日本初上陸したイタリアのハンドメイド製ワイングラスブランド「ARCHÈ」。

伝統的なガラス吹き技術と現代デザインの融合

酒の味を五感でたしなむ紳士にとって、美しいデザインと心地良い手触りをもつグラスが、味わいをより深めてくれることを熟知している。こうした経験豊かな酒通に注目されているのが、2020年にイタリアで生まれたハンドメイド製ワイングラスブランド「ARCHÈ（アルケ）」だ。「ARCHÈ」とは、古代ギリシャ哲学で「すべての源泉」意味する概念。自然の恵みが職人の技術と敬意によって美しい形に生まれ変わる様子や、自然産物の芸術品としてのワイングラスを提供する理念をブランド名で表現した。

「ARCHÈ」は、創業者のフランチェスコ・サヴェリオ・ルッソ氏が考案した、細かい香りがグラス内で循環する「対流構造」をベースにしたモダンデザインと、ボヘミアの伝統技術を受け継ぐ熟練職人達がマウスブロー（口吹き）技術が融合したクリスタルガラス製品を展開。ブランド創設からわずか2年半で世界30か国以上への出荷を実現し、イタリア国内では三つ星を始め、多くの高級リストランテからも支持されている。ワインテイスティングの感覚を最高レベルに引き上げるという魔法のような評価を獲得し、2023年に日本初上陸。日本酒用グラス「PERPETUUM（ペルペテューム）」をリリースした。

ARCHÈ GLASS × 油長酒造 × 紫舟のスペシャルイベントを開催！

「PERPETUUM」の日本発売を記念し、文化の枠組みを超えた「伝統と革新、未来へ」をテーマに、「和」の魅力を凝縮したディナーイベント「ARCHÈ CRYSTAL NIGHT 2023」が銀座で開催された。イベントチケットは早々と完売。「ARCHÈ」への関心度の高さを物語った。

当日、振る舞われた日本酒は、享保4年（1719年）創業の酒蔵 油長酒造が誇る伝統と革新から生まれた「風の森」。日本清酒発祥の地・奈良にある油長酒造は、寺院醸造に由来する古の伝統技法「菩提酛」や、特許を取得した「氷結採り」などの先端技法と古の酒造りを巧みに用いることで銘酒「風の森」、「水端（みづはな）」を創り上げた蔵元だ。

当日は、油長酒造 十三代蔵主 山本長兵衛氏が、「風の森」の搾りたてに木の香りを乗せた、一夜だけの特別な日本酒を「PERPETUUM」とともに来場者に提供し、日本酒の新しい可能性と魅力を伝えた。

また、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字や、フランス・ルーヴル美術館地下会場での金賞受賞で知られ、イタリア サルデーニャ島での個展も大成功を収めた世界的な書家、紫舟氏によるスペシャルパフォーマンスも開催。紫舟氏が初めて披露する作品「龍に翼を得たる如し」の流麗かつ力強い筆勢で観客を魅了した。“強いものがさらなる強さを手に入れていく”さまを表すこの言葉は、ARCHÈの革新的なグラスを通じ、日本酒の伝統を次世代に繋げていく想いとリンクする圧巻のパフォーマンスとなった。

さらに、テーブルを彩るパナソニックの次世代照明機器 LANTERNA（ランターナ）が、ARCHÈグラスの透明感や繊細さを表現した映像を投影。最新のテクノロジー「LANTERNA」の光によって、エレガントな雰囲気に包まれ、日本文化も感じられるハイブリッドな空間を演出した。

日本酒やワインの味わいのひと時を「ARCHÈ」でより輝かせて見てはいかがだろうか。

日本酒用グラス「Perpetuum（ペルペテューム）」

洗練された美しさに加え、口に入る日本酒の量と酸素をコントロールし、永続的に旨味と酸味を感じられるように設計。主に香り高い大吟醸酒や吟醸酒、長期熟成酒や古酒に適している。

Genio Sake（ジェニオ サケ）

万能型グラス「ジェニオ」を日本酒でも楽しめるようにアレンジ。軽く滑らかで肌ざわりの良いガラスの質感を手のひらで感じることができる。生酒や軽快で滑らかな本醸造酒、純米酒、生酛系のコクのあるタイプに最適。