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日本を代表する観光地であり、今はラグジュアリーホテル激戦区となった京都。神社仏閣が立ち並ぶ東山の地にある「フォーシーズンズホテル京都」は、800年もの歴史をもつ名庭「積翠園」を受け継ぎ、その風景に溶け込むように存在する。2024年4月には、グリル料理レストラン、〈エンバ・キョウト・チョップハウス(EMBA KYOTO CHOPHOUSE)〉がグランドオープンし、滞在する愉しみが、またひとつ加わった。
多くの神社仏閣が立ち並ぶ、京都・東山。この一角に2016年10月に開業した「フォーシーズンズホテル京都」は、平安時代から約800年の歴史をもつ名庭「積翠園(しゃくすいえん)」を受け継ぐ場所。
公道から少し離れ、ホテルのエントランスから竹林のアプローチをまっすぐ進み、メインエントランスへ。車寄せを仰ぎ見ると、日本の和傘をモチーフにしたという放射状に広がる骨組みが、ゲストを優しく包み込むように迎えてくれる。木材と鉄骨が組み合わされた緩やかなカーブは大胆かつ繊細なデザイン。
ホテルの中を抜け、1階に広がるのが「積翠園」。約1万平メートルの敷地に3,000平方メートルの池が広がる池泉回遊式庭園だ。
近年の調査により、庭園の意匠に平安末期の特徴が確認され、「平家物語」の記述とも合致したことより、平安時代末期の武将・平重盛の別邸「小松殿」の園地と伝えられている。
1階のテラスを抜けて、ガラスの橋を渡り、庭園内を散策する。時に立ち止まり、景色、石、灯篭、滝、植物などを見て、吹き抜ける風などを肌で感じる。古人も初夏は新緑、秋は紅葉、そして春は桜をめでて季節の移ろいを感じたのであろうと思いを馳せる。
現代に生きる我々は、石畳の小路の先にある数寄屋造りの茶室のラウンジに立ち寄って、名庭を眺めながらシャンパーニュをいただいたりすることもできる。
夕刻にアペリティフを楽しんだら、〈エンバ・キョウト・チョップハウス(EMBA KYOTO CHOPHOUSE)〉でディナーを。庭園を臨む絶好の場所に、2024年4月にグランドオープンした、自家製熟成肉のステーキやシーフード、地産の野菜を炭火焼きのグリル料理で堪能できるレストランだ。
店名の「EMBA(エンバ)」は、3つの「宴・炎・縁(エン)」より。ヴィーガンやペスカトリアンなど幅広い食の志向があっても、親しいみんなと一緒に楽しく過ごせるようにと、肉料理だけでなく魚介や野菜を主役にしたメニューも数多い。
「シーフードプラッター」は、牡蠣、車海老、蟹、イイダコ、雲丹、帆立、ロブスターなど新鮮な魚介を贅沢に盛り込んである。「エンバクラブケーキ」は、国産ずわい蟹をハーブとレモン風味のタルタルソースで爽やかに。
メインの肉料理は〈30日熟成鹿児島県産 Tボーンステーキ〉。焼き方は、アルゼンチン出身の料理長・セバスチャン・バルクデス氏にお任せしよう。同氏が厳選し、熟成の時を経て旨みが増した肉の味わいと、炭火焼由来の香りをみんなでシェアしよう。
STAFF
Writer: Fukuko Hamada
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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