内12の会場で開催されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」。

最初に「インフォメーション町家」(会場番号i、1、2=八竹庵)へ足を運ぶ。チケットも販売されているここを起点にして会場をまわるのは例年通り。

「八竹庵」(旧川崎家住宅)では、昨年4月ガザで爆撃により亡くなったフォトジャーナリスト、ファトナ・ハッスーナの作品を展示。2階では、南アフリカのフォトブック200冊以上を自由に閲覧できる。

https://www.kyotographie.jp/programs/2026/fatima-hassouna/

「八竹庵」の画像
南アフリカのフォトブックが並ぶ2階の画像

次に、こちらも定番の会場となっている「嶋臺(しまだい)ギャラリー」(会場番号3)へ。ここではポートレートの名匠アントン・コービンの選集的回顧展が開かれている(Supported by agnès b.)。ケイト・ブッシュの象徴的なポートレートをはじめ、世界中の音楽家や俳優など著名人を撮影した作品が並ぶ。会場内にはアントン・コービン本人が京都で受けたインタビュー映像もあり、「有名人だからといって持ち上げたり特別なことはせず、同じ目線で接して直感的に撮る」など、非常に興味深いエピソードが聞ける。

https://www.kyotographie.jp/programs/2026/anton-corbijn/

アントン・コービンの選集的回顧展の画像
アントン・コービンの選集的回顧展の画像
嶋臺(しまだい)ギャラリーの画像

商店街とコラボした作品群も

「誉田屋源兵衛 竹院の間」(会場番号6A)では、ケニア出身のタンディウェ・ムリウの作品が並ぶ。どれも鮮やかな色彩で、日常的な家庭用品を用いていたり、ユニークな作品ばかり。強い生命力も感じられる(Presented by LONGCHAMP)。

また、アフリカの国々では、世代を超えて受け継がれてきた知恵が口承によって伝えられてきたそうで、ムリウの作品にはことわざが添えられている。

https://www.kyotographie.jp/programs/2026/thandiwe-muriu/

タンディウェ・ムリウの作品が並ぶ画像
タンディウェ・ムリウの作品の画像

そして、京都での滞在で染色工芸の世界に傾倒したムリウが、仏教用語「一如」の精神を引用した特別な作品を制作。出町桝形商店街(会場番号6B)のアーケード内に巨大な作品がいくつも吊るされている。商店街での展示は珍しく、ちょっとシュールな光景だが、ポスターやチラシを張っている店も多く、商店街をあげて盛り上げようとしているようだ。

市内中心部からは少し外れた場所になるが、京阪電車の出町柳駅から徒歩7分ほど。いつも行列している和菓子店「ふたば」のすぐ近く。こちらにもぜひ足を運んでみてほしい。

https://www.kyotographie.jp/programs/2026/arp-thandiwe-muriu/

アーケード内に吊るされているタンディウェ・ムリウの巨大な作品の画像
アーケード内に吊るされているタンディウェ・ムリウの巨大な作品の画像

京都市内が広く会場に

他にも、京都市京セラ美術館本館南回廊2階(会場番号8、9、10)や東本願寺大玄関(会場番号14)など、市内各所で多彩な展示が行われている。

さらに、恒例のサテライトイベント「KG+」も同時に開催中。黄色いのぼりが目印のこちらも広く展開していて、南は伏見区の中書島エリアにまで及んでいる。

なお、こうした会場を知るには、専用のアプリが便利。チケットを購入されたら、アプリもダウンロードされたい。

スマホのマップ画面の画像

私は、京都文化博物館別館(会場番号4)からほど近い、Karimoku Commons Kyoto(KG+番号S12)に立ち寄ってみた。普段、木製家具のショールームであるこちらの1階から3階までを使い、6人のアーティストの作品を展示。落ち着いた空間のなか、家具と調和した自然な配置で、ゆったり作品を鑑賞できる。

Karimoku Commons Kyotoの画像

新緑の京都へ旅行される方は、ぜひ「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」に足を運んでいただきたい。5月17日(日)まで開催中。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026

会期/2026年4月18日(土)~5月17日(日)
会場/京都市内各所
https://www.kyotographie.jp/

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