素敵な大人は、生き方も着こなしもカッコいい！

私のスタイル「#今ここ」

おしゃれも人生も、クリエイトし続けるその姿には、世界も注目！ 人生観、着こなし、夢… 「止まる」という文字、7人の辞書にはありません！

FASHION Dec 4,2021
素敵な大人は、生き方も着こなしもカッコいい！

目次

“Chic Décontractéが理想”

リズ・スターリングさんの画像
リズ・スターリングさん
Liz Stirling, Age57, Paris
アーティスト、画家（植物、野菜、風景などの静画を中心に）

エルメスの名作スカーフ『カレ』のモチーフを描いたり、マーティン・グラントに絵柄を提供したり、ファッションブランドとのコラボレーションが常に注目。Chic Décontracté（自然体でシック）、がおしゃれのモットーという彼女は、チャーミングな笑顔とクラシカルな黄色のシャツが印象的！

「夢は、いつかブルターニュとパリを半々で暮らすこと。海沿いの家で絵を描き、ガーデニングをして……、都会では味わえない、自然に触れての生活が理想だわ」

Instagram@lizvegas99

“ヴィンテージを心から愛している”

ジョン・ロスさん・ドン・カーニーさんの画像
ジョン・ロスさん（左）
John Ross, Age53, Boston
ドン・カーニーさん（右）
Don Carney, Age52, Boston
PATCH NYCを共同経営、デザイン

ハンドメイドのコスチュームジュエリー、アートやインテリア作品が話題のPATCH NYC。そもそもは、「ジョンのお母さんが作った手編みのセーターにインスピレーションを受けたのがきっかけ。最近は、パリやインドへの旅や蚤の市での出合いがある度、制作意欲を搔き立てられる」という。カジュアルなシャツに重ねた“味”のあるアクセサリーが唯一無二の存在感を生み出して。
www.patchnyc.com

“デザイン哲学を感じる服が好き”

トッサーニ 糸田敦子さんの画像
トッサーニ 糸田敦子さん
Atsuko Itoda Tossani, Age50, Tokyo
Riccardo Tossani Architecture代表取締役, インテリアアーキテクト

L.A.の建築事務所を経て、独立。グアムのRing Chapelや六本木ヒルズのジョルジオ アルマーニ、数々の有名ホテル、さらにはインターナショナルなニセコの“今”を作った立役者。拠点は話題のニセコを始め、なんと5都市！タキシードジャケットはトム・フォード期のサンローラン。

着こなしが潔くシンプルなのは「デザイン哲学の強い服を尊敬し、その世界観を壊したくない」のが理由。「愛されるより愛したいし、与えられるより与えたい」

人生も、デザインもすべて自分でクリエイトする…そんな生き様が格好いい。

Instagram@atsukoitodatossani

“エレガンスを持ち自分に正直に生きる”

ステファン・ジョンソンさんの画像
ステファン・ジョンソンさん
Stephan Janson, Age64, Milan
“STEPHAN JANSON”のオーナー兼デザイナー

ミラノ社交界のマダムたちの間で常に話題の人物といえば、彼。’80年代にサンローランとケンゾーでオートクチュール技術を学び、自らのブランドを設立。

「女性の服は美しいことが重要だけど、自分が着る服は着心地のよさ重視。このバギーも自分で作ったんだ」

モロッコのタンジェに学校を作り、フランス語を教えるなど、ボランティア活動にも積極的！

“スタイルアイコンはDavid Bowie”

リン・スレーターさんの画像
リン・スレーターさん
Lyn Slater, Age66, NYC
大学教授（専攻は社会福祉）、ブログ『ACCIDENTAL ICON』主宰

黒のロングシャツにチュールスカートを合わせるバランス感覚が格好いい！数年前、NYコレクションの会場近くを歩いていたら、ファッショニスタと間違われ、フォトグラファーに囲まれたのを機に、ブログをスタート。その名も『ACCIDENTAL ICON』。パワフルな写真と社会性の強いメッセージに、世代を超えてファン多数。ユニクロやヴァレンティノもモデルとして起用。

今後のプランを聞いてみたら「先のことは考えないようにしている。今、起きていることとしっかり向き合うためにね」

“ジャージ素材で、職人仕事にも最適”

八木隆裕さんの画像
八木隆裕さん
Takahiro Yagi, Age44, Kyoto
開化堂6代目、茶筒職人

明治8年の創業以来、変わらぬ手法で手作り茶筒の伝統を守り続ける一方、パスタ缶の開発、Kaikado Caféの開業、革新的な海外戦略を行う。ロンドンのV&A博物館に茶筒が永久保存されるなど、今世界が注目！海外実演でよく着るのは、ストイックなデザインのRAINMAKERのセットアップ。作務衣ではない新鮮さと、「実はジャージ素材で楽」だという。

「100年前の茶筒が、今修理に返ってくる。それは今買って頂くものが、100年後戻ってくるということ。そのために次の代にバトンを渡していくことが大事」

Instagram@takachakan

初出：2019年09月23日発行『AdvancedTime』02号。掲載内容は原則的に初出時のものです。

STAFF

Photos: Akira Maeda（Tokyo）, Frankie Vaughan（Milan）, Ayumi Shino（Paris）, Calvin Lom.（NYC）
Coordinate: Junko Takaku（NYC,Boston）, Kiyoe Sakamoto（Milan）, Hiroko Suzuki（Paris）
Realization: Rie Yokoyama

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