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年を重ねるごとに、デニムに対して気持ちは変化してくる。70歳を越え、調和し始めた、“今”の自分とデニム。かっこよく着こなす安奈 淳さんにデニムとの向き合い方を聞きました。
凛としたたたずまいにデニムが映える。さぞ、長年はきこなしてきたのだろうと思いきや、意外な答えが。「デニムって、20代、30代のものだと思っていて、ここ30年くらいずっとはけずにいたんです」。70歳を越え、グレーヘアになり、気持ちに変化が。「この髪色の自分なら、デニムが違和感なくなじむのでは?と感じるように。髪がグレーになり、シワが増え…。頑張りすぎていない“今”の自分と、デニムのリラックス感が調和し始めたんでしょうね。私の理想のおしゃれは、すれ違った人が『今の人、かっこよかったな』とふと振り返りたくなるような、さらっとしているのに素敵な装い。キメすぎていたり、無理を感じさせる装いはなんだか恥ずかしいし…。今の自分は、すっかりデニムになじんでいる。だからこそ、30年ぶりに着てみたくなりました。これからはずっと楽しんでいく予定です。100歳になってもね!(笑)」
「カーキのデニムセットアップは“COMME des GARÇONS”のもの。少しダメージが入っていても、汚く見えないのはさすが“ギャルソン”。装い全体がまろやかに見えるよう、小物はブラウンで統一します。“OLIVER PEOPLES”の眼鏡の縁も、よく見るとブラウンなんです」
「30年ぶりにデニムが欲しい、と思っていたとき出合った、“Ralph Lauren”のストレートデニム。“M・fil”のシャツでクリーンに着ています。“HERMÈS”のベルトはかれこれ30年、“OMEGA”の時計は20年ほど愛用。長く使うことで生まれる独特の“なじみ感”も大切にしています」
「Bと同じ、“Ralph Lauren”のデニム。よりカジュアルに、リラックスして着たい日は“COMME des GARÇONS”のロゴTと。小物はすべて黒でまとめてシックに引き締めます。ブーツはメンテナンスしながら、30年以上履いている“TANINO CRISCI”のものです」
1947年、大阪府生まれ。1965年に宝塚歌劇団に入団。『ベルサイユのばら』ブームの立役者に。
2000年に膠原病に倒れるも、奇跡的に一命をとりとめ、芸能活動に復帰。
73歳となった今も、コンサートなどで活躍。近著『安奈淳スタイル』(ライスプレス)も人気。
初出:2021年4月10日発行『AdvancedTime』07号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Photo: Ryo Toyoda
Editor: Nazuki Usui
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