
タブロイドマガジンAdvancedTimeをお手元に
夕食は食事処にて。夕暮れの棚田の風景を愛でながら、ゆっくりと歩いて向かう。
ディナーは半個室の空間で「山のももんじ鍋会席」を。
先付は猪と大分名産の椎茸を合わせ、最中に仕立てた「猪と椎茸の最中パテ」。濃厚なパテは、大分県宇佐市にある安心院(あじむ)葡萄酒工房の「安心院 スパークリング ロゼ」とともに。
スタッフから、くぬぎの木が多いこの地域では、農家が農閑期にくぬぎの木を利用して椎茸栽培を始めたことから生産が盛んになったことなどを聞きながら味わう。
そして、八寸や造り、酢の物などが楽しめる「宝楽盛り」は、プレゼンテーションで目も喜ばせてくれる「界」のディナーのお楽しみ。
メインは「山のももんじ鍋」。鹿や香味野菜でとった滋味深い出汁に鶏肉、猪肉、豚肉をくぐらせて、かぼすポン酢で食べる。締めは、鍋に蕎麦を加えて数分茹で、旨みたっぷりの出汁とともに味わった。
食後は、暗くなった棚田から聞こえるカエルや虫の鳴き声を耳にしながら客室へ。明かりを落とし蛍かご照明のみにすると、まるで生きた蛍がいるかのよう。静かに夜は更けていった。
翌朝は、少し早起きして敷地内を散策。体操にも参加して自然の中で深呼吸し、お腹を空かせて朝食へ。
くぬぎ林の客室露天風呂もいいけれど、天気のいい日は露天風呂から由布岳を間近に望むことができる大浴場での湯あみも楽しみたい。まずは内風呂の「ぬる湯」でじっくりと体を温めて、源泉かけ流しの「あつ湯」へ。そして、開放感ある「露天風呂」へ。
存分に温泉を楽しんだ後は、湯上がり処で棚田を眺めながらクールダウン。
そして、「界」滞在の楽しみのひとつは、地域の文化を体験する「ご当地楽」。「界 由布院」の「原風景を感じる、わら綯(な)い体験」では、農閑期に行われてきた手仕事「わら綯い」で「お守り」作りに挑戦。トラベルライブラリーに隣接したスペースで棚田の風景を目にしながらのひとときだ。
水で湿らせて柔らかくした藁を両手で挟み、手前に引いて撚り合わせていく。お手本を見ているのは簡単でも、思うように手が動かない。それでも、手前に福を招きながら綯うこと約10分でどうにかお守りに仕上がった。
稲わらのナチュラルな感触や香りを感じるとともに、生活に根付いた藁綯いの大変さも実感した。
滞在中は、棚田がオレンジ色に輝く夕暮れ、夜、そして、朝と、表情を変える風景を眺めながら過ごした。棚田と周辺の自然のピュアな美しさは日常を忘れる別世界であり、感動を覚えながらも、どこか懐かしく、くつろげる場所。季節を変えて訪れたい、そういった気にさせる滞在となった。
旅の途中や帰りには、由布院を代表する金鱗湖やJR由布院駅周辺、アートスポットなどを巡るのもおすすめだ。
「界 由布院」のご当地部屋「蛍かごの間(和室)」(夕・朝食付き)ペア宿泊券を1名様に抽選でプレゼントいたします。
※有効期間:2025年9月1日~2026年2月28日。除外日あり。
◾️締め切り:2025年8月10日23:59まで。
ご応募いただくには小学館IDへのログインが必要です。是非、小学館IDへ会員登録(無料)の上、ご応募ください。
北アルプスの麓、大町温泉郷にある「界 アルプス」。敷地内の中庭には小川が流れ、目にも涼やかな避暑にぴったりの場所。囲炉裏を囲むディープな田舎体験を提案する「ご当地楽」は、子供も大人も楽しめる。また、チェックイン後には「おやき」、夜には地酒の燗酒、翌朝は目覚めの「おめざがゆ」が用意され、地元の食文化に触れ、夏の疲れた体を癒す滞在ができる。
STAFF
Writer: Fukuko Hamada
Photos & Editor: Atsuyuki Kamiyama
『AdvancedTime』は、自由でしなやかに生きるハイエンドな大人達におくる、スペシャルイシュー満載のメディア。
高感度なファッション、カルチャーに溺愛、未知の幅広い教養を求め、今までの人生で積んだ経験、知見を余裕をもって楽しみながら、進化するソーシャルに寄り添いたい。
何かに縛られていた時間から解き放たれつつある世代のライフスタイルを豊かに彩る『AdvancedTime』が発信する情報をさらに充実し、より速やかに、活用できる「AdvancedClub」会員組織を設けました。
「AdvancedClub」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AdvancedTime』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AdvancedTime』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。
一緒に『AdvancedTime』を楽しみましょう!
vol.026
vol.025
vol.024
vol.023
vol.022
vol.021
vol.020
vol.019
vol.018
vol.017
vol.016
vol.015
vol.014
vol.013
Special Issue.AdvancedTime×HARRY WINSTON
vol.012
vol.011
vol.010
Special Issue.AdvancedTime×GRAFF
vol.009
vol.008
vol.007
vol.006
vol.005
vol.004
vol.003
vol.002
Special Issue.01
vol.001
vol.000