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城下町の趣漂う「ホテルインディゴ犬山有楽苑」で唯一無二の思い出を【前編】

IHG ホテルズ＆リゾーツの「ホテルインディゴ」は、その街の個性とその土地ならではの歴史や文化を、ホテルのデザインやアート、ストーリーテラーなサービスなどのホテル体験を通して、その土地にある「ネイバーフッドストーリー」をゲストにお届けするライフスタイル・ブティックホテルブランド。まるでタイムスリップしたかのような、城下町の風景を残す愛知県犬山市の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は、古くから受け継ぐ犬山の伝統をモダンにアレンジ。優雅でいながら、オリジナルの宿泊が堪能できる。

LIFESTYLE Jan 22,2024

名古屋から電車に乗って30分ほど。「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は、城下町の情緒を色濃く残す愛知県犬山市に誕生した、ライフスタイル・ブティックホテル。ホテルのロビーやエレベーターホールからは国宝五城のひとつである犬山城が望め、また国宝茶室「如庵（じょあん）」を有する日本庭園有楽苑（うらくえん）が隣接するなど、ふたつの国宝の間に位置する、抜群の立地が魅力だ。

窓の向こうに広がる圧巻の景色。山の上には国宝犬山城が。天候によっては庭の水盤に、風景が映し出されることも。

犬山のほかに、軽井沢、箱根強羅、渋谷と全国４か所に建つ「ホテルインディゴ」は、「ネイバーフッドストーリー」がコンセプト。地域ごとにホテルのネイバーフッドストーリーが異なり、豊かな時間を過ごすだけでなく、その土地ならではの文化や背景が感じられる、インテリアデザインや食、観光プログラムにこだわっている。たとえば犬山の象徴といえば、国宝犬山城、国宝茶室「如庵」、犬山祭、木曽川鵜飼など。それらをアイコンに、ホテル全体が構成されているのだ。たとえばレセプションには茶室「如庵」をモチーフにした円窓があしらわれていたり、ラウンジ隣にある「ザ・バー夜車山（よやま）」には、犬山祭に登場する車山（やま）をイメージした照明が飾られている。「ホテルインディゴ」らしいカラフルなデザインを基盤に、犬山の伝統文化を再解釈した内装は、とてもモダンで新鮮だ。

エントランスをくぐると目に映るレセプション。茶室「如庵」をモチーフにした円窓が象徴的だ。

犬山祭のクライマックスを表現したという、明るくビビッドなラウンジ。奥のバーカウンターには、車山をモチーフにした照明が吊るされている。

ここで少し、犬山についての情報を。愛知県北部の尾張地方にある市で、戦国時代には合戦の舞台となり、また江戸時代には犬山城の城下町として栄えた歴史をもつ。その史跡が現在でも多く残され、また木曽川をはじめとする豊かな自然にも恵まれており、静かで趣深く、ゆっくりと旅を楽しむには最適な場所。国宝犬山城からの城下町や日本庭園有楽苑、季節によっては犬山祭（毎年4月第一土曜・日曜）や木曽川鵜飼（6～10月）など、街自体はコンパクトだが、見どころは豊富だ。