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オーデマピゲが創業150周年を記念した「ハウスオブワンダーズ展」を開催

スイスの高級時計ブランド、オーデマピゲは2025年で創業150周年を迎えた。それを記念した特別展「ハウスオブワンダーズ展」が東京・銀座で開催中。歴史に触れ、最新技術のVR体験ができるファン必見のイベントだ。

FASHION Dec 5,2025

オーデマピゲは1875年にスイス・ジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業したスイス三大時計ブランドのひとつ。創業150周年を機に、その歴史と真摯な時計作りを多くの人に知ってもらおうと企画されたのが、銀座・並木通りの一角で開催されている特別展「ハウスオブワンダーズ展」だ。

この企画展は、2フロアで5つのテーマによってオーデマピゲの魅力を伝えてくれる構成となっている。

まずエントランスを抜けると、ジュウ渓谷の自然を想起させる黒と緑を基調とした「時のギャラリー」へと入る。このコーナーでは、創業者であるジュール＝ルイ・オーデマとエドワール＝オーギュスト・ピゲの家系図や、アーカイブの文書や資料のレプリカ、古い旋盤機などが展示される。150年前に創業した当時の背景や雰囲気を感じことができるようになっている。

次の部屋では、マニュファクチュール（時計のムーブメントを一貫製造するメーカーのこと）らしいムーブメントのパーツが並ぶ。オーデマピゲは、ムーブメントをパーツ製造から組み立てまで自社で行うことができる時計ブランドである。それは独自の時計が生まれ、技術力の高さの証明にもなっている。展示ではそのムーブメントのパーツの組み立て工程やケースの削り出しから成形されていく過程が並ぶ。中央のカウンターではムーブメントの仕組みや、手作業によるケース等の装飾方法を技術スタッフから直接聞くことができる。

機械式ムーブメントの魅力に触れられるコーナーの画像 — 機械式ムーブメントの魅力に触れられるコーナー。「CODE 11.59 バイオーデマピゲ」コレクションのケースとムーブメントが、どのような工程を経て完成するか、その製造工程を展示している。

2階へ進むと、ジュネーブのVR製作会社ドリームスケープ社とオーデマピゲが共同開発したブランドの前衛性とクリエイティビティに焦点を当てた体験型コンテンツを楽しめる。VRゴーグルを装着し、360度の映像世界に没入できる革新的な演出は必見だ。さらに進むと巨大な金庫を模したゲートが現れ、「デザインの金庫室」と題してアーカイブピースから最新コレクションが並ぶ展示室が広がる。そこでは歴代のロイヤルオークや世界初の自動巻きトゥールビヨン腕時計など、貴重なタイムピースも展示されているのも見どころだ。

ブルーの巨大な金庫にデザインされた扉の画像 — ブルーの巨大な金庫にデザインされた扉。その中に入るとスイス本国から取り寄せたアーカイブピースから、なかなか実物を見ることができない最新のハイエンドモデルまで展示される。

長大な歴史の中でさまざまな視点からなる時計製造について掘り下げて、オーデマピゲの魅力を体感できるこの特別展。たとえ時計に詳しくなくても、楽しめるコンテンツが盛り沢山なので、是非、足を延ばしてほしい。

「ハウスオブワンダーズ展」

期間：～2026年4月30日（木）
時間：11:30～19:30 （最終入場18:30）
住所：東京都中央区銀座6-7-12
入場料：無料（予約優先）
予約：オーデマピゲウェブサイト内予約ページより
https://aplb.ch/a0968e8a-f890-4a78-be9c-58ebb3555b90

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