大人のふっくらまぶたに、アイシャドーのアップデイトは必須！王道のブラウン系にプラスする色は？

アイシャドーなしの、たるんだ老けまぶたが、アイライナーだけで凜と若々しい目元に！

ゆるんだ目尻や目元のジワも、自分だけの尊い美の年輪。加齢を魅力に変え、自信をもって笑いたい！「大人笑顔の美容塾」では、アイメイクのアップデイトと目力強化の秘策を公開中。今回は、千吉良流アイメイクプロセス後編の続き、Part3アイシャドーです。

前回のおさらいをしたい方は･･･
＞ 優しい「大人笑顔のアイメイク」前編はこちら
＞ 優しい「大人笑顔のアイメイク」後編はこちら

～Part3　アイシャドー編～

長年の友ブラウン系に、オレンジシャドーを加えて。自然に、優しく、かわいく、ふっくら見せる

ナチュラルメークならたるみ目の輪郭を修正するアイラインだけでも十分ですが、より目をくっきり、華やかな印象を強調するためには、アイラインを描いたあと、アイシャドーを重ねていきましょう。

アイメイクのなかでアイシャドーは目元の印象を左右する大きなポイント。しかも旬の色を取り入れることでイメージが一新され魅力アップにつながります。とはいうものの、旬の色をやみくもに取り入れると、返って若作りに見えたり、厚化粧で不自然に浮いてしまったり･･･そんな失敗を経験してきた方も多いと思います。また、オフィスで浮かないメイクに徹して、王道のブラウン系を使っていれば安心と、もう何年も同じものを使っていませんか？ それではパッとしないどころか、古くさい老け顔に見えてしまう原因に。

メイク手数の中でも、肌となじみにくい色を取り入れる箇所なだけに、うまくいくと洗練されてかっこよくできますが、時代や年齢が反映して見えるところです。旬の気分とエイジングの影を抑えて立体感がでる、一石二鳥なアイシャドーの色みを厳選しましょう。

アイシャドーパレットは、ブラウン、ベージュからオレンジ系をセレクト。くすみもはらい、ヘルシーに。

今回アドバンストタイム世代にオススメしたいのが、定番のブラウンベージュにオレンジ系がプラスされたアイシャドーパレット。暖色系のオレンジは、肌に自然になじみながら、大人のくすんだ目元を華やかに演出し、洗練度を上げてくれます。そしてパレットを選ぶときは3色以上のものを選ぶのが鉄則。主役になるハイライトカラーのオレンジのほかに、グラデーションの要になる中間色、目元をしっかりと引き締めるダークカラーが配されているものを選べば間違いありません。

3色の組み合わせによって、大人の目元に必要な立体感、明るさ、メリハリをしっかりとつくり、エイジングの影も消し去ります。

千吉良流、華やかな目元を演出する「大人のアイシャドー」の塗り方

使ったのは…シャネル レ キャトル オンブル937(10月28日発売限定品、なくなり次第販売終了）

Step1　アイホール全体にオレンジをぼかす

チップに左上のオレンジをとり、アイホール全体にのせる。まぶたの中央から左右に往復させながらアイホールの幅に広げる。

Step２　ブロンズで影をつけ、まぶたに立体感を。

次に右上のブロンズをチップにとり、目尻側から目頭に向けて扇状に動かしまぶたの1/3まで塗布する。目尻側が太く濃くなると、自然で美しい陰影が生まれ立体的な目元に。

Step3　アイラインに締め色を重ね輪郭をくっきりと

まぶたの際に右下のブラウンを。チップを立てて目尻から目頭を往復するように塗ると、ブラウンのアイライナーときれいに混ざり合い、自然な濃淡が生まれる。

Step4　仕上げにきれいなチップでエッジをぼかす

Step1で塗ったオレンジと肌との差をきれいなチップでぼかす。こうすることで、ベタッとならず美しいグラデーションに。

完成！

キラリと光るオレンジシャドーがくぼみまぶたをふっくら見せるポイント！

千吉良恵子が薦める最新アイシャドーパレット

上から

シャネル レ キャトル オンブル 937(10月28日発売限定品、なくなり次第販売終了）

使いやすいライトコッパー、アンバーゴールド、サテンブロンズ、マットブラウンが入った冬の限定パレット。マットからパーリーな光沢まで幅広い質感が入っているので、重ねるだけできれいなグラデーションに。コッパー系のオレンジは見た目より透明感があるので、光を集めてふっくら艶やかな目元に。

ゲラン オンブル ジェ 940

ウィンターローズオイルを配合しているため、ソフトで心地よい感触で、まぶたの上でなめらかに広がり、ぴたりと密着。オレンジ×ゴールドブラウンのグラーデーションは、まぶたに深みが生まれて立体感アップ。老けた目元を明るく健康的に見せてくれる。

アルビオン エクシア アイカラー カンテット06

素肌を引き立てる、ピンクがかったオレンジ、ダークブラウン、アイボリー、ボルドー、ベージュの5色がセット。パーリーなオレンジは、ピンクがかっているので優しい印象に仕上がる。しぼんで寂しげな目元がパッと明るくなって、ふんわりやわらかに。

【And more・ハイライター編】

仕上げにひと塗りするだけで透明感のある目元に仕上げるハイライター

目元にもっと明るさとメリハリ感を引き出すために最後のひと工夫を。頬骨の一番高いところにハイライターをさっと塗り、部分的に輝きを仕込むことで、瞬時にくすみを消し去り、瑞々しく艶やかな目元に。肌からにじみ出たような繊細な艶をまとうことで、よりナチュラルな目元にランクアップします。

千吉良恵子が薦める「ハイライター」

上から

シャネル ボーム エサンシエル スカルプティング

透明感のあるホワイトパールをたっぷり含んでいるので、しっとり塗れたような光を放って。スティックタイプだから、目指すポイントに使いやすく、ファンデの種類も選ばない使い心地。

ナーズ ザ マルティプル 1501N

オパールのような輝きを放つピンクがかった色味だから、ハイライトが悪目立ちせず、ナチュラルな透明感と立体感をもたらす。肌にのせるとパウダー状に変化するのでサラサラに。

アディクション ザ グロウ スティック ザサンアイキャンタッチ

透明度の高い上質なパールを使用。シャンパンを思わせる、柔らかいゴールドの光で、肌の艶を絶妙に底上げ。4種のオーガニック植物オイルを含み、肌サビケア効果＆保湿性が高い。

PROFILE

へア＆メイクアップアーティスト

千吉良 恵子

Cheek one主宰。女優やモデルからの支持も厚く、多数の雑誌、広告撮影を担当。他、講演や化粧品関連のアドバイザー、化粧品の開発など幅広く活躍。著書に「千吉良恵子の効くメイク」（アスコム）、「千吉良恵子の可能力メイク」（ワニブックス）、「絶対キレイになるメイク Making Happy」（成美堂出版）、「毎日可愛くなれるメイクのヒント」（講談社）などがある。