成熟世代のタブロイドマガジンAdvancedTimeをお手元に
ファッションエディター兼スタイリストとして活躍後、2020年春夏コレクションから、コントワー・デ・コトニエのクリエイティブディレクターに就任した、ナタリー・マーシャル氏が新作のコレクションについて語る。
フランスのエスプリが利いた、モダンでエレガントなウエアが、世代を超えて愛されるコントワー・デ・コトニエ。新クリエイティブディレクター、ナタリー・マーシャル氏は新作のコレクションについてこう語る。「トレンドよりもスタイルを重視した、エッセンシャルな洋服を提案しています。インスピレーションは19世紀や20世紀のフランスの日常着、アール・ド・ヴィーヴル(美しく幸せに生きること)から。特に大切にしているのは、身につけたときにどんな気分になるか。自分らしくいられる着心地を追求しています」
長年モード界で活躍してきた彼女だが、ベースとなっているのは自身の女性としての経験だという。 「一人の女性として、現実的な視点から服作りをしています。ウエスト位置を高く取るなど女性らしさを引き立てるシルエット、コーディネートのしやすさ、シンプルながらリュクスな素材にこだわっています」
ターゲットの年齢や女性像を区切らず、どんな女性にも受け入れてもらえるブランドにしたいという。 「大事なのは年代ではなく、パーソナリティだと思うから。行けば必ず、自分らしい服が見つかる、そう思ってもらえるブランドにしたい」と語る。
日本では、年代を重視し、年を重ねることを否定的に捉える傾向があると話を向けてみると、「経験を重ね、成熟した世代は、人生のいちばんいい時期です。自分に何が似合うかが分かり、20代よりもエレガントでシックになれる、ポジティブな年代だと思います」と前向きなコメントが返ってきた。
自身も年齢を想像させない、魅力溢れる彼女に美しく年を重ねる秘訣を聞いてみた。「自分自身と平和裏な関係を持つことです。それから自分の長所短所を良く知るということ。以前は欠点と思っていたものを、それも自分の一部だと認め受け入れることで、自分自身と折り合いがつき、ポジティブなエネルギーが生まれます。それが魅力に繫がります。もちろん、外見も大事ですが、中から溢れ出てくるものが一番大切だと思います」
フランス出身。ファッションエディター兼スタイリストとして活躍後、2020年春夏コレクションから、コントワー・デ・コトニエのクリエイティブディレクターに就任。
初出:2020年3月20日発行『AdvancedTime』04号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
People / Photos: Ami Kuroishi(Clothes)
Text: Izumi Watanabe
『AdvancedTime』は、自由でしなやかに生きるハイエンドな大人達におくる、スペシャルイシュー満載のメディア。
高感度なファッション、カルチャーに好奇心を持ち続け、今までの人生で積んだ経験、知見を余裕をもって楽しみながら、さらなる幅広い教養を求め、進化するソーシャルに寄り添いたい。
何かに縛られていた時間から解き放たれつつある世代のライフスタイルを豊かに彩る『AdvancedTime』が発信する情報をさらに充実し、より速やかに、活用できる「AdvancedClub」会員組織を設けました。
「AdvancedClub」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AdvancedTime』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AdvancedTime』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。
一緒に『AdvancedTime』を楽しみましょう!
vol.023
vol.022
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.021
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.020
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.019
Special Issue.AdvancedTime×ROLEX
vol.018
vol.017
vol.016
vol.015
vol.014
vol.013
Special Issue.AdvancedTime×HARRY WINSTON
vol.012
vol.011
vol.010
Special Issue.AdvancedTime×GRAFF
vol.009
vol.008
vol.007
vol.006
vol.005
vol.004
vol.003
vol.002
Special Issue.01
vol.001
vol.000
成熟世代のタブロイドマガジンAdvancedTimeをお手元に
シャネルで奏でる、夏美人への誘い
ヒストリックカーをストレスなく楽しむ“レストモッド”という新しい選択
庭師は極めたいし俳優も学びたい。華道や茶道、陶芸にもトライしたい
シックでクラフテッド、それでいて機能的。新時代を迎えた“ジャパンキッチン”
持ち前の「強さ」に「幸福感」が積み重なり、唯一無二の美しさを放つ──。
時計好きを惹きつけるジュネーブ市街で独自開催のブランド4選
永瀬正敏が語る『箱男』。安部公房から直接、映画化を託され、27年間諦めなかった石井岳龍監督と形に。前編