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GPS機器のパイオニアで知られるガーミンが、恒例のランニングイベントを開催。味の素スタジオでのグラウンドや外周を回るコースで、普段なかなか入れないグランドを走れるとあって貴重な体験となった。ランニング専用の最上位モデルを着用して走った、その使用感をレポートする。
GARMIN RUN JAPANとはアメリカ発のGPS機器のパイオニア、ガーミン主催のランニングイベント。ランニングGPSウォッチを試しながら、走り始めた初心者から自己ベストを目指すシリアスランナーまで、全ランナーが楽しめるイベントだ。
3回目となる今回は2026年1月31日・2月1日の二日間にわたって味の素スタジオで開催。昨年の4000人から約7000人まで増え、ランニング人気を肌で感じさせてくれる。種目は5㎞、10㎞に、今年は4時間25分耐久リレーマラソンという2名から12名までチームで楽しめる新種目も加わった。
ゲストランナーにはフルマラソン自己ベスト2時間6分45秒の記録を持つ高久龍選手や、吉本興業所属のがんばれゆうすけさんらも参加。芸人らしく10㎞のWAVE1のスタートセレモニーを盛り上げてくれた。

今回はランニング専用の最上位モデル「Forerunner 970」を着用して10km部門のWave1に参加した。
ガーミンウォッチはこのモデルが初めてではない。『Instinct』や「Forerunner265」も所有していて、『Instinct』はアウトドア全般に対応するので、ランニングはもちろん、スイム、バイク、登山などにさまざまなスポーツに対応している。対して「Forerunner 265」は、ランニング専用のギアだ。どのモデルにも入っている時間、距離、ペース、心拍数の機能だけではなく、ランニングに特化したVO2 Maxが測定できるのが特徴だ。「Forerunner 970」はランニング専用ウォッチの最上位モデルで、従来のモデルに初のマイク&スピーカーを搭載し、ケースサイドのプッシュボタンやタッチスクリーンでの操作に加え、時計に話しかけるだけで画面が切り替わる。手が離せないとき、集中しているトレーニング中でより効果を発揮する機能だ。またフルカラーマップ&ClimbPro(コース上にある登り坂の距離や平均勾配、残りの上昇量などをリアルタイムで表示する機能)で、走行位置を正確に表示してくれる。トレランもする筆者には文字盤上でナビしてくれるのがうれしい。

「Garmin Connect」というスマートフォンの専用アプリをダウンロードして連動させておくと便利。ダウンロードしていなくても使えるが、連動させておくと、ランニングの距離、時間、心拍数、ピッチなどのさまざまなデータを簡単に振り返ることができるのでおすすめだ。日々のトレーニングは、距離と走った時間さえわかれば十分だが、Garmin Runのようなレースに出る前には、ペース走は必須。ロングスロウディスタンス走、テンポ走、インターバル走といった、いろいろな設定ができ、設定からずれるとアラームや音声で知らせてくれる機能があるので、ガチランナーでも信頼できるギアだ。また従来のVO2Maxに加え、ランニング耐久値や、エネルギー効率の良し悪しを数値化するランニングエコノミー機能が追加されている。

レースは調布の味の素スタジオのグラウンドをスタートして、外周をグルっと回る1周2.5kmを4周する10kmコースにエントリー。天気もよく2月はじめとしては比較的暖かくて気持ちよく走れた。着用した「Forerunner 970」は、「Forerunner 265」と比べてサイズはほぼ同じでケースのベゼルやサイドにメタルの高級感を備える。画面は1.4インチのAMOLEDディスプレイで、太陽光の下でもはっきりと文字を読み取れた。さすがは最上位モデルだ。走っている間はほぼ気にならない重量も良好だった。結果は43分50秒で完走。フルマラソンだと3時間30分くらいで完走するタイムだ。年末は体調がすぐれず、しっかり日々の走り込みができていなかったため体力がもたず、中盤以降失速してタイムが伸びなかった。最大心拍数も普段より上がっておらず、力を発揮できなかったといえる。

Garmin Runとは別に、丹沢の蛭ヶ岳を南陵から登るコースに「Forerunner 970」を使用してみた。日々のランニングトレーニングでは使うことがない新機能のマイク&スピーカーを使ってみるためだ。特にウォッチ自体が音声に反応して操作できる音声コマンドを試してみたかった。
丹沢は首都圏でも人気の山域で、休日の晴れた日には数千人が登る人気スポット。蛭ヶ岳は丹沢山域のなかではもっとも標高の高い1673mの奥座敷だ。蛭ヶ岳に登頂するルートにはいくつかあるが、丹沢でも最難関ともいわれる南陵のバリエーションルートから単独でアプローチした。冬季の丹沢は非常に寒いが、名物のヒルもダニもおらず、ハチもアブも多分クマもいないので条件はいい。しかし、バリエーションルートであるこのコースを歩く人は、登山アプリなどでチェックしても2カ月に一人か二人くらいだ。道も不明瞭で迷いやすく遭難の可能性もあるので、「Forerunner 970」の音声コマンドでログを取りながら進んだ。GPSをはじめとしたマルチバンドは性能が高く、不明瞭で踏み後の薄い樹林帯でも、地図でナビゲーションしてくれる位置情報の精度は高いと感じられた。
ルートは小田急の新松田駅からバスに乗り、玄倉バス停で下車。そこから緩やかに傾斜した林道と川原を15キロ進み、残りの1キロを一気に600m登り山頂へ着くと、その後丹沢山や塔ノ岳を経て大倉バス停に下山する。最初の10kmは川原ゾーンまでは走るが、そのあとからは道はわかりにくく迷いやすい。画面で地図を確認しながら、音声コマンドでNとEで表示される座標を500mごとくらいにポイント登録していった。この機能の合わせ技はとても使いやすく安心できる。蛭ヶ岳直下の取りつきにたどり着くと、あとは登るだけだ。前半は両手両足を使う急斜面の尾根筋を辿るので音声コマンドはここでも助かった。そのほかにも高度計、気圧計、電子コンパスが備わっているのも心強い。その後、イバラが道をふさぎ、藪漕ぎしながら全身を棘で引っかかれながら進み、なんとか蛭ヶ岳に登頂。休憩後は高速道路のように思える一般登山道を一気に駆け下り、2時間30分ほどで大倉バス停までたどり着いた。

「Forerunner 970」を着用して実際に走ってみて、重量も気にならず快適にランができた。画面はタッチパネルや音声で操作性がよく、GPSの捕捉スピードも速く手使いやすかった。さまざまな機能が備わっているので、健康志向のランナーから競技志向のランナーまで、目的に応じて心強い味方になってくれる。アプリでデータを見直すことができるので、モチベーション維持にも一役買ってくれるだろう。
アスリートからランニング愛好者まで、ランニングをする人から支持されるランニング専用GPSウォッチの最上位モデル。1.4インチのAMOLEDを採用したタッチディスプレイを備えており、運動時にも見やすい。時間、距離、ラップタイムなどはもちろんのこと、トレーニング負荷による疲労を数値化した「負荷比」やラン時にどれだけパワーを発揮しているかわかる「ランニングパワー」などの機能を備える。またランニング耐久値、ランニングエコノミー、LEDフラッシュライトなどの新たな機能も加わった。ランニング時の機能以外にも、Suicaでのタッチ決済や、音楽の保存・再生も可能で普段使いも便利。バッテリー駆動時間はスマートウォッチモードで約15日間。12万1800円。

STAFF
Writer: Katsumi Takahashi
Editor: Kyoko Seko
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