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森を出た先に現れたオロ湾に近い場所にあるピッシンヌナチュレルは、とにかくエメラルドグリーンの色が濃く、近くまで行くと驚くほど透明! あまりに海が清らかで、海の上から泳ぐ魚が目視でキラキラ光って見えるのです。ここは隆起珊瑚により自然に海水がせき止められてできた入り江の天然プール。もちろん海水なのですが、波がまったくなく、中央にある珊瑚礁の周りには鮮やかな色の魚が優雅に泳ぎ回っています。遠浅の砂浜なので、本格的なシュノーケリングというより、足が届く場所まで海を歩き、少し潜っただけで魚がたくさん見えるので、泳ぎが苦手な人でも楽しめるのが素晴らしい。足がつかない場所までゆったり泳いだら、まるで深海の中で魚と一緒に泳いでいるように、すぐそばに魚がたくさん。ナンヨウスギの景色も印象的なピッシンヌナチュレルの神秘的な絶景。いつまでも海の中に浮かんでいたくなります。心地よすぎる!
時間を忘れて海とたわむれた後は、また森を少し進んだ先にある海沿いのレストラン『SNACK LE KOUGNY 』にて待望のランチタイム。体を動かしたあと、風に吹かれて海の目の前で優雅な食事ができるなんて、ここは本当に天国! ワインを飲みながら待っていると登場したのはイルデパン産大きなエスカルゴの前菜ディッシュ。こちらはココナッツミルクで炊いたご飯の上に5年物の大きなエスカルゴグリルが載せられたお料理。このサイズのエスカルゴが獲れるのはイルデパンだけで、島外に持ち出しは禁止なので、この島でしか頂けない貴重な名産品。貝のようなムチッとした弾力のある食感で、ガーリックパセリバターのソースをご飯と混ぜて頂くと絶品です。
そして、メイン料理は、大きなトレイに美しく盛り付けられた豪快なシーフードプラッター。ロブスターやウチワエビのローストに、さっぱりしたサラダはレモンのような香りがするマッシュルームの葉がアクセント。そして、ココナッツをまとわせたタロイモマッシュとライス。海の美味しさがぎゅっと詰まったシーフードをご飯と一緒に頂けるのも日本人としては嬉しい限り。地元で採れた食べ応えのある大きなシーフードは贅沢そのものです。ゆったりランチタイムを楽しみました。
ランチのあとは、海の中を15分ほどまたザブザブ歩いてホテルへ。お風呂で砂を落とし、ゆっくりバスタイム。ニューカレドニアのホテルには湯船のあるホテルが多いのも最高です。ぜひお気に入りのバスソルトを持ち込んで! 海遊びやウォーキングで脚を酷使したあとのバスタイムは格別です。
この日のディナーは、夢のようなサンセットを眺めつつ食事ができる『Hotel Kou Bugny』のレストラン。暮れ行く空のダイナミックなパノラマを臨むテラス席でサンセットカクテルを楽しみ、暗くなったら店内へ。
ワインとクラシックなフランス料理を堪能しました。そして、今日も早めに眠りにつくことに! イルデパンでは、朝日と共に目を覚まし、日が暮れたら早めにベッドへ。自然のリズムに合わせて過ごしたくなる、極上の自然に囲まれたこの地のステイは、まさにウェルネスツーリズムそのものです。
次の日はイルデパンの島の見どころを巡りました。島の南端に位置するバオ村は島民たちの生活の中心地。いちばんのシンボルは、イルデパンでもっとも大きなカトリックのノートルダムドアソンプション教会です。優しいピンク色が印象的な可愛らしい教会で、日曜日のミサには多くの住民が正装をして集まります。また、カトリックの宣教師が初めて上陸した場所に建てられたサン・モーリス記念碑もイルデパンを代表する見どころ。メラネシアの魔除けである木彫りのトーテムポールがキリスト像を守り、カトリックへの信仰心を大切にしていることがうかがいしれます。
またドライブの道中、立ち寄ったのは美味しい水が湧き出る場所。水道水が飲める国は世界でたった数か国とされていますが、ニューカレドニアもそのまま飲めるとされる地域。日本もそうですが、お水が美味しい国は世界でも貴重な美しい土地なのですね。
そして、ホテルから街へ向かう山中には、ニアウリが生い茂っていたり、サンダルウッド(白檀)の香木やココナッツジュースを売っている小さなカフェが。イルデパンだけでなく、ニューカレドニア全体にふんだんに生息するアロマテラピーに使用される薬効植物、ニアウリやサンダルウッド、タマヌのおかげか、ニューカレドニアは空気が清浄で、感染病も少ないと言われています。
自然に抱かれ、心が浄化されるようなイルデパンの清々しさ。世界遺産の海に触れ、木々と呼吸を共にし、優しい時間を過ごせるこの島には、特別な精霊が宿り、天国のような場所を守っているかのよう。自然が誘う静寂こそがいちばんの贅沢なのだと実感させられた2泊3日でした。次回は、ニューカレドニアで頂いた絶品グルメをご紹介します。(ラグジュアリートラベル ニューカレドニア③天使の海老やイルデパンエスカルゴだけじゃない、美食の天国、ニューカレドニア!へつづく)
*日本からのヌメア・トントゥータ空港到着は深夜着になります。ヌメア1泊は必須となり、イルデパンへの往復便も、ご自分でご手配、お支払いしていただくことになります。ご了承ください。
*2024年9月30日まで有効(BLACKOUT2023年12月23日~2024年1月15日)。当選券は当選者のみの権利となります。譲渡、転売、換金不可。空港送迎料金は含まれておりません。
■締め切り:2024年1月9日(火)23:59まで
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Edit: Maiko Takeda
Composition: Kyoko Seko
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